概要
地球がパッカーン
学校の図書室で『よげんの書』を見つけた小学五年生のあんず。
でも、中身は白紙。
がっかりしながらも、友だちのミコちゃんに教えてあげていたところ、突然、『よげんの書』に文字が浮かんできて――?
十歳の女の子が友だちと協力して、地球の危機を救う……そんな、おはなし。
◇第七回角川つばさ文庫小説賞応募作。
1話1000文字前後です。読みやすさを意識して書きました。
でも、中身は白紙。
がっかりしながらも、友だちのミコちゃんに教えてあげていたところ、突然、『よげんの書』に文字が浮かんできて――?
十歳の女の子が友だちと協力して、地球の危機を救う……そんな、おはなし。
◇第七回角川つばさ文庫小説賞応募作。
1話1000文字前後です。読みやすさを意識して書きました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!はじまりは一冊のよげんの書。そこから紡がれる小学生たちの奮闘。
最初は、何やら怖い雰囲気。いつもは白紙のよげんの書に、赤い文字でよげんがいきなり浮かび上がるのですから。
でも、後半にいくにつれて、段々と地球を救うためのあんずたちの奮闘がはじまり、展開に引き込まれていきました。
あんずの語り口が読みやすく、同時に彼女の性格が感じられ、彼女の考えに笑ってしまうことも何度かありました。
彼女だけでなく、友達のミコちゃんやケイゾーといった人物たちも魅力的です。
「地球がパッカーン」というキャッチコピーが気になった方、一話一話も短くすっと読めますので、まずは数話読んでみてはいかがでしょう。 - ★★★ Excellent!!!本を開けば、『文字』が告げる
小学5年生のあんずは、図書室で『よげんの書』を見つけます。
中を開けてみたら白紙。でも、なんだか、気になる。
そんなあんずは、友達のミコちゃんに相談し……。
そんな冒頭から始まる児童向けの物語ですが、大人でも十分楽しめます。
というのも。
なんかこう、懐かしいんですよね。
兄弟姉妹関係、きぃきぃ鳴る自転車、おばあちゃんが勧めるお菓子、お友達のお家が素敵に見えること、意地悪な男の子……。
もう、『学校』と呼ばれるモノから離れ随分と経ちますが、あんずちゃんたちと一緒に振り返った気分です。
私はこの作者様の『ソレイユの涙』に衝撃を受けたのですが、この作品は全くの真逆。
楽しく、ほのぼのとした…続きを読む