第31話 ハコネ
翌日、トウメイハイウェイ下り線でゴテンバインターチェンジまで行き、そこのジャンクションを利用してヒガシフジハイウェイでシンゴテンバインターチェンジのシンゴテンバサービスエリアへと至った。
シンゴテンバサービスエリアの結界維持設備の管制範囲はシントウメイハイウェイの下り線スルガサービスエリアまでと上り線ハダノサービスエリアまで、ヒガシフジハイウェイのヤマナカコサービスエリアまでの北行き車線とハコネハイウェイのアシノコサービスエリアまでの東行き線だ。
ミオさんは監査、私はメンテナンスの作業を行う。
無事メンテナンス作業も終わり、観光を行うことにした。
ウイスキー工場があるという。
このあたりは地下水も美味しくその水を使ったウイスキーも美味しいという。
サービスエリアの従業員が送ってくれることになったので工場見学と試飲に出かけることになった。
サービスエリアで予約をしてくれた。
ユミさんもこの世界の成人年齢に達しているので試飲ができる。
環境のいいところにあったウイスキーやワインのやブランデーの工場は災害で被害を受けたところが多い。
ここの工場は賢者様がのアドバイスに従って結界を強めておいたため残ることができたという。
賢者様がここのウィスキーを愛飲していたらしい。
工場見学のコースのあちらこちらの表示においても賢者様を讃えている。
そしてガイドさんの発言にも賢者様を敬う言葉が出てくるのでミオさんとハルさんの機嫌がすこぶるいい。
大変にわかりやすいね。
そして工場での試飲が終わり、シンゴテンバサービスエリアに帰る途中サービスエリアの従業員から興味深い話を聞いた。
「首長竜ですか?」
「どうも違うようなのです。未知の魔物と言った方がいいと思います。結界には今のところ影響はありませんし住民にも被害はありません。目撃情報だけですから。しかし、住民が不安に思っているのも事実です。せめて調査だけでも早急に行いたいですね」
「ハコネ地域はヨコハマ王国ですよね」
「はい、そうです。アシノコサービスエリアもヨコハマ王国内です」
「ミオさん、アシノコサービスエリアまでメンテナンスに行ってもいいと思うのですがいかがでしょう」
「偶然ですね。私も同感です。こちらに被害が出てから動くのは愚かです」
「ナツさん、ユミさん、ハルさんいかかでしょうか」
「ええ、賛成です。アシノコサービスエリアには温泉もあるのですよね」
「はい、三種類のお湯を利用できます」
「よし、ではハコネへ行きましょう!」
「「「「了解!!!!」
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