第30話 アシガラ
イズサービスエリアを出発して4つのパーキングエリアで監査を行い、ヌマズインターチェンジのジャンクションからトウメイハイウェイに入った。
トウメイハイウェイのスソノインターチェンジのパーキングエリアとコマカドパーキングエリアとゴテンバインターチェンジのパーキングエリアで監査を行い、アシガラサービスエリアに到着した。
スソノパーキングエリアで昼食を済ませた。
7か所のパーキングエリアに寄ったが監査業務はミオさんの担当で結界維持設備のメンテナンスはなかったため私は暇になっていた。
アシガラサービスエリアでやっと結界維持設備のメンテナンス作業に入れる。
まだ夕方には少し時間がある。
「ゴテンバインターチェンジのジャンクションからはハコネハイウェイとヒガシフジハイウェイに入れますが、それらの結界を管制している結界維持設備はシントウメイハイウェイのシンゴテンバインターチェンジにあるシンゴテンバサービスエリアにあります。ですからこちらのアシガラサービズエリアの管制範囲は下りのスルガサービスエリアまでと上りのオオイマツダインターチェンジにあるサービスエリアまでです」
張り切って作業を行おうとしたら距離はあるけど単純だと伝えられた。
ただ明日はシンゴテンバインターチェンジのサービスエリアに行きそこでメンテナンスを行うと告げられた。
こちらでは複数の路線を見なくてはいけないということになる。
アシガラサービスエリアには外部ゾーンに隣接して大型のショッピングモールがあるということでナツさんとユミさんはハルさんとともにそちらに向かった。
メンテナンス作業が終わってから一緒に行こうと言われたがナツさんとユミさんのショッピングを楽しみたいというオーラを感じて作業を終えてから合流すると伝えて先に行ってもらうことにした。
災害前ほどではないがブランド物はこの時代もあり、ここでは多くのブランド物を購入できるらしい。
そういうショッピングに付いて行くのはブランド物に興味がない私にはちょっと・・・・・。
「婚約者なのですから二人に何かプレゼントをしなくては行けませんよ」
とミオさんに注意されたので合流することにしたが、この注意が無かったら後で合流もなかっただろう。
メンテナンス作業も部品の交換を結界維持設備内で行うだけで済んだの15時から始めた作業は40分ほどで終了し、16時にはナツさんと合流することができた。
「ナツさん、ユミさん。婚約者なのですから何かプレゼントさせてください」
「「ありがとうございます」」
で二人が選んだのは髪飾りだった。
うーん、似合っているけどブランド物はようわからん!
そんな時、2人に小声で諭された。
「ミオさんとハルさんもオートマタとはいえ人間と同じように扱ってるのよね」
そうだね、お世話になっている二人にもプレゼントが必要だな。
そしてナツさんとミオさんからアドバイスされ、結局髪飾りをミオさんとハルさんの二人に贈ることにした。
ナツさんたちの物よりは少しお得なものだけど。
アシガラサービスエリアの特別宿舎に戻ってからミオさんとハルさんに贈ったら大変に喜ばれた。
確かにこういうことって大事なんだよね。
勉強になりました。
夕食はショッピングモールで楽しんだので宿泊施設に引かれている温泉だ疲れを癒してから床に就くことができた。
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