概要
介護職は“底辺”? でも、あなただけは否定してくれた。
【自主企画「イケメン鑑賞会」参加作品】
大木絵美は、介護職員として働く26歳。
高校のクラス会で、介護職であることをネタに吊し上げられていたところを、見知らぬ男性に助けられる。
逃げるようにその場を後にした大木を、その人は追いかけてきて、こう言った。
「ふたりで飲み直しませんか?」
童顔で、バリトンボイスで、大学に通う28歳(元・介護職)の男性が、大木は気にかかる。
東京の片隅(地理的な意味)で出会った男女のショートストーリーです。
明るい物語をお好みのかたには向かないかもしれません。
「働く人コン」に出した作品「それでも、ケアをさせて頂きたい」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882460050
「歌を忘れたカナリア」の章を短編に再編集した
大木絵美は、介護職員として働く26歳。
高校のクラス会で、介護職であることをネタに吊し上げられていたところを、見知らぬ男性に助けられる。
逃げるようにその場を後にした大木を、その人は追いかけてきて、こう言った。
「ふたりで飲み直しませんか?」
童顔で、バリトンボイスで、大学に通う28歳(元・介護職)の男性が、大木は気にかかる。
東京の片隅(地理的な意味)で出会った男女のショートストーリーです。
明るい物語をお好みのかたには向かないかもしれません。
「働く人コン」に出した作品「それでも、ケアをさせて頂きたい」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882460050
「歌を忘れたカナリア」の章を短編に再編集した
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!閉ざした心の籠の中で蹲るカナリア。歌を思い出させてくれたのは…
過去の自主企画、イケメン鑑賞会参加作ということで拝読しましたが、胸をしめつけられました……。
主人公の大木さんは介護の現場で働く女性。
私としては若いのに大変なお仕事についていて素晴らしいと思うのですが、世の中には職業に偏見を持つ人もいるようで、くわえて学生時代から続くいじめを未だに受けているその様子に、憤りと悲しさで胸がしめつけられたんです。
居酒屋での「女子会」で大木さんがひどいいじめを受けている最中に割って入ってきたのが、隣のグループで飲んでいた後藤さんです。
彼は介護職で挫折したにも関わらず、再び介護の現場に復帰しようと学んでいる人でした。
いきなり踏み込んできた彼に、初めは大…続きを読む - ★★★ Excellent!!!お洒落なバーの大人な雰囲気で、誠実そうだけどちょっぴりあざとい彼と
あらすじにもある通り、テーマは【介護職につきまとっている悪意に満ちた偏見】。扱うテーマが深刻なだけに、はじめの雰囲気はシリアスで重ためです。しかし、読後にはすっと光が射してくるような爽快感が訪れる作品です。
彼女のピンチに颯爽と現れる彼こと後藤さんが、とても素敵です。
童顔なのにバリトンボイスなところも。
年下かと思ったら年上なところも。
なんといっても、誠実そうだけどちょっぴりあざといところにやられました(〃▽〃)
引用されている詩と絡み合って盛り上がるロマンティックな雰囲気やや、高級バーのお洒落な空気感もふくめて、女性ならばときめけること間違いなし…!
ひたむきに頑張っていれば、…続きを読む