甘さ溢れる最高の思い出
さて皆様、本日はジャパリパークへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
当アトラクションは、ジャパリバスに乗って、ジャパリパークの様々な場所に生息しているアニマルガール、基フレンズたちの暮らしを見て頂く、という内容となっております。
運が良ければフレンズたちと触れ合う機会があるかもしれません!
では早速、アトラクション、ジャパリツアーの開始です!
僕はバスに乗り、心踊らせながら出発のときを待つ。
僕はこのときをずっと楽しみにしていた。
とても少ないお小遣いを半年貯め続け、ようやくここに入ることが出来る。
あぁ、ついに念願のサーバルキャットに会えるんだ...
そう考えるだけでもう頭が回らなくなる。
そう、僕にはサーバルキャットとの特別な思い出がある。
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「うぇ...まま...ぱぱ...!」
幼い頃、小学生くらいかな。
僕は両親と共にこのジャパリパークを訪れていた。
その時、僕は興味本位で鳥のフレンズを追いかけ、そのまま迷子になってしまった。
「ん?キミ、大丈夫?」
泣き喚いていた僕に声をかけてくれたのが、サーバルキャットのフレンズ。
あの時の優しげな表情は今でも鮮明に覚えている。
「ひぐっ...うわぁぁん!」
僕は彼女に抱きつき、さらに涙を流した。
「ありゃりゃ〜...まいごさんかな?」
何故か彼女の声や言葉、表情、顔。
はっきりと覚えている。
僕は頷いた。
「そっかぁ、じゃあ私が案内してあげるよ!ほら、ついてきて!」
そう言うと、彼女は僕の手を引き、歩き始めた。
ただ、引っ張られることは無かった。
今思えば、僕の小さな歩幅に合わせてくれていたんだと思う。
「キミの名前は?」
「え、えっと...りゅうっていいます...」
「りゅうくん?かっこいい名前だね!」
そう言われてとても嬉しく思ったのを覚えている。
そんなたわいない雑談をしながら、手を繋いで歩いていく。
「りゅうくん、少し疲れちゃったかな?」
随分と歩き、視界が歪み始めたあたりで彼女に声をかけられた。
「う、うん...お喉が渇いた...」
「お水?待っててね!」
掠れた声でそう言うと、すぐに彼女はどこかへ走っていった。
しばらくすると、口に何かを入れてるのか、頬を膨らました状態で帰ってきた。
「ん!」
「あ、サーバ...んむっ!」
突然口付けされたのは本当に驚いた。
当時小学校では、そういう話題で持ち切りだったから、僕もそれがどんな意味なのかは知っていた。
彼女の口に含まれて、微妙に温まった水が、口に流れ込んでくる。
ほんのり甘さを感じたっけな。
「ぷはぁ!どう?元気になった?」
「う、うん...//////」
正直疲れなんて飛んでいたし、その時はもう他のことで頭がいっぱいだった。
顔を赤らめ、目を逸らし、返事をする。
「顔赤いよ?大丈夫?」
心配そうに顔を覗いてくるサーバルキャットの顔はとても綺麗で、でも紅潮はしていなかった。
当たり前だ、元は動物で、恋愛的な感情を持っているわけがないのだから。
「も、もういこ!」
「そ〜だね!いこっか!」
また手を繋ぎ、ジャパリパークの出口まで歩いていった。
それからは特に何も無く、出口にたどり着いた。
父と母は出口で待っていて、僕の姿を見た途端に泣きながら抱きついてきた。
サーバルキャットはその様子を微笑ましそうに見ていた気がする。
それから帰る時。
「元気でね!りゅうくん!今度は一緒に遊ぼうね!」
「うん!サーバルちゃんも元気でね!」
そうして笑顔で手を振りながら帰った。
あの笑顔の余韻に浸りながら。
───────────────────────
自分で話しておいてなんだが、案外覚えているものだ。
もう10年近くは経つのに。
気がつけばツアーは最初の目的地に着いていた。
「では皆様!ここ、さばくちほーをご堪能ください!もしフレンズたちが近くにいれば停車して触れ合う時間を設ける予定もあるのでお楽しみに!」
さばくちほー。
そういえばとても暑いな。
バスは金属製だから余計に暑い。
熱がこもり、汗が溢れるように流れる。
「あ、あれ見て!スナネコよ!」
外を眺めていたら、そんな声が聞こえてきた。
よく見てみると、少し遠くだがフレンズらしき人影が見えた。
「かわいいな...」
その後もそうげんちほーやジャングルちほーなど、詳しい順番などは覚えてないが一通り回った。
そして...
「次のちほーが最後となります!ここまで様々なフレンズを見物し、少しではありますが触れ合うことも出来て、さぞ楽しんでもらえたでしょう!最後までどうぞご堪能ください!」
最後のちほー。
さばんなちほーのこと。
やっと会えるんだ。
あの時伝えられなかった言葉を伝えなきゃ。
「おや?さばんなちほーに雨が降っていますね。異常気象ですかね?」
ふとそんな声が聞こえてきた。
ガイドさんがラッキービーストを使ってリアルタイムのさばんなちほーの様子を見ているようだ。
「これじゃフレンズは見られないかもしれないわね...」
フレンズが見られない?
そんな、なんで。
「ど、どうしました?」
ふと顔を上げるとガイドさんがこっちをのぞき込むようにして見ていた。
どうやら僕は思ったことを口に出してしまったらしい。
「いえ...」
「ん?キミどこかで会ったことあるかしら...?」
もう1人のガイドさんが突然口を開いた。
「あの、僕幼い頃に迷子になって半日以上ジャパリパーク内にいたんで、多分その時の話を誰かから聞いたとか...?」
「あぁそうだわ!あの子から聞いたんだったわ!」
そういうと、ガイドさんは1枚の写真を取り出し、こちらに見せてきた。
「この子よ。覚えてるかしら?」
「あっ...」
そこにはサーバルキャットのフレンズが映っていた。
同じフレンズが生まれることが稀にあるらしいが、しかし僕はこの写真のフレンズがあのサーバルちゃんだと思った。
理由はない。
でも根拠の無い自信はあった。
「ふふっ、あの子からは今でもあなたの話を聞くのよ?」
「え?」
これにはかなり驚いた。
フレンズはこうしてツアーなどで物凄い数の人達とふれあい、関わるだろう。
それなのに一度あっただけの僕のことを約10年間も忘れないなんて。
「あなた、あの子に会いたい?」
「はい!」
即答した。
だってそのために今日ここにいて、今日ここにいたいがためにお金も貯めた。
今日のことをもう何ヶ月も思い描いてきた。
「わかったわ、あなたはいい子そうだものね。あの子があんなに...」
聞き取れなかったが、まぁいい。
あの子に会えるなら。
一時はどうなることかと思ったけど無事に会えそうだ。
「あ、あかりさん、そのサーバル見つけましたよ!」
さっきまでずっと携帯をいじっていたもう1人のガイドさんが話に混じってきた。
「あら、気が利くのね。ありがとう」
「えへへ...///」
まぁこの話は僕に関係ないだろう。
座って待つことにした。
さばんなちほーまではまだ少し時間があったため、気づいた時には寝てしまっていた。
「......て.........く...」
「...き...りゅ......ん」
「おきてりゅうくん!」
誰かに揺さぶられ、名前を呼ばれて起きる。
後頭部にはなにか柔らかい感触を感じる。
ゆっくりと目を開けると、そこには...
「さ、サーバルちゃん!?」
「起きたね!久しぶり!」
そこには何年も前に見たその笑顔があった。
ただ、前と違う点がひとつ。
それはサーバルちゃんの顔が上下逆向きに見えること。
実際にサーバルちゃんの首が折れ曲がっている訳ではなく、単に上から覗き込まれている。
「えへへ、そんな見つめないでよ///」
「あ、うん...///」
あれ、前はこんな反応してたっけ...?
彼女は顔を紅くして、目を背けた。
そしてようやく気づく。
僕はサーバルちゃんに膝枕されていることを。
「う、うわぁ!//////」
そのことに気づいた僕は反射的に飛び起き、勢いのあまり彼女の額に軽い頭突きをかましてしまう。
「「いたっ!」」
同時に声を上げる。
笑われそうだな。
しかし笑い声は一切起こらなかった。
むしろ人の気配を感じなかった。
「あれ...?」
不思議そうにあたりを見渡す僕を見てか、彼女が話しかけてきた。
「みんなはさばんなちほーの違うとこを見に行ってるよ。さばんなちほーは私だけのものじゃないからね!」
ようやく今の状況を理解出来た。
僕が寝てしまっていたから、どうするか悩んだ挙句、ガイドさん2人は僕をここに置き、最後に回収して出口へ向かうつもりだな。
まぁそれはいいんだが、こんなかわいいフレンズとバスが来るまで二人きりというのは健全な男子高校生には少し危ないのでは。
「ねぇりゅうくん」
「な、なに?///」
あれ?
僕、前こんなにドキドキしてたっけ。
なんでこんなに胸が苦しいんだ?
それになんか顔が熱いし。
そうだ、僕は交友関係貧しい方だったから、かわいい女の子と話すのに緊張しているだけか。
そうに違いない。
「ほんとに久しぶりだね。また会えて嬉しいよ」
笑顔で語りかけるサーバルちゃんはとても美しく見えた。
健気で元気の良さが伝わるほど明るい笑み。
無邪気な可愛さの中に見え隠れする可憐な美しさ。
つい見惚れてしまう。
「そ、そうだね...僕も会いたくてここに来たんだ...///」
あれ、なんでこんなに可愛く見えるんだ。
そして会いたいのはなんでだ。
ずっとこの日を待ち焦がれていたのはなんでだ。
もしかして...
「りゅうくん、覚えてるかな?私がお水をりゅうくんに飲ませてあげたの」
「覚えてる、すごく鮮明に...///」
あぁ、やっぱりだ。
僕はこの人を好きになってしまっている。
これほど胸がときめくんだ。
間違いない。
一目惚れと言うやつか?
でも初めて見た時はそれほど嬉しくはなかった。
「私、あの時りゅうくんに伝えてないことがあったの」
そうか、お姉ちゃん的存在として好きになっていたのが、離れているうちにどんどん恋人としての好きに変わって行ったのか。
確かに納得出来る。
「私あの時りゅうくんのことすっごく可愛いなって思って...」
まぁあれだけ優しくされたら好きになってしまうな...
キス紛いなこともされたし...///
「最初はそれだけだったの、でもりゅうくんが帰っちゃってから、りゅうくんのことが頭から離れなくなって...」
そういえばサーバルちゃんはさっきから何を話して...
「多分私、りゅうくんのこと好きになっちゃってるの!」
「...え?」
え、僕とサーバルちゃんは同じ気持ち?
そんな、すごい。
ありえないけど実際に起こってる。
どれだけの奇跡が集まればこんなこと起きるんだろう。
「ごめんね...りゅうくんはヒトで私はサーバルキャット...付き合ったりとか出来ないよね...」
「な、なんで!?」
思わず声を荒らげた。
だって僕はサーバルちゃんのことが好きだから。
「だってフレンズと人が付き合うなんて...」
「フレンズと人だからなんだって言うんだ。僕だってサーバルちゃんが好きだよ」
サーバルちゃんの言葉の続きを聞きたくなかった。
それを聞いたらもう何も言えなくなってしまいそうで怖くて...
気づいたら思ったことを口に出し、言葉を遮っていた。
「え...?」
「付き合おうよ、サーバルちゃん。僕達は恋人だ」
人間切羽詰まると何を言うかわからない。
もしサーバルちゃんがごめんねと言って誤魔化したりしていたら、多分僕の口から好きだなんて言葉は出なかったと思う。
「いい...の...?」
彼女の目を見る。
そこには溢れんばかりの涙がたまっていた。
「当たり前じゃないか。好きあっていて付き合わないなんて馬鹿げてるよ」
そう僕が言った途端、サーバルちゃんは僕の胸に飛び込んできた。
鼓動が早まるのを感じた。
「嬉しい...嬉しいよ...!」
彼女は僕に抱きつき、泣きながらそう言った。
僕にはそれが、サーバルちゃんの心の底の声なんだと感じた。
それほど想いのこもった声だった。
「うん...僕も嬉しいよ」
そう言い、彼女の背中に手を回す。
暖かく、柔らかい感触を僕の腕、胸、脚...
そして心で感じていた。
好きという気持ちが鳴り止まない。
破裂してしまいそうなほどの鼓動の速さだ。
「だ......き...!」
こんなにも近くに居るのに聞こえないほど小さな声で彼女は言った。
はっきりとは聞こえなかったが、僕には彼女がなんと言ったかわかった。
「僕も大好きだよ、サーバルちゃん」
そうしてしばらく抱き合っていると、草むらをかき分けるような音が聞こえ、はっと振り向くと、木の傍に...
「よかったわね...サーバル...」
さっき僕にサーバルちゃんの話をしてくれたガイドさん、あかりさんがいた。
何故か涙を流している。
「あ、あかりさん...!よかったよ...!」
サーバルちゃんは僕の手を握り、ガイドさんの方を見る。
僕もサーバルちゃんの手をそっと握る。
「もう、私は涙脆いのよ?感動して泣いちゃったじゃないの!」
冗談めかしてそう言うと、こちらに歩み寄ってきた。
「ガイドさん、僕、サーバルちゃんと付き合うことにしました。」
「知ってるわよ、見てたもの」
ここはしっかり報告しなければならないと意気込み、報告したはいいが、しっかりと見られていた。
まぁ恥ずかしがる必要はないのだが、あれだけ愛の言葉を囁いておいて、それを第三者に聞かれて恥ずかしがらないものは居ないだろう。
「サーバル、あなた確か試験受けてたわよね」
「うん...」
「試験?」
僕はジャパリパークのことは一般の方々が知っているレベルにしか知らなかった。
少なくともフレンズに課せられる試験があるということは知らなかった。
「そう、試験。正式にはフレンズの人間社会適合能力検査ね。字面の通り、フレンズが人間社会に混じった時、人間社会に悪影響が出ることがないのかどうか、それを検査するのよ。」
初めて聞いたその検査。
つまりこの検査に受からないとサーバルちゃんは僕と一緒に暮らせないという事だ。
「それは難しいんですか?」
「いや、それほど難しくはないわ。というかまだ話は終わってないわよ。フレンズはサンドスターによって生命維持をしてるわよね?もちろんサンドスターが人間社会に無いわけじゃない。問題はそこじゃなくて、サンドスターで生命維持をするってことは、あのサンドスターという超物質を体に取り込んでるの。あれの検査は今も続いているけれど、あれに含まれている成分が、生物の延命が可能なのよ」
言ってる意味がわからない。
難しすぎる。
僕が首を捻っていると、サーバルちゃんが説明してくれた。
「えっとね、サンドスターにはすっご〜いものが入ってて、そのすっご〜いものが色んなフレンズを長生きさせられるの!」
なるほど、つまりサーバルちゃんは僕なんかよりずっと長く生きていけるってことか。
「まぁそんなわけで、今後の2人の課題を言うわ」
2人の課題。
恐らく簡単ではないだろう。
でも2人で幸せな家庭を築いていくためなら、どんなことでも...
「毎日3回以上キスしなさい」
課題は、僕の思っていた課題とは全く異なるものだった。
「えっ...///」
サーバルちゃんは顔を真っ赤にしている。
それはそうだろう。
付き合ってまもないのにキスをしろだなんて。
恥ずかしいに決まってる。
「あら、出来ないのかしら?」
「あの、どうしてキスなんですか?」
まずはそれを聞かなくてはならない。
重要であればやらなければならないし、他でも代用できるならそれをするだけだ。
「はぁ...説明が面倒くさいわね...ちゃちゃっとキスぐらいしなさいよね...まぁいいわ。説明してあげる」
何か失礼な言葉が聞こえた気がするが、無視しておこう。
「まず、サーバルの体内にはサンドスターが入っているのよ。これは生きる上で必須だけど、フレンズは空気中のサンドスターを酸素と一緒に取り込むのよ。だからこれに関しては問題ないわ。でもあなたよ。あなたの寿命を伸ばし、サーバルに悲しい思いをさせない為にも、サーバルからサンドスターを貰わなくてはならないのよ」
なるほど、大体分かった。
つまり、僕がサンドスターを取り入れればいいんだろう。
「それなら僕が空気中からサンドスターを取り入れればいいんじゃないですか?」
「違うわ。あなたは人間だから、サンドスターを分解する能力がないんだわ。無理に取り込もうとすると、ほかの成分が致死量に達してしまうのよ」
なるほど。
つまり、分解済みのサンドスター内のある成分をとる必要があるというわけか。
「ならキス以外で受け取る方法はないんですか?」
「あるわよ」
あるのか!
ならその方法で...
「分解したサンドスターをフレンズの体内から受け取る方法...それは...」
「交尾をすることよ!」
こ、交尾!?
そんな...
「交尾なんてできるわけないじゃないですか!///」
「そ、そーだよ!///酷いよあかりさん!///」
ここでサーバルちゃんも話に加わってきた。
さっきまではずっと僕の手を握って、僕の匂いを嗅いでいたのに。
「あら、だったらキスしかないわよ。交尾なら1回で済むけど、毎日しなきゃダメよ」
「ならキスするよ!///」
「えっ...ちょっ!」
急にサーバルちゃんが立ち上がったかと思ったら、僕にのしかかってきた。
サーバルちゃんの勢いに耐えきれずに、サバンナの草むらに倒れ込む。
そして視界は晴天の青空...ではなく、可愛らしく、真っ赤に染めたサーバルちゃんの顔でいっぱいだった。
「んんっ...///」
不意に重なる唇。
2度目のキスだ。
またあの甘さを感じた。
そして今度は胸に込み上げる何かを感じた。
「ぷはっ...これでいいよね?」
サーバルちゃんは僕の口から離れると、ガイドさんの方を向いた。
でも...
「ねぇサーバルちゃん、足りないよ...」
「えっ?りゅうく...」
今度は僕からキスをした。
僕に覆いかぶさるようにしていたサーバルちゃんを抱き寄せ、優しく口付けをした。
けものフレンズ短編集 ワサビ @youteen
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