かばサー ふわふわな耳
今はサーバルちゃんと一緒にみずべちほーを出発して港に向かっています。
港に着いたら、船に乗って、ヒトを探しに....
でも....サーバルちゃんは、連れてけないかな....
そしたら、サーバルちゃんとは...
「かばんちゃん」
「なに?」
「かばんちゃんはみなとに着いたらどうするのー?」
「え?えと、船に乗って、パークの外にヒトを探しに行く...かな?」
「ふーん、じゃあ、かばんちゃんは誰と一緒に行くの?」
「えっと.......」
困った....
サーバルちゃんは多分離れたくないっていうだろうから、ホントのことはいえない.....
「もぉー!かばんちゃんはボスといくんでしょー?」
「.....え?」
「しっかりしないと、知らないフレンズにたべられちゃうかもー!」
「....」
「サーバルちゃんは、ボクと離ればなれになっても、寂しくないの?」
「え?寂しいよ?」
「じゃあなんで...?」
ううう....まずいなー....
わたしがひどいやつみたいになってる
上手くごまかせるかなー?
「あ、えっと、わたしはね?かばんちゃんが心配で心配で仕方ないんだけど、わたしはかばんちゃんにはついていけないって分かってるから....でも、わたしが寂しいってことは、かばんちゃんも一緒だと思うし、それに、かばんちゃんの方がこの先のことも心配だろうし....だから、少しでもかばんちゃんを心配させたくなくて....」
「分かった」
「え?」
「分かったからとりあえず耳と尻尾触らせて?」
「え!?急に何言い出すの!?」
「あのね...サーバルちゃんの耳と尻尾を触ってると、とっても安心するんだ。だから、ね?」
「....」
急過ぎたかな?
ぴょこぴょこしてる耳見てたら、触りたくなったんだよね...
触らせてくれるかな...
「なんで触らせた事ないのに安心するって分かるの?」
「え、それは....そのぅ.....」
サーバルちゃんが寝てる時に触ってることサーバルちゃんは知らないだった
まずい。とてもまずい....
どうやって切り抜けよう....
「前に、マーゲイさんとか、アルパカさんとかに、触らせた貰ってたからだよ」
「....じゃあわたしのじゃなくてもいいじゃない!」
あれ?怒ってるの?
これは多分...『嫉妬』...かな?
どうしよう.....
そうだ!
「サーバルちゃん!ごめん!ホントはサーバルちゃんの寝てる時にこっそり触ってたんだ」
「え!?」
「その時すっごく安心したから...」
わたしが寝てる時、かばんちゃんはわたしのことずーっと触ってたの?
てことは、アルパカとかマーゲイの尻尾と耳は触ってないってことかな
だったら、かばんちゃんを安心させることが出来るのは、わたしだけ?
「.....仕方ないなー、これで最後になるんだし、自由に触っていいよ?」
「ほんと!?やったー!」
「え?そんなにうれしい?」
「うん!」
よかった!かばんちゃんが喜んでくれて!あ、そうだ、これでごまかせたかな?
「かばんちゃん、ボスと二人で...うみゃーー///」
「サーバルちゃん何か言ったー?」
モフモフ
「うみゃ...ハァハァ...うみみ...みんみーー//こしょぐったくて....うみゃ///..まともに話せない....うみゃみゃーーー/////」
「わ!ごめん...それでなに?」
「えっと...ハァハァ...激しくて....ハァハァ...
忘れちゃった....ハァハァ」
「じゃあいっか!」
モフモフ
「うみゃ///激しすぎ///
うみゃーー///♡♡」ビクッビクッ
サーバルちゃん気絶しちゃったー
でも笑顔だし、まぁいっか!
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