けものフレンズ短編集

ワサビ

アラフェネ ○○日和

今日は絶好の散歩日和なのだ!こんな日は誰かと一緒に散歩をするのだ!早速フェネックを誘いに行くのだ!


「おーい!フェネックー!」


「なんだい?アライさーん」


「散歩に行こうと思って、誰かと一緒に行きたいから、一緒に散歩に行くのだ!」


「ごめんねー、アライさーん。実は大事な用事があってねー、行けないんだー」


「早く終わらせるのだ」


「今日ずっとやってないと終わらないかもしれないんだよー」


フェネックはずっとあやまってるのだ。アライさんは怒ってないのに。

フェネックは悪くないのに...

なぜかイライラするのだ。

どうしようもなく...


「もういいのだ!かばんさんやサーバルを誘って行くのだ!」


「怒らないで?アライさん...」


勢いに任せて無視してしまったのだ...大事なフェネックのことを...

絶対フェネックに嫌われたのだ....



でも、嫌われてるかどうかなんて分からないのだ!

しっかり聞いてみるのだ!

アライさんはフェネックのことが好きだということをつたえて、

フェネックの気持ちをしっかり聞くのだ!



-----------------



アライさん大丈夫かなー。

だいぶ怒ってたけどー。

私のことも無視したし....

....よし、アライさんのとこに行ってみよー。


アライさんはどこかなー。

あ、


「フェネックにあわせる顔がないのだ...」


あれ?アライさんもしかして....


私がアライさんのことを嫌いになったって思ってる?

そんなことないのに。

私はアライさんからはそういう風に見えてたのかなー。

だったら悲しいな...

アライさんは大事だってこと伝えなきゃ。



「アラーイさーん」


「フェネックぅぅー!?」


「どうしたのだ!?大事な用事があったんじゃなかったのだ?」


「あぁ、うん。アライさんに会うために急いで終わらせてきたよー」


「なんで、アライさんのためなんかに...」


「なんでアライさんのため『なんか』、なんてゆうのー?」


「だって、フェネックはアライさんのこと、嫌いになったのだ...だから...」


「アライさん、誰も私がアライさんのこと嫌いになったなんて言ってないよー?」


「アライさんは私のことどう思う?

私はアライさんのこと....」


「アライさんはフェネックのこと...」


「「大好き」」


「え?」


「え?」


「アライさんいま、なんて言った?」


「フェネックこそ、なんて言ったのだ?」


「私はアライさんのことが大好きって」


「アライさんもフェネックのことが大好きだって言ったのだ」


うれしかった。

私の最も好きなひとから『大好き』って言ってもらえてとてもうれしかった。

言ったときは恥ずかしかったけど、嬉しすぎて、恥ずかしさなんて、なくなっちゃったよー。



-----------------



フェ...フェネックからも『好き』って言ってくれたのだ!すっごい嬉しいのだー!

やっぱりフェネックとアライさんは一緒なのだ!


「あれれー?こんなとこでなにしてるのー?」


「サーバル!な、なんでもないのだ!」


「なんでもないよー」


「ふーん、かばんちゃんが呼んでたよ?」


「アライさんにお任せなのだ!」


「はいよー」






今日は絶好の告白日和なのだ!

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