長編書きの為の連載フレームワーク提案

02_07:振り返りチェック

02_07_00:振り返りチェック

　振返りとは、成果に対するレビューです。

　出来たこと、出来なかったこと、挑戦すべきことを纏めるフェイズですね。

　やるだけやったらそのまま放置では何の成長も得られません。

　成長とは試すこと、そしてよりよい方法を見つける手段を講じることです。

　ではより良い手段を探る方法とは何でしょうか。

　著者としてはは次のような手段を講じます。

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　　・ＰＤＣＡサイクルを実施する。

　　・ＫＰＴを実施する。

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　横文字です。

　とはいえ単純な話であり、私も章が終わるごとに必ず実施しています。

　まぁPDCAかKPT何れかを取ればいいかと思います。

　詳しくはWikiなんか見ればいいと思いますが、個々ではかんたんに紹介しましょう。

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【ＰＤＣＡサイクルを実施する】

　計画（Plan）、実施（Do）、確認（Check）、是正（Act）の４つをサイクルとして実施します。

　それぞれ次のような意味を持ちます。

　　・計画（Plan）：今後の予定を決定する。

　　・実施（Do）：計画に従い、行動を開始する。

　　・確認（Check）：実施した行動に関して、予定通りに動作出来ているか確認する。

　　・是正（Act）：出来ていない部分について是正措置をとり、次の計画（Plan）に活かす。

　やり方は色々ありますが、書いていて問題になった事項を是正、認識するのが主なところです。

　例えば次のように進めていきます。

　　##############################

　　　◯計画（Plan）（今回）

　　　　・週２万文字を目標とする！

　　　◯実施（Do）

　　　　・執筆活動の実施

　　　◯確認（Check）

　　　　・語彙力が地獄すぎ。

　　　　・イカで進捗が進みません。

　　　　・筆で塗りたくったけど筆は乗りませんでした。

　　　◯是正（Act）

　　　　・とりあえずイカはだめだ。

　　　◯計画（Plan）（次回）

　　　　・週２万文字を目標とする！

　　　　・イカ封印。

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　と、このようになります。

　ちなみに筆者はスイッチ持ってないのでイカもありません。

【ＫＰＴを実施する】

　けぷと、と読みます。

　それぞれ次のような意味を持ちます。

　　・成功（Keep）：前回実施地点から、今回にかけてよかったことを箇条書きする。

　　・失敗（Problem）：前回実施地点から、今回にかけて悪化したこと、悪かったことを箇条書きする。

　　・継続（Try）：これから先、継続、あるいは是正対応する事項を挙げる。

　　　　　　　またその中から、実施する事項をピックアップする。

　ようは事態を把握するためにプロジェクト内容を理解しようという措置です。

　例えば次のように進めていきます。

　　##############################

　　　・成功（Keep）

　　　　・今回も無事に脱稿できた。

　　　　・文字数２万文字を維持できた。

　　　・失敗（Problem）

　　　　・流れが少し無理がある。

　　　　・誤字が多い。

　　　　・語彙力が地獄。

　　　・継続（Try）

　　　　・語彙辞典を導入する。

　　　　・二万文字維持。

　　　　・少し時間をとる。

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　本来はホワイトボードなどに、『┤』の字にセクションを分けて書くのですが……なければないで箇条書きで良いんじゃないでしょうか。

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　さてこうした形で評価するのですが、共通して守るべき約束があります。

　それはＰＤＣＡやＫＰＴは誰かを貶める物ではないということです。

　あくまで第三者視点で、プロジェクト（≒執筆、文章構成そのもの）に対する評価を行います。

　また評価に対する改善を促すための場なので、貶める事自体がナンセンスです。

　まずは認め、受け入れる。

　アジャイルのマニフェストを思い出し、『勇気』をもって挑んでください。

　まずは一歩踏み出す、そこから始めていきましょう。