02_02_04:全体構成管理書の作成

 全体を構成するプロットを作成します。

 仕組みアーキテクチャは色々ありますので、あなたに合ったスタイルの仕組みを利用してください。


 今回は著者が使っているものを下地に説明をしたいと思います。



 作成資料は以下2点です。

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  ・全体構成管理書グローバル・プロット

  ・マスタースケジュール

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 これら2つは執筆におけるコアな仕組みです。

 外すと失敗しやすい部分ですので、きっかり読み解いていきましょう。


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全体構成管理書グローバル・プロット

 全体構成管理書は、物語がどういうタイプで、どういうジャンルのものか。

 『ネタだし』で書いた『初期イメージメモ』を明確に示したものです。


 つまり超ざっくりとしたプロットです。


 これに関する方法論は私が愛用する紀伊国屋書店でも山のようにありますし、ネット上を漁れば海千山千様々なものがあります。


 現在私が使用しているアーキテクチャは、以下の初心者向けテンプレートの自己改変版です。


読書猿Classic:生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)

>> http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-711.html


 所謂小学生向けのお手本ですね。

 それを自分で使いやすいようにブラッシュアップしたものが次のものです。


https://docs.google.com/document/d/1ancT3dvlYhEoLvR1HLUkYMf9EkYh6F1b8f0GJZKkb-E/edit?usp=sharing


 解説は以下記したのでご利用ください。


https://docs.google.com/document/d/1a6YZ_ofgeya-BVFmTlozxNIAg8jPw1tJMwYQVOFhFHM/edit?usp=sharing



【マスタースケジュール】

 格好の良いことを言っていますが、端的に言ってしまえば『』のことです。

 各工程をリストアップし、投稿開始までのスケジュールを引きます。


 また見積もりが叶うなら、大体の生産文字数から大体の期間を見積もってもいいかもしれません。


 これは経験則も絡むので掴みづらいですね。


 またマスタースケジュールは『いつ何が出来ていなければ』という事実を視覚化したものです。

 とりあえず以下に作成例をおいておきます。

 

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1zdWRRUYKHmtI0w9FTWsGiKQ1cRIMvhgYjqrU1l5Kmnc/edit?usp=sharing


 コピーした上記スプレッドシートは、C2列に日付を入れれば、その日を基準に一週間ごとの区切りを作ってくれます。


 例えば以下のように使用します。


https://docs.google.com/spreadsheets/d/1KUay8G34s0eDdtY8SA6HPDKucfRBSaJ6c05-TjMLX9g/edit?usp=sharing


 1.予定は『マスを塗りつぶす』事で表現。

 2.実績は『→』を入力することで表現。


 つまりは『何週ごろまでに何を作っておこう』という大まかな予定です。

 作った予定は非常にざっくりとしています(1マス7日も在るのです!)。


 なので


 予定を守れなかった場合はリスケジュールが必要なので、その点だけ注意してください。


 またもっとも重要なのは『』……つまり、稿です。



 ちなみにカレンダーに直接書き込んだほうがずっと楽なのは秘密です……。



 全てのマスタースケジュールが確定したら、このサービスインに向かって進みましょう。


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 ここで何が作りたいか、どういった話になるのか決まりますので、じっくり腰を据えて取り組みましょう。

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