第18話 生きてますか?
この「カクヨム」の素晴らしいところは、応援やレビューなどの選択肢を私たちに与えている点です。これによって私たちは励まされ、次のやる気へとつながっていきます。
しかし、これが無かったからその作品は駄作なのでしょうか。
そんなことはありません、評価は数ではなく、質であることもあるし、先ほども述べたようにタイムラグがあることもあるのです。
だからこそ、私たちアマチュア小説家のすべきことはシンプルです。どれだけ周りの評価が無かろうと、大作を書き上げた後「この作品、レビューめっちゃ来ちゃうんじゃない?」とわくわくしながら待ってても、☆一つさえつかなくて、何度も自分の小説を確認してがっかりしようと、やるべきことは一つ。
「自分という読者が一番納得できる、楽しめる作品を、少しも手を抜かずに何度も見直して、最高級の作品を書き、そして書き続ける」
私たちクリエイターの命は「作る」ことです。クリエイターにとって、創ることをやめている間は死んでいるのと同じことです。生きるためには書き続けなければならないのです。
またゴッホは生きている間に売れた絵は1枚だった、という有名な話があります(諸説ありますが)。自分たちのようなアマチュアが、たった一人でも顔も知らない他人から評価してもらえたなら、こんなにうれしいことはありません。だから心配せずに、書き続ければいい、そう思います。
私が知っている最も印象に残っている小説の一つは、その昔、インターネットの小説投稿サイトインターネットで知り合った、どこの人かも知らない人の作ったとある小説です。そんな風に、出版という形をとらなくても、誰かの心に残る作品を届けることができる可能性を提供してくれる、これはどんなに素晴らしいことでしょうか。
このサイトで小説を書いている人はほとんどが、人生の片手間に書いているのでは無いでしょうか。ですから、その他仕事や家庭が忙しい時には死んだように、クリエイターとしては休むこともあるでしょう。でも、またどこかで思い出した時に書き始め、書き続ければきっと誰かには届く……そう信じています。
心踊り、胸締め付けるような作品に出会えることを願って。
※ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
姉妹作「小説は懐中電灯」では、ここで考えた「ストーリーの構成」を
どうすれば活字、文章というステージで魅力的に表現できるのか、
その技について述べています。
小説を書き始めた人向けです、よろしかったらどうぞ!
(近日公開予定です。2019年5月中には……)
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