第16話 結末の後、本当の結末

 スタート:英検三級を受けることになったよしこさん

 大義名分:大切な自分の豆腐屋を守るため

 途中  :猫を助ける、ブーイングを受ける。

      いくらやっても進展のない、英語の勉強

      一次試験はぎりぎりのラインを取れたかもしれない

      二次試験があることを知らなかった絶体絶命のよしこさん。

      面接官に励まされるが……。

 結末  :不合格

 その後A:それでも、悪いことばかりではなかった、きっと意味があった。

 その後B:その他驚くようなストーリー展開


 その後Aで終わりでもいいのですが、どうせならもう一捻りしたいですね。

 その後Bを考えて見ましょう。

 

 ドラ息子の父親とである頭取が出張から帰って来て吉村屋を訪れます

頭取「申し訳有りませんが、吉村屋への融資打ち切りは、すでに役員会議で決まっておりました。息子がおかしな条件を出してしまい、混乱させ大変申しわけありませんでした」

父「いいんです、今までお世話になりましたから」

頭取「ところで、この人形はどこで手に入れたのですか?」

 頭取は豆腐のマスコットが気になった。

よしこ「私が作ったんですけど?」

頭取「そんなはずないでしょう、嘘はいけませんよ」

 正義感の強いよしこさんは嘘と言われ、黙って入られません。

よしこ「嘘じゃありません、なんでそんなこと言うんですか、証拠はあるんですか?」

頭取「このマスコットはとある人のアイデアのはず。それがここにあるはずがない……まさかあなたは?」

よしこ「え?」

 頭取が近づいて、名刺を差し出す

頭取「私の名前は本城 光男」

よしこ「はい?」

頭取「ペンネーム『キラ』です」

よしこ「え? あんたがあのフニャフニャ男?」

 そう言おうといて口を押さえた。

頭取「私はずっと探していました、あなたのことを。あなたの頑張りに私はとても支えられました。あなたのビジネスプランもとても魅力的です、是非私のビジネスパートナーになってくれませんか?」


 こうして吉村屋は大規模な改築の上、特に女性の若い世代向けのヘルシーtofuカフェに変貌を遂げた。インスタグラムの評判は上々で、Yoshimuraブランドは徐々に知名度を上げて言った。こうして吉村屋閉鎖の危機は免れたのだった。


よしこ「Where there's a will, there's a way. か」

父「お、なんだよしこ。また英語勉強始めたのか?」

よしこ「いや、何でもない。ちょっとね!」


……おじいさん見てる? 思いは伝わる、おじいさんの言葉間違ってなかったよ……


よしこさんの戦いは今始まったばかりである。


 どうでしょうか。きっと賞は取れません、なぜなら、ストーリー展開にいくつか無理があるからです。また、これはあくまでストーリーなので、これらのストーリーをより魅力的にするには、言葉の使うタイミングや、描写など、様々な要素が必要となってくるでしょう。でもアマチュアエンターテインメント小説としては、それなりにストーリーは出来上がったのではないでしょうか。それでいいのではないかと思います。そんな小説にも場を提供してくれるところが「カクヨム」の醍醐味なのですから。


次は最後に「トトロが遺したもの」です。

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