概要
あの人の側にいたい。それが俺の検事になった理由だ。
結婚相談所のウィンドウに飾られた花嫁姿の若い女性の遺体。その遺体からは心臓が摘出されていた。鳴海東署捜査第一係の篠塚雅季は、根古里警部の不在で、事件の担当検事になった年下の久賀丞已と余儀なくタッグを組むことになる。
小学生の頃、強制わいせつ罪の被害者という過去を持つ雅季は、その事件から二十年経つ今も男性が苦手だった。そして、ともに事件を追う久賀が何かにつけ、プライベートにまで干渉してくる事に居心地の悪さを感じていたのだが、その戸惑いのうちに事件の進展がないまま、第二、第三の犠牲者が出た。
*この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
小学生の頃、強制わいせつ罪の被害者という過去を持つ雅季は、その事件から二十年経つ今も男性が苦手だった。そして、ともに事件を追う久賀が何かにつけ、プライベートにまで干渉してくる事に居心地の悪さを感じていたのだが、その戸惑いのうちに事件の進展がないまま、第二、第三の犠牲者が出た。
*この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!事件の行方も恋の行方も気になって、次々と読み進めたくなるミステリー。
死体に花嫁衣装が着せられている。そしてその死体から心臓が抜かれている、という猟奇的な殺人事件。
いろいろあって検事の久賀丞已と組んで捜査することになった篠塚雅季。
事件の捜査も、二人の関係も、とても丁寧に描かれており、とても興味を惹きつけられます。
久賀さん視点で語られる、雅季さんへの感情。昔何かがあったんだろうなというのが仄めかされているのですが、なかなか踏み込んだことを語ってくれません。それがとてもいい感じに惹かれるように描かれていて、ちょっと切ない雰囲気で、とてもいいスパイスになっています。
そしてストーリーが進むと、久賀さんの従姉妹の晴美ちゃんがある集まりに参加して、そこで知り合っ…続きを読む