Girl just wanna' have fun tonight.
府警本部捜査一課の高崎管理官のご指名で肝いり。
高所の本部一課より所轄のほうが、土地勘があるとみたか?。
こういう重要な聞き込みは本部捜査一課の人間がやるべきだと思うが、なぜか確実にワンランク下の所轄コンビが担当。
飾磨、清家コンビの覆面パトの運転は交代制でなく、清家専門。聞き込みでもほぼ飾磨が喋る。清家は巨体を揺らし生物としてどうしようもない悪臭を放ち立っているだけ。少しは、悪いと清家自身もは思っているらしい。
気遣い。ゴマすり。それとも、自分の居場所を見つけた?。
実は、捜査会議はあのあと少し紛糾した、全員、刑事だ、みんなそれなりに勘と意見を持っている。全員が高崎に心底したがって動いているわけではない。
署で一括で取っている弁当を食べてから聖アダルベルト女子大来たので、少し遅くなった。
「ほら、皆はれ、飾磨さん」
運転しながら、清家が前を指差し言う。
「
聖アダルベルト女子大の学門の前を縦列駐車ならぬ縦列停車で相当な数で男が待っている。
「でも、中には入れるのは、僕らだけですわ」と清家。
"本大学に関係のあるもの以外の、、、"という標識を平気で、覆面パトを回して学内へ入っていく。
警察は最強。桜の御紋は天下御免。
守衛には、警察手帳をチラリ。
清家は駐車場で空きを探す。
「飾磨さんは、大学から京都やから
といいながら、清家は、アコードの覆面パトをぐるっと回す。
この男のUターンならびに車庫入れは、腕がいいのか悪いのか、いつもものすごい急ターンだ。タイヤが軋むこと多々。
飾磨も必死で車内の手すりにつかまる。
「知らんなぁ。
「へぇーマジお嬢様やないですか」
清家が停車させた。
「まさに女の園ですな」と清家。飾磨は、ダサい鉄チンホィール(これで、大概覆面パトってバレる警察のディレンマ)のアコードの覆面パトから降りながら右の頬を歪めただけ。
Princess and patrol car.
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