プロローグ
女が倒れていた。左鎖骨を骨折している。睫毛が凍っている。
雪は降っていなかったが、とても寒い。
だれも、女には気づかない。
夜の運動公園は寂しかった。だれもいない。
あるのは、暗闇だけ。
夜の公園で自分から倒れているものなどいなかった、死んでいたのだ。
子守唄などなくても眠れそうな夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます