概要
これまでの面影を残した世界。
それでも、確かに変わっていたのだ。
その日、突然不思議な力を発現する者が現れた。
世界は混乱した。
法によって裁くことのできないその力の所有者達の暴走は続く。
『大罪会』が現れるその日まで。
ある日、世界は変容し、その果てに俺たち『大罪会』に支配された。
今日も会議が待っている。めんどくさいな……
「『大罪会議』を始める。議長は俺。じゃあ、議題のある奴は手を上げろ」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!究極のリーダー像の「一つ」を提示した作品!
私はリーダーには二種類のタイプが存在すると思っています。
一つは「ワンマン社長」のような絶大な力をもって周りを引っ張るタイプ。
もう一つは部下や周りの人間を上手く操るタイプ。
この作品の主人公はこの二つを上手く両立させています。
自身に絶大な力を持ちながら、その力「怠惰」を理由に周りの人間を使って面倒事を避けようとする。
その体勢を維持するにはリーダーとしての力を周りに示す必要があるのですが、
周りも怠惰なのか、主人公がリーダーであることに異論がある者は少なく、
全くまとまりのない大罪会という組織をしっかり機能させているところ、
ある意味「究極のリーダー」の姿を見たと思いま…続きを読む - ★★ Very Good!!壮大な物語の序章のよう。最初から惹き込まれるストーリー。
七大罪という魅力溢れるキャラクターが大罪会議を開くのですが。個性的すぎて、アケディアでなくとも面倒と感じてしまいました。褒め言葉です。
続きが読みたくなるほどに作り込まれた世界観。でも、先を想像させてしまうから良いのかもとも思いました。
読み始めたら最後、抜けられなくなるほど先の気になる物語。
何だかんだ面倒とか言いながら、真面目にやってしまうアケディアの苦労といいますか、みんなを何とか纏めるのも大変そうで、苦笑いな場面も多々。
深いため息が出そうになるその個性も、物語の味ですね。
楽しませていただきました。ありがとうございます! - ★★★ Excellent!!!七大罪のメンバーが全員揃う、そのときに始まることとは――
すべてを読んで、こちらのお話は壮大な物語の序章という印象を受けました。
おそらく著者様の中では、いろいろ明かしていないエピソードがあるのではないでしょうか。
ぜひ続きが読みたいところなのですが、ここで終わるからこそ良い物語なのかも、とも思います。
面倒と言いながらも、何だかんだ動くアケディアが好きです。
怠惰という設定がついていることもあり、面倒臭がっているのが自然で鼻につかない感じなのも好感が持てました。
6話で全員がそろったときは、グッと引き込まれました。
最後まで読んでこそ面白いお話だと思うので、ぜひじっくりと読んでいただければと思います。