第16話 そして、また、訓練(リピートレッスン)
「〈
「なんだ?」
「なんか、さー。
わたしたち、訓練ばっかしてなーい~?」
「それがどうした?
軍人の職務のウチだろ」
「わたしー。
ぐんじんじゃないし~。
ってゆーか、
「都合の悪いときだけ
あと、そのワザとらしい電子合成音声もやめろ!!」
「えー。
いまぐらい、いーじゃん~。
ここには、〈
ふたりっきりな、ん、だ、か、ら(は~と)」
〈
〈俺〉は、最近、スゴイ自然な表情・仕草になっているな、とか。
〈
気持ちは
だが、いまは訓練中だ!
「だから、その甘ったるい声も……」
「な~に?
〈
〈
ワザとやっている!
いつもの〈
なにより、そんなキャラじゃないだろ?
〈生身〉だったときだって。
「あー、もー、いい。
訓練を続けるぞ!」」
「あ!
ちょっと待って、〈
「いや。
待てない!」
「〈
イイでしょ?
ちょっとだけ……。
終了後、
そうか、今日の
〈俺〉は
晴れわたる空。
〈俺〉はいっしゅん……。
ここがどこだか
訓練中だったな。
そういえば。
「OK! 〈
もう、大丈夫。
これからは、半径100メートル以内の
もう、〈元カレ〉を
だって、〈
でしょ?
ね?」
「いままで、そんなことをしてたのか?」
「だってー」
「だってじゃない!」
「〈
そのとき、耳の超小型通信機から〈
「こちら〈
「出撃要請よ。
すぐ戻って来られる?」
「どうだ?」
すっかり切り替えた、〈
「付近の道路状況を
予想到着時間……。
58.874328654289……」
「……」
「じゃなくってー。
えーっと。
60分弱といったところです」
「だそうだ。
「ええ。
それも、ご
「それなら、
「すぐ
後方で、〈
「
そのまま、
「〈
「ええ。
そうよ。
それから……。
ライブの
「えっ!?
でもっ。
そんなのって……」
〈
〈俺〉はうなずいてやる。
「いいのっ?
怒られたばっかだし……」
「〈
それに『金食い虫なんだから働け!』ですって。
珍しくご機嫌だったわよ。
よっぽど、
「えー。
何それ~。
〈
コレってさ~ぁ。
すなおに喜んでいーの~?」
〈俺〉は、
そして、
〈
そして、ビルを
〈俺〉に
「いいんじゃないか。
〈
了解!」
「そーかな~?
〈
了解っ!!」
「モルモット小隊の帰還」【完】
モルモット小隊の帰還 SKeLeton @SKeLeton
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます