第9話 大どんでん返しの控え室(ドラマティックルーム)
「なにーーーーーーっ!?」
今度は〈俺〉が
『
さっきの
「なるほどな。
そういうことか」
リハーサルで関係者しかいなかったのをいいことに……。
ほかに
『政府としても、ここである程度はケリをつけておきたいみたいね。
この件に関しては』
このままライブイベントを
そして、軍部の利害が
『
まだ、いけるかしら?』
「もちろんよ!
〈
こっちから志願したいぐらいだわ!!
ね?
〈
気が進まないようなことを言っておいて……。
なんだかんだで、いつの間にかヤル気になっている。
「すまない。
残念だが、〈俺〉は
今日は月曜じゃなかったかい?
夜のフットボール中継を観なきゃならないんだ」
「それは、ダメです!!」
「それは、ダメよ!!」
まあ、それは
〈
なんだか、息が合ってるなと思う。
「でも、〈
衣装どうしよう?」
「何か
この際、ピッタリじゃなくても……」
「そりゃあ。
あるかもしれないよ。
でも……」
〈俺〉は、スタイリストが言っていた言葉を思い出す。
「あの
「ちょっと待ってろ。
この場を動くんじゃないぞ!」
〈俺〉はメインステージに向かう。
そして、カメラマンか
いつもの装備ならば、
今日の
「
「少し分けてもらえないか」と、ちょうど通りかかった
すると、彼は「会場の備品だから」と……。
使い終わったら、
「親切にありがとう」
〈俺〉は、彼に心から感謝した。
彼は、実はさっきのを見ていたと。
あなたと〈
自分もみんなも感謝していると言った。
そして、口だけ動かして「ナイショでしょ」と言いウインクした。
〈俺〉は何も言わず、彼に右手を差し出した。
「〈
俺、ファンだからネ!!」
彼は
〈俺〉はまた、さっきとはちがった意味で言葉に
そして、また口は開かず右手の親指を立て、うなずいてみせた。
〈
最低でもふたりのファンが、今日の〈
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