第5話 任務指令伝達(ミッションブリーフィング)
「これが今回、警備することになる会場で~す!」
大型モニタに映し出された立体図を見る。
問題は、舞台袖や
「穴」はいくらでもあるだろう。
しかし……。
「ヤケに
〈俺〉は
「はーい!
ちゃんと、予習しときましたから!!」
「〈
「あー。
〈
タネあかしがはやすぎー。
ぶ~ぅ」
なるほど。
どおりでな。
でも、実際、何百回のシミュレーションより、よっぽど。
「1回でも、実地を見ておけば……。
役に立つものだ」
〈俺〉も開場前にひととおり見ておかなければな、と思う。
何日か前。
事前に見ておくのもいい。
しかし、その場合、搬入物などでレイアウトが変わってしまう恐れがある。
当日は、早めに開場入りするべきだろう。
「……ということで、〈
ただし、出演者をはじめとした芸能関係者、会場スタッフ
「
「まさか〈俺〉は
「それもおもしろいわね」
「おいおい。
カンベンしてくれ!」
「大丈夫(笑)。
ちゃんと手はずは
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