概要
新社会人の皆さま、社会はそんなに怖くありませんよ。
大学卒業後、内定も取れず、フラフラしている佐久間統一《とういち》は人気ライトノベル作家を目指していた。華々しい卒業式が終わって、四月が来た途端に一変する状況にも関わらず、統一はめげずにライトノベル小説を書き続け、新人賞に応募しまくるが、なかなか芽が出ない。このままではニートと言われてしまうし、地方の実家にも帰れない。
この物語はフィクションで、作者の主観により見てきた社会と自分を全力で風刺しようという意図の下書かれたギャグ作品です。
この物語はフィクションで、作者の主観により見てきた社会と自分を全力で風刺しようという意図の下書かれたギャグ作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!吐きそうなほどの、リアル……
軽妙な語り口とは裏腹に、主人公の置かれている状況はかなり厳しいというか、かなりの悲壮感が漂っている。
自分を置いて変わっていくまわりの仲間たちを眺めながらも、自分は特別であると奮闘をする主人公の心情には、共感を抱くとともに、青臭い過去を見つめているようで吐き気すら催してしまう。
誰しもが一度は抱いたであろう自分という人間への期待。
そして掲げていたはずの大きな何か。
そういったものを思い出すとともに、それが叶わなかった時の絶望すらを想起させる。
この主人公がいったい今後どうなって行くのか、それは作者にしか知りえないが、願わくば抱いたなにかを掴みとってほしいと思う。それと同時に、絶望…続きを読む