概要
生死を分ける籤が人知れず引かれる。
笠井鞠子は幼い頃、長野県警山岳遭難救助隊の神条が遭難者の救助にあたっているところを見て以来、「正義の味方になりたい」と考えていた。高校生になった鞠子は学校の文化祭で神条の講演を企画し、神条に直接そのことを話したところ、彼から「カンビュセスの籤について考えてほしい」と言われた。同じ頃、スキーが大流行し、週末になると遠方から学生達が長野県にやってきた。山岳遭難救助隊を志す鞠子は旅館でアルバイトをしていたが、そこにやって来た大学生の洋と話をする。彼の不可思議な行動に興味を持つ鞠子。その時、大地を揺るがす事件が起き――生死を分ける籤が人知れず引かれる。
*参考文献:『レスキュー最前線』 山と渓谷社 二○一一年
*参考文献:『レスキュー最前線』 山と渓谷社 二○一一年
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