王子様は一級死亡フラグ建築士　～城からパクってきた銀のスプーンが黒く変色した件～

　この作品の魅力は、しっかり作り込まれた内容にあると思います。コミカルとシリアスが生きていて、ほどよい緊張感や爽快感を与えてくれます。
　一部酷評するならば、主人公の性格や言動がブレている印象を感じます。ですが、それらも主人公のユニークな一面と考えれば十分受け入れられるほどです。
　小説としての起承転結がしっかりしていて文体自体も読みやすくまとまっている作品ですので、一見の価値があると思います。是非途中で切らず、最後まで読みきって頂きたいです。

さてと。。

なにをいっているかわからねいだろう？

こっちもわからねえだろう。。

さてなあよんでないはずでなんでおもしろかっこいいぜ。。
次回もよろしくなのか・・

多分本当に読み込めばわかるぜ。。

死ぬんじゃねえぞ御大義にな。。
そういう話さ・・
だからこそな・・

主人公のレオンは聖ベルナンド王国の第一王子。彼は二つの秘密を持っていた。
一つは実は別世界からの転生者で前世の記憶を持っていること。そして彼の本当の母親が、正妃シェリルではないこと。
そんな微妙な立場の彼だが、ある日、食器の銀のスプーンが黒く変色したのを見て、何者かが毒を使って自分の命を奪おうとしたことを知ってしまい……。

このレオン、転生者だが、これといって特別な力は持っておらず、年齢に似合わぬ頭の良さぐらいしか長所はない。
そんな彼が犯人を見つけるために調査を開始するのだが、その結果、あまり触れられたくない王家の秘密にどんどん切りこんでしまい、ますます命を狙われるはめに……。

設定は…続きを読む

主人公の驚きの声が気色悪い...
ふぇ？とかほえ？
とか、そんな単語は意図しない限り出てきません。

普段の言葉遣いとのギャップ狙いでしょうか？
物語は楽しいのですが、その単語のおかげで一気に現実に戻ってこれて嬉しい限りです。

テンプレのようでテンプレじゃない。
満腹なお腹のあなたに一服の清涼剤。
そんな作品です。

　本作を一言で表すならば、俺YOWAI系主人公の、汗と努力と涙と友情と愛の物語です。

　異世界転生物ですが、主人公は一介の非力な少年として生を受けます。主人公のチート要素はその国を治める王家の第１王子として生を受けた事と、『普通の大人並の知力』だけ。それ以外の特殊能力・超能力は全くなく、一介の少年として必死になって、次々と巻き起こる難事件と格闘を繰り広げます。

　また本作の事件の真犯人達は、狡知に長けた、人並み外れて悪質・悪辣なタイプばかりで、そのせいで強烈な緊張感が作中全体に漂っています。しかし、主人公を含めて、明朗で愛嬌たっぷりなキャラクターが数多く、本作に独特の色彩を加えていて、と…続きを読む

誰が主人公を殺害しようとしているのか、から始まり、後継者争い、異世界、バトルなどエンタメが詰まった作品です。
面白かったです

個人的にはメイドの女の子への攻略が胸熱でしたね！ (そこかよ)
(=ﾟωﾟ)ﾉ

それはそれとして、まず特筆すべきは、リーダビリティの高さです。この物語は12万字あるそうですが、まったく分量を感じさせません。
テンプレートで通じる情報を駆使し、無駄な説明が適度に省略されていると思いました(作者はなろうのテンプレにあまり詳しくはないので、これは勝手な意見かもしれませんが……)。転生の設定や毒薬の知識、あるいは解剖学(死体検分？)の知識など、話のテンポを阻害しそうなお話を軽やかに飛ばしている。語り手が転生した日本人であるがために、その価値観は受け入れやすく、語り口からはハイファンタジーに見られ…続きを読む