夕雪えい

ひとみは友達のために、きつく閉まっているペットボトルの蓋を簡単に開けた。それを見たクラスメートの男子が、ひとみの腕力をからかい出す。すっかり落ち込んでしまったひとみを助けたのは、…

七瀬八穂《ななせ　やほ》は、愛猫のリクとともにエリーネルの世界に飛ばされてしまった。 戸惑いながらも、地方都市トワの広場でゆで小豆の屋台を開き、やがて街の人々に受け入れられるよう…

高校二年の秋。とある女子高生の≪第六感≫が機能しなくなってしまった。原因は「田中祐人」という話したこともない男子。突然訪れた恋愛戦績の危機に彼女はどんな決断を決めるのか。

一人で食べる食事も悪いものではない。 好きなものを好きなように食べられるから、それは格別の楽しみである。

それはどこにでもいる女性の一週間の食事の物語。

ここはどこにでも存在してどこにも存在しない虚無の世界、次元の狭間。 この次元の狭間には、唯一、存在を許されているモノがある。 　 冒険者ギルド食堂。 ビッグバン以前から開店し、…

定時で仕事を上がって、その足で保育園へ。家に着いたらすぐに夕飯の支度。毎日バタバタ大変ですよね。私がとっておきの時短テクをお教えしちゃいます！

ルアール国に12月がきた。 遠い異国、日いづる国では12月の最終日にお蕎麦を食べる習慣があることを、トゥイーリは勉強していましたが、父上が日いづる国から献上されたそばとうどんを持…

【料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト】参加作品 ルアール国第一王女のトゥイーリは訳あって隣国のザラール国で生活をしている。 占い師の国ルアールで実力を…

　※単体でも楽しめますが、拙作「Phyllobates terribilis-そして魔王は今日も空腹-」(https://kakuyomu.jp/works/1681692786…

この国にはもう“ファンタジー”というものは存在しなかった。 彼ら“異客人”は今や、その辺の街角で出くわすちょっと変わった隣人なのである。 そう。 たとえばあなたの街にある、…

疲れた。もうやだ。カップラーメンの用意をするのもめんどくさい。 同棲していた恋人の陽斗（はると）が椰子（やこ）のワンルームを出て行ってから今日で五日目。 残業で疲れ果て、夕飯の…

俺の娘はニンジンが大嫌いだった。 カレーライスのニンジンを残そうとするから、妻がぽつりとつぶやく。 ニンジンを全部食べたら、とろんプルーンなお肉を作ってあげると。 その言葉に俺だ…

無職でヒマだな！　特にやることもないので家庭菜園を始めたら、ハチに懐かれました。 独身女性による、ハチとの交流録です。

待望の二人目が生まれた。 未曾有の事態とはこういうことを示す言葉ではないだろうか。

異世界転移した俺と魚人が、贅沢飯とワインで乾杯。 小説コンテスト用です。お時間がありましたら読んでください。

駅の階段から落ちた葉月は、気がついたら知らない廊下に。現れたのは元凶。 絆され、美味しいご飯を食べさせてもらい、運命を決めるお話です。 この作品は他のサイトにも掲載しています。

ここはお客様のどのようなご注文にもこたえるレストラン［わがままレストラン］、今日も夢のメニューを求めてお客様がやってくる。

名前なき様々なゲームや物語のモブキャラ達。人知れず役割を果たす彼らの癒しは出番待ちの待機ルームでの食事。 好きな空間で思い思いに彼らは空腹を満たす。 【5話＋おまけ完結】

今日のランチは『彩り野菜の肉々しいロコモコ豆腐』。キッチンカーのお兄さんは記憶に残るほどのイケメンとはいえないけれども……

ボードゲームの世界に入り込んじゃう体質の大須瑠々（だいす・るる）は、ボードゲーム好きの角八降（かど・やつふる）と一緒に、ボドゲ部（仮）で遊ぶ。 今日は角くんが「大喜利系っていう…

ひとみは登校中に、片想いしている優士に会う。ひとみは優士にあることをされてドキドキするが……。 その日の夜、優士は愛犬しろまるを撫でながら、ひとみとの今朝のやり取りを思い出す。…

ワインエッセイ『神の血に溺れる』の備忘録みたいなネタ帳です。 本編とは関係のない話ですが、こんなエピソードがあったということを書き記します。

　辺境地域出身のアニスは、王宮で開催された『珍味コンテスト』に出品するための料理を作っていた。 　 　果たして王様はアニスの料理を気にいってくれるのか。 　アニスの料理がもたらし…

　大切な大切な、再会のために、お爺ちゃんは、白いスニーカーを用意していました。

推し活。それは自分の大好きなアイドルやキャラクターを応援する活動のこと。 手を伸ばしても届かない場所にいる「推し」を身近に感じるための活動だが、ではもし自分の「推し」が自分の前に…

カクヨムに来なければ、気づけなかったこと。 カクヨムに来たから、出会えたこと。 わたしのミニ・ヒストリー。

自分の思いを、短い文章にのせてみました。 誰かの心に響く作品が、いつか作れますように。

かっこつけきれない彼氏と口下手な彼女の距離が、少しだけ近づく冬のある日。

休憩時間の一言から始まった、とある定食屋の一品。 同僚がすすめるその品を口にしてみようと俺はバイクを走らせた。 サクッと読める超短編。

体験談です。

KAC20223　参加作品。 勘に頼るのはあまり好きじゃない。けれども。 別に嫌いでもない。

過激な表現の必要性や影響について考えてみました。結果として、どうやらメリットよりもデメリットの方が圧倒的に上回っているようです。予防措置でレイティングを設定している方、過激な表現…

男性アイドルユニット「ギルティー」のメンバーである司は人以外のある者にも推されていた。

これは夢から覚めないまま歳を重ねた、とある独身女性が現代社会に翻弄されるながらも強く生きる姿を清々しく語るモノローグ。そして青春との別れのバラード。あるいは新しい出会いのロマンス…

まあ、落ち着いて欲しい。 とりあえず「赤いきつね」と「緑のたぬき」でも食べながら、これから語られる残酷なまでの真実に耳を傾けてくれ。 いいかい、話すよ。 ……ところで君は「赤…

　※単体でも楽しめますが、拙作「Winning！-苦学生×ょぅι゛×祖父×変人-」(https://kakuyomu.jp/works/16816452218574389567)…

KAC2022 3回目お題『第六感』。 成人式の日、なんとなく呼ばれた気がして車を走らせた。 ◆◆◆ 『スマホ、ところにより、二眼レフ（KAC2022 1回目お題『二刀流』）…

男子高校生の日常。 「シイタケ」「ナメコ」「キクラゲ」というあだ名で呼ばれる三人組は、山歩きの途中でみごとなシイタケと出会う。肉厚のカサと太くどっしりとした柄をもつそのシイタケは…

自分の頭の整理のためにピカッ！っとひらめいた時に書いて行こうと思っています。読みたいところからつまみ食いして下さい！

恋をしてみたいのに、恋に落ちることができない主人公の比嘉華恋。 相手が自分のことを好きになると気持ち悪いと思ってしまう茂木愛歩。 そんな二人は愛生の提案をきっかけに恋人関係になる…

ボクシングの試合前日。 計量後に食べる、待ちかねたごはん。 一週間ぶりくらいに食べるごはん。 で、試合の後に食べるごはん。 「絶対にこれ食べたい、ってものある？」 「人生最後の…

KAC2022作品　「第六感」 ワインエッセイ『神の血に溺れる』の備忘録みたいなネタ帳です。 本編とは関係のない話ですが、こんなエピソードがあったということを書き記します。

　シャッター通りの無人野菜売り場。 　売り切れてしまってしょんぼりしている僕は、散歩中の鹿を発見。 　翌日、鹿たちへのお土産を買って行きました。

　これは、今より少しだけ未来の物語……。 　久しぶりに京都を訪れた私は、円山公園の桜を見に行った。あれから色々あったが、ここの桜は、昔のままの美しさだ。まるで時が止まったみたい…

小説家の教授から「まじめな学生は薄っぺらい」と言われたのを機に、女子大生だった私が「薄っぺらい人間って何だ？」と考えたときの話。

魔王討伐後、消息を絶った勇者と無事の帰還を待ち続ける王女の物語。なぜ勇者は消息を絶ったのか？王女は再び勇者に会うことができるのであろうか。