天文学や生物学のダイアローグと思わせその実、デカルト的哲学論の話になっている点が面白く読めました(もちろん、天文学や生物学の知識もふんだんに語られています)。というのはあくまで私の個人的感想ですので、人によってはまた別の受け取り方が十分にありえそうです。学術的想像心を煽る快作でした。
小さな虫も、宇宙に煌めく星々も、この世界は矛盾に溢れてる。世界が美しくあるはずならば……答えはもう、一つしかないのかもしれない
実はレビュワーも生物が自然発生するとは考えていない。最初からいるんじゃないかと想っている。ただ、今の初期宇宙論の下では生存できない。そこが難問です。