十三岡繁

　同じ作者による長編の前日譚です。 　未読の方は先に『茶房カフカ』から読まれた方がいいかと思います。 　そうして読んでいる方も、こちらを読んでから『茶房カフカ』を再読するとまた違…続きを読む

　エッセイ・ノンフィクションジャンルにあったので、ノンフィクションというスタンスで読みました。 　男性の多くが通り過ぎてきた、あの体験。そんなにうまい話は無いだろうと思いつつも、…続きを読む

　この物語では基本的に劇的な大事件が起こるという事もなく、登場人物たちの日常が丁寧に描かれていきます。 　しかし彼、彼女らの日常は、マジョリティの立場の人間から見た日常と重なってい…続きを読む

何かあるんです。でも何を書いてもネタバレになるんです。
何があるのかは実際に読んでみて、何なんだろうと何か考えてみてください。

大人が読むための童話には、哲学が宿ってるなと感じます。
ネガティブにポジティブな物語です。

作者様によるイソヒヨドリシリーズ３作の最終作です。 時間軸としては一番最初の前日譚になりますが、読まれる方は「イソヒヨドリの町で」から読み始めた方がいいかと思います。 世代を超えて…続きを読む

教授にはなさないでと言われたので、詳しくははなせません。
どういうことなのか是非読んで実験に参加してみてください。

なぜかタイで食べたアオパパイヤのサラダを思い出しました。
かなり論理的でもあるし、情緒的でもあります。
カオスですが新鮮です。ごちそうさまでした。

　最近ではタイパなどといって、時間はかからずに成果が上がる方がいいという風潮ですが、時間をかけるからこその楽しみや喜び、そうして学びというものがあると思います。 　郵便碁というあ…続きを読む

短くても確かに小説だと感じさせてくれます。
言葉選びも丁寧で美しいです。
読めば心地よい歌を聞いているような気持ちになれます。

　普段は表に出ない、出せない心の声が、文章という形を借りて外に漏れ出してきている感じです。それを覗き見させてもらっている。そんなエッセイです。 　こんな言葉を贈りたくなります。 …続きを読む

　人間という歯車の形には規則性が無くて、完全に合致する存在というのはあり得ないです。でもどこかでひっかかることはある。 　マジョリティであることを普通と呼ぶとして、そうあることは…続きを読む

全て恋愛をテーマにしているというのは凄いですね。 絶対に自分には書けない世界なので、短いエピソードでも気持ちがざわめきます。 ユーミンの歌を聴いているみたいです（古くてすいません…続きを読む

　何気ない日常にふと現れる何気ない出会い…。 それにどういう意味があって、どう発展していくのかしないのか。 　喫煙という今ではレアなシチュエーションを通して、瑞々しかった思いを追…続きを読む

例えば3人分の味噌汁を作って、お椀に3杯すくって、それで残ったところの物語という印象を受けました。でもその残った部分が本質なのかもしれないなと…。違っていたらすいません^⁠_⁠^;

独特な世界観が展開して行きます。
ショートショートでハッピーエンドでは無いけども、決してバッドエンドでもない…もしかしたらエンドではないかもしれない…そんな物語。

サラッと読めて、短い物語ですが考えさせられます。
何でも分かってしまったなら、世界はつまらない存在ですね。

勿体ない勿体ないと思いながら、ついつい最後まで一気に読んでしましました。 とても丁寧に書かれていて、淀みなく心地よく流れていく物語です。 瑞々しくもあり、ちょっと切なくて何か自分の…続きを読む

甘酸っぱいかと言えば、しょっぱいと言った方が似合う青春の始まりの物語。 歳をとっても若くても幼くても、男女がお互いを理解するのは難しいですね。でも、だからこそ人生は面白い。こんな入…続きを読む