肉級

「第四回性癖小説選手権」によせて書きました。三作目です。 性癖：生首 性癖：死体処理 性癖：和服の似合う美人 性癖：古めの女性一人称

【完結しました！】短編集と書いておきながらほぼショートショート。貴方の心を揺さぶりたいと願って、この話を書いています。ドキリとしたり、ゾクっとしたり。もしそうなってくれたら、そん…

シンデレラの魔法は解けてほしくないけれど……

カポッ カポッ トイレが詰まっていた女の家。女はカマキリを飼っていた。 俺は自分の意思ではなく、川に飛び込んだ。 ───夢遊病者のように。

もうすぐ小学校に通うことになるケンタ君は、ある日パパとママから、夜のトイレくらい一人で行けるようになろうと言われる。 けど、そんなの怖くて絶対ムリ。 なんとしても一人でトイレに…

【KAC2022参加作】お題：真夜中 目の前にある特大カップラーメンを見つめる女性がひとり。彼女は腕を組み、首を傾けて苦悩する。 『こんな時間に、こんなもの食べてしまったら………

ある満月の夜、汚い路地裏に美しいロシアンブルーの猫が迷い込む。 それを咎めたてる‶山猫兄弟”。 兄のビルと弟の‶俺″は、その猫が有名社長に飼われる二百万円の猫だと気がつき、あ…

KAC2022によせて書きました。お題は「真夜中」です。過去作のキャラクターを流用しています。

登場人物 ・『四谷怪談』お岩（しっかり者で男性不信） ・『曽根崎心中』お初（恋愛体質） ・『好色五人女』樽屋おせん（ゆるふわで頭のネジが飛んでいるが、男性からはモテモテ） ・『好…

【KAC20227 出会いと別れ】 『大事な話がある』そう呼び出されたのに、貴方は来ない。彼からのメッセージを見つめ、私は独り彼を待つ。

【KAC2022参加作】お題：私だけのヒーロー 夜の公園に、女性の悲鳴が響く。 悪の秘密結社『アニマリオン』の怪人だ。 その場に颯爽と現れた彼は、女性を救うため、怪人と激しい戦…

先生から配られた、進路希望調査票。みんなはいったい、どんな道に進むつもりなんだろう。 そう思って、友達の陽子が何を書いているか覗いてみると、そこにはこう書かれていた。 【お笑い…

怪談……というより、私が過去に体験した実体験を、淡々と語っていくだけの話です。 怖がらせようとか、感動させようとかは一切無しです。 語彙力無視のお話ですので、苦手な方は回れ右。 …

短編集ですのでいろいろなお話があります。怖くない話も混ざってます。

！！！　ここにきて　ラスト変えました！！　既読の方。ちょっとびっくりしてください(笑)。 森岡比呂（もりおか　ひろ）は十六歳。従妹の美桜（みお）とともに彫刻をやっている高校生…

身体を重ねる関係だけだと思っていた、高居良との日々はある日終わりを告げる。 葵が最後に辿り着いた運命のいたずらとは。

部活の合宿、薄暗い廊下で二人きり。 彼氏持ちのマネージャーと僕は、先生が見回りにくるまでの数分間、体を重ねた。

カクヨム公式自主企画に参加しています。 創作です。

大学1年の夏。冷たい雨の降る夜、身体を温めることを口実にして。 私と彼女との関係は始まった。

好きだったマサトくんの頭にとまった、一匹のトンボ。 今では思い出の向こうだけど、その目に映る私はどんな姿なの？

一年前か、三年前か。それより前ということはないと思うのだが、とにかく、何年か前の話だ。 公園前の通りは、ゆるやかな坂になっていて、僕はそこをのんびりと歩いていた。 ふと、絵を描く…

この小説をプライベートを愛する人々へ捧げます。 誰もが経験したことのある日常の悩みを書いてみました。

ある夜。たまたま入った酒場で、男はピアノを弾く彼女と出会う。 音楽のことはわからないが、なぜだか彼女に強烈に惹かれた男は、彼女に声をかけた。 すべてが自然な彼女と話をしていく中で…

雨の森。母から逃げてきたレトは、凍えている。岩場のくぼみで雨宿りして過去を反すうする。 母と父、自身の思い出は決して美しくない。 雨の日の一つの答え。それは……。 2022年1…

南の孤島にある『ペンションニカタ』のオーナーが殺害された。 予期せぬ事件。 難解なトリック。 癖の強い登場人物たち。 「ちょっと一言よろしいでしょうか」 一言探偵こと一言一…

「私の事を忘れてください」 愛する人はそう言い残し、旅立って逝った。 貴方とワタシが愛した、あの花の花言葉。 貴方は覚えていますか？ 感想・レビューなど頂け…

嫌われ者の脳外科医、五名竜二《ごみょうりゅうじ》の患者が、違法な脳手術を受ける事で、次々と特殊体質になっていく五人の主人公の運命を描いたオムニバス作品。 全４７話

老人施設に勤務し始めた早瀬は、ある老夫婦に出会う。旦那さんの富田さんは、長年奥さんに暴力をふるっていた——。 書き手が実際に体験した、ちょっと不思議な夫婦愛と共依存の物語。 …

　江戸の世は太平の世と呼ばれますが、そこには様々な人々が生きていて、悲喜こもごもが沢山あります。

あったらいいな～って思って書きました。

箱の中からは逃げられない

ご長寿動物たちの奇想天外な創造神話

18歳の誕生日、俺は恋人のミヤコさんと過ごしていた。彼女はずっと大人で、ずっと色んなことを考えている。1歩先を進む彼女と出会った日と同じ年齢になった俺は、なんだか前よりずっと大人…

成人式と共に、大人になるために必要な個性の葬式がある。 ヒロトはまもなく成人となるため、これに参加することとなった。

不動産屋に勧められたとある物件。そこには一体、どんな秘密があるのだろうか？

ここはどこだ？ 見覚えのない部屋に困惑する。 　　　 そうだ、僕はもう──。 ＊ 終わりがあって始まりがある。 どんな世界でも僕らはきっと1人で生き、1人で死ぬことはないだろう。…

涙ぐむような物語にふれたとき感動し胸が熱くなることをイタリア語ではコンムオーベレと表現するそうです。いつかそんな作品を書きたい願望の習作短編集。

幽霊や妖怪が好きと言う少し特殊な性癖をもつためになかなか恋愛が成就しない主人公。 顔はそこまで悪くないはずなのに、幽霊や妖怪にはモテないことに悩んでいた。 そんなある日、主人…

日常でただただ思ったことを詠んでます！ 季語？情緒？ 知らんわそんなもん！ あるある～からメンヘラ 一方でメッセージ的な いろいろ好きに詠んでけよ！！！

書きたいとこだけ、思い付いたとこだけを書いたものの詰め合わせ。メモの整理＆供養がてら置いときます。もはや短編集ですらないなにか 気が向いたら書くかもしれないし、書かないかもしれ…

有能な刑事はある飛び降り自殺現場を止めようとしていた…… いや、これ止めなくてもいいな。だって死ぬわけねぇもんなぁこれ⁉︎

　私の名前は江戸川一《えどがわ はじめ》。三十年前にイケメン高校生探偵として名を馳せた名探偵だ。 　さて、今回私は助手を募集したいと考えている。 　条件は若い女の子。私はもう五…

辺境の星にぽつんと建てられている、古風な塔。その内部には、無数の本が所蔵されている。 そこで蔵書の管理をする青年と、茶トラのメス猫アルカディア。 それは磁気嵐の荒れ狂う日に、と…

身寄りのない兄妹が、ある天気の良い日に施設を抜け出し、コンビニで赤いきつねを食べるお話です。 その後、彼らは別々の養父母に引き取られることになりますが…。 では、どうぞ。

銀杏並木に恋は成る 白霜降り立つ冬の朝 あの子を迎えに行ったとき ふんわり首に赤いマフラーが 夜なべ仕事のマフラーが 私の首にあったのです