肥前ロンズ

お城の舞踏会の資料集めをしたいシンデレラ、 マッチの代わりに小説を売る少女、 困った星爆ハーメルン、 ジャンルに困る浦島太郎…… カクヨムあるある！　を、見事に名作劇場と混ぜた爆…続きを読む

体はチキンだが、心はゆで卵《ハードボイルド》。
読めば読むほど腹筋が割れ、お腹がすいてきます…。
私は茹でた鳥にスイートチリソース掛けたいな。

箱を売る箱屋。 箱は、色んなものがある。 大切な物をしまう玩具箱、大切すぎて使われなかったジュエリーケース、用がない者の前では開かない道具箱、見た人間の見たいようにしか見えない箱書…続きを読む

様々な醜聞が噂されています。 奥さんのガラシャさんに見とれた庭師を切り捨てたとか、幽閉したとか、監視したとか。 ついにはガラシャさん、最後は離婚を望んだのに、忠興さんの言いつけを…続きを読む

うわ……これは中々リアルな人間関係…中学生でなくてもありそう… その生々しい描写に、てっきり私は、フレネミーみたいな関係かと思ったのですが…… 怒涛の種明かしに、驚愕。 そして…続きを読む

中々会えない彼の、突然のメール。 出迎えるために、張り切って色々準備するけれど、色々失敗やイレギュラーもあって… 「とり『あえず』」を掛けた、ふわふわワクワク、ちょっぴり気持ち…続きを読む

それを言えば、相手を困らせることがわかっている。 それでも、言わずにはいられない。 身体が弱っていたら、なおさら普段封じ込めている想いは溢れ出すだろう。 それを伝える度に、相手の困…続きを読む

それは割のいい単発バイトだった。 だが、目の前には気が遠くなるような空間。 先が見えないほど伸びる長い廊下。等間隔に並ぶドア。番号順に並ぶわけではない部屋。そして、家具も何も無い…続きを読む

なんて、酷い告白。
けれど読み進めていくと、あれ……？　なんか可愛いぞ？

「付き合うって何すればいいの？」

そう聞かれた男の子は。
キュンキュンしました！

トリさんに会いたい。
そんな気持ちを抱いて、見事授賞したヒミズさん。
ところが、現実は無情なものだった…

頑張れヒミズさん！
そしてトリさんやって来い！

人間の魂を宿したぬいぐるみ『黒い羊《ブラック・シープ》』と契約したミリィ・リリー。 模擬戦で勝利を収めるも、教師からは「成績をつけることは出来ない」と言われてしまう。 その授業は、…続きを読む

変人たちが集まる大学に通う、ごく一般的JDを名乗る主人公。 ところが、井枯(イカレ)先輩がタイムホールを作ったことで、彼女の所属する研究室はあら大変！ その穴を通って原始人がやって…続きを読む

てっきりナンパされた子を助ける話だと思ってたんです。 そこから仲良くなる話だと思ってたんです。 二段階で驚かされたんですけど。 すごすぎて絶句してしまってます……意外な結末、是非…続きを読む

バレンタインのお返し、ホワイトデー。 と言っても、お互いにチョコを交換した木葉と志保は、今回も手作りのお菓子を交換…… と思ったら、志保はショッピングモールのクレープ屋さんに連れ…続きを読む

別の誰かの手を繋ぐとき、今まで繋いでいた誰かの手を離さなくてはいけないな。 そんな時、手を離すことができるかな。 いつか離れる君に、代わりに手を振って見届けることができますように…続きを読む

出場選手に目安となる走行ペースを教える役割を果たすペースメーカー、通称「ラビット」。 だが、自ら進んでやろうという者はほとんどいない。 ペースメーカーに指名されるのは、選手として…続きを読む

その日は、ただ甘えたいだけ。
ホワイトデーや映画の口実なんて、あってないようなもの。
それでもあった方が、何となく形になる。そんなもの。

「ブレアよ。お前をパーティーから追放する！ 要はクビだ、クビ！」 パーティーの役立たず・ブレアを追い出そうとした勇者アレックスは、そう言った後すぐに前世の記憶を思い出します。 パ…続きを読む

『朝寝』という、比喩として使われる言葉が、こんなにどストレートに使われるとは!!
きっと高杉晋作もこんな気持ちね!!!!!(そうか？)

手が綺麗になった。 とても嬉しいことなのに、寡黙な夫は夜遅く帰ってきて、変化を話すのが難しい。 けれど、夢うつつの中…… 気にかけてくれたり、気持ちを共有してくれたり、そんな人が…続きを読む

ヨーロッパと日本じゃ、空気も言葉も違う。
それ故に、摩擦やささくれ立つこともあるのでしょうが、
今回、美しい描写と最後のオチに、ふふっと笑いました。

「もういいかなって思ってしまって」 踏みにじられても、自分の味方であろうとするささくれ令嬢と、 彼女からブローチを盗んだことで、誘拐に巻き込まれた宝石泥棒。 二人の物語の続きが…続きを読む

さあ、耳を澄ましてください。ささくれの言葉が聞こえてきます。
ささくれの声はあなたの心の叫び。
こまめなケアをいたしましょう……


心に染みつつ、すごく笑える作品でした！

徹頭徹尾笑わせていただきましたが、最後の映像には勝てませんでした。
ささくれを大切にしたら、恩返しに来てくれるかな…

打ちのめされて、浮き上がらない心。 大切な存在を壊し、取り返しのつかないことをした自分。 それでも、目の前の子どもに、「生きろ」と言う。 とても勝手だ。 大人たちはこうやって、哀…続きを読む

助けて。 そう言いたいのに、極限に追い詰められた人は言う力がない。 どんどん外との繋がりを絶ってしまい、出来なくなる自分を傷つけるしかない。 だからこそ、自立には、無条件で味方に…続きを読む

こういう「怨霊系」って、恨みなどを鎮めるために、どんどん付け足されていくんでしょうね… でも、ずっと同じじゃそりゃ飽きるって… 何を言っているのか分からない人は、本編を読んでみま…続きを読む

音も味も体温も、二人の体を通過して去っていく。
まるで最初からなかったかのように。

それでも、そういう積み重ねの日々が、確かに二人を作っていく。

作者様の名前だけに、「笹(ささ)くれ」。ここまでは読めた。 しかしなぜ桃太郎に笹。あ、「き」びだんごから一本ぬいたら「さ」さだんごになるから？(自分で何言っているのかわからなくなっ…続きを読む

お題「ささくれ」という、「全てを破壊するバッファロー」よりは難易度低いけど、これはこれで使いづらい、みたいなものをお出しされた今回。 まさかの「ささくれ」で、ミステリー。 おま…続きを読む

前は兄様が書籍化されていたので、弟様が書いていました。 今年度は弟様の方で書籍化されたため、今度は兄様が……ついに!!!! 気持ちもコンプライアンスもギリギリ書籍化マウンティング…続きを読む

不死とは何か。 意識があれば、死んでいないと見なすことも可能だ。あるいは、脈を打ってさえいれば、とも。 しかし人は、外との関係を一切断たれ、一人だけの世界でも、「生」を認識するこ…続きを読む

自分の身に危険が迫ったり、余裕が無い時は、きっと取るに足らないもの、役に立たないものとして切り捨てられるもの。 だからこそ、大切にしてくれた心がすごく嬉しい。 大人になれば、ど…続きを読む

「誕生日おめでとう、海。プレゼント、どれが良い？」 そう言って幼なじみが取り出したるは、三つの箱。 赤、緑、青。選べるのは1個だけ。 さあ、アタリはどちら？ ……箱の中身を…続きを読む

友人Aに頼まれて、Bとともに引越しの手伝いに来た主人公。 しかし、その家には謎の気配と、前の住人の持ち物らしき箱が… と書くと、これが怖い要素だと思われそうですが、真の恐怖は別…続きを読む

とても綺麗とは言えないものが詰まっているのかもしれない。 それを明かさないでいたから綺麗なのか。あるいは、その中身を知っているからより綺麗に見えるのか。 わかりやすいものしか見ず…続きを読む

短くも、言葉の取り出し方が素敵な小説です。
娘さんの自由さに笑みを浮かべつつ、その感性に心打たれました。

どうか健やかに育って欲しい。

箱の中には、捨てられた子猫がいました。 待ってそんな漫画みたいな。 子猫を拾ってきちゃった作者さま。 しかし旦那さんからは、「猫は上限二匹まで」と言い渡されていました。 しかし放…続きを読む

クリスマスだから好きなんじゃなくて、ケーキだから好きなんだ。
そういう事を言う人に出会いたい。

それはきっと、誰もが一生をかけて探す理由になるだろう。

Xのイラストにつられて読みに参りました。 主人公にスリを仕掛けたのが運の尽き。 チップを埋め込まれた少年は、主人公の捜査の助手をすることに。 地元の人間なので、正体がバレないよう…続きを読む

ホラーではありません。
しかし、創作者にとってはホラーだと思います。
いや、創作者の方がホラーになる……かな。

主人公よ、強く生きて……

心の箱に、全てを詰め込むことはできない。 嫌なものを詰め込みすぎたら、好きなことはできなくなる。 ぎゅうぎゅうになってしまえば、窒息してしまうだろう。 だから、思い切って手放し…続きを読む

人工知能が人類に牙を向いた世界。 それに抗おうと、もはや人工知能の演算能力には及ばない人類たち。 だが、勝機はある。 人工知能たちは、予知するような演算能力の高さから、まだ「驚き…続きを読む

まったく、あれもこれも全部だめ。 こんな家を紹介して、どんな神経をしているのかしら。お説教してやらなきゃ！！ あら？　あの家は…… 主人公は、どんな家を選んだのでしょう？ 正体…続きを読む

恋多き女・ボスコ(猫)のススメで、白玉くん(若いオス猫)を飼うことになった主人公。 ペット可のお部屋を探しに行くと、そのアパートに高校の同級生が住んでいて… ボスコの頼もしさと、…続きを読む