真朱マロ

西暦二百年代初頭の地中海東岸、高原地帯。 二人きりのごろつき隊商、フェイとロン・ロン。 ある日、酒場でいわくありげな女と出会う。 深い紫の瞳、煌めく黄金の髪。 そんな彼女が抱え…

小学生のときから数十年治療を続けている病気のことを書いてます。 取るに足らない闘病譚。 別の投稿サイトに掲載していたエッセイの改稿転載。

地の果てには、竜が棲む。 そう伝えられる世界で、ハルトたちは暮らしている。 魔式と呼ばれる小さな異能を誰もが持ち、その特性に応じて火を灯し、風を呼び、水を操る。 人々の暮らしは…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部　応募作になります。

【第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト】俳句の部　一句部門 嘘でしか語れない戦争を、それでもテーマにしたかった 私は戦争を知らない だけど、忘れない 絶対に

あたしの会社の男性は、ふたつのうちの、いずれか。 おじいさま、あるいは、おじさま。 例外はない。 もうすぐ三十を迎える、あたし。 すべてをあきらめた、あたし。 でも、ある日…

突如発生した亜竜の大量発生。 国を挙げて対策に乗り出すも、徐々に形勢は不利になっていく。 突然変異体により指揮官が真っ先に狙われて殺されていく中、ついに国防軍からの援助がなくなっ…

龍に関するお話は、いろいろありますが、そんな中から新羅の僧にまつわるお話を書きました。韓国よりも日本で知られたお話でしょう。

銀色のトカゲのミラと、少年ヤトの物語。 「第九回春節企画」の参加作品です。 ちょっとだけグロいかな？

その霧深い山村には、昔、龍にさらわれたお姫様の伝説が語り継がれていた。大学時代の友人、南に誘われてその村を訪れた僕、八代倫也は、この伝説の意外な側面を知ることに……。 ありま氷…

ありま氷炎さま主催『第九回春節企画』参加作品。 かつて竜に蹂躙され滅んだ村があった。生き残った少女は復讐を誓う。 二十年の歳月が経ち、高位魔法使いとなった女が地の底で竜と対峙す…

フーゲンベルク大陸で、長く大陸の大半を治めていたバッハシュタイン王国で、最後の古龍への生贄となった第三王女のヴェンデルガルト。しかしそれ以降古龍が亡くなり王国は滅びバルシュミーデ…

両親を失い、森の中で独り暮らすエラは、ある日1羽の白い小鳥と出会う。 小鳥に導かれ、森の奥でエラが見つけたのは、怪我をして倒れた若い男性だった。 別サイトお題企画「灰かぶり姫」…

【本作品で行われる行為は感染症などのリスクがある危険な行為です。マネしないでください】 好きな彼へと愛を届けるために、彼女はチョコに異物を混入する。

大学入学のタイミングで出会った、玉葵（たまき） 身長180cm、王子様系お嬢様。 格好良いのに、清楚な雰囲気も醸し出し。 そんな彼女は、今まで出会った誰よりもストレスなく過ごせる…

ボクは見てしまった。我が家の飼い猫が、こっそりテレワークしているのを。

カクヨムWeb小説短編賞2023参加作品 短編賞創作フェス　「秘密」 綺麗な花を咲かせたいの。 私の好きな、ピンクの花を……

隣の席の彼女には秘密がある。 それは僕の、僕達だけの秘密。 「短編賞創作フェス」参加作品。

ゲームで作ったキャラに憑依・転移してしまったハルキの悩み事とは。 ※同タイトルを「ノベルアップ＋」様で「チームホワイトミルク」名義で公開してします。 ※すぐ読める1200文字…

理久と風花は幼馴染でライバル同士。 負けず嫌いな2人が繰り広げるお菓子なバトル。 お菓子食べたいなと思ってなんとなく書きました。 お飲み物片手にどうぞ。

あなたの家のドライヤー、こんな症状が出ていませんか？ ※この物語はフィクションです。

カクヨムWeb小説短編賞2023参加作品 短編賞創作フェス　「危機一髪」 この戦いには、負けられない！ 命がけのその先に、一体なにが待つというのか。

ある日、大切な森が火に包まれた。 1000文字短編です。同タイトルを「小説家になろう」様にも掲載しています。 読む方によって、男の年齢はマチマチに受け取られています。読者様の…

バツイチの轟が年末年始、故郷に帰省した際に。 已む得なく自分の部屋を片付けていると。 自分が夢中になった、ミニミニ四駆やプラモデルが、山のようにあった。 かつての宝の山を処分し…

カクヨムWeb小説短編賞2023参加作品 短編賞創作フェス　「スタート」 小高い丘の上 見上げる空 滅びる我等……

いつもその背中を追いかけていた。 流れる黒髪と、淡い薔薇の香り。 思い出の中の彼女がいま、目の前にいる。 苦い後悔と新しい始まり。 ここから始めさせてほしい。 この2人の最…

倒れ込む体を支えようと足を前に出して、それが推進力になる。

近況ノートに書いた内容をカクヨムコンに参加するためにエッセイに仕立て直して、ひっそり投稿します。 私自身、俳句を詠むことが多いです。このエッセイ経由で拙句を詠んでいただけるとう…

高校生・亘(わたる)は、文化祭準備で片恋中の相手と同班に！　彼女の近くにいれる喜びを噛みしめていたら、暗くなった下校道、なんと一緒に帰れることになり、交わす会話でますます恋心が募…

魔王の城に勇者が攻めてきた。 しかし魔王は強気の様子。 なぜなら魔法には、最強の強化魔法がかかっているからだ。 自主企画「同じ文末で物語を〆る企画　お題：「この魔法はあと十秒で…

濃染月（こぞめづき）…樹木の紅葉する月。木染月。八月の異名。 色取月（いろとりづき）…木の葉が色づく月。九月の異名。 ※「情景ことば選び辞典」学研 2019 参照。 ∴∵∴∵∴∵…

「黄門様のように世直しの旅をしたい」 　その最後の言葉を聞いた神様は、漢原（かんばら）イトの願いを叶えた。 　タイバーン国の王兄ウィルマーの体に、イトの魂を憑依させてしまったの…

遠距離恋愛中の希望と亮也。 二人の最後のデ―トは、ちょうど一年前のディスティニーランド。 その夜は美しい満月で、恒例の花火が上がる中、亮也は希望にとても大事なことを伝えたかったよ…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　一句部門　8句 年間通してなのでテーマも一貫性もありませんが。

十年を越える付き合いの男女。 七夕の夜、女によぎる不安。 男はそれにどう応えるのか？ そんなお話。 旧作の転載。 他サイトに掲載している作品の外伝です。

「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部」一首部門　参加作品 た～♪　は短歌のた～♪ ん～♪　は鼻歌のん～♪ か～♪　はなんかのか～♪ じ～ゆうにつづろうよ～♪ …

にゃ〜ん♪（意訳：この世界を猫まみれに！）

フライト前、冷たいコーヒーを飲みながら男は思う、昔愛した女のことを。 旧作の転載です。

観光立国の小国、夏には観光の目玉、打ち上げ花火大会があるという。 そんな小国を襲う大国。なす術無く蹂躙される小国。が、立ち向かう者たちはいた。 かつて丘であった場所で最後の戦いに…

魔王の脅威に晒されている世界の片隅で、両想いの幼馴染同士が結ばれる。 だが、その翌朝、予期せぬ運命がふたりに降りかかる。 旅立つ若者、交わされる再会の約束。 だから、あたし、待…

深まる秋の日、老人がゆっくりと自分を振り返る。 良い人生であったと。 そんな話です。

年の瀬の病院での出来事。 祖父の最期を見送った青年のちょっとした心情の話です。

　交通事故で長い間、意識不明が続いた僕は、ある日突然目覚めた。 　そこには、いつまでも変わらずに、傍にいてくれる彼女がいた。

組織の上前を撥ねようとしてしくじり、追われる身となった男。 廃ビルに追い詰められた男は脱出を図る。多対一、頼れるものは手のひらの一丁のみ。

KAC2023第一回お題『本屋』参加作品。 魔獣退治の際、偶然見つけた未盗掘の遺跡。探索する一党が見つけたものは、本。 一年ぶり、クノイチが帰って来たぞ。コレクション『クノイチ冒…

「読書感想文って聞くだけでも俺は憂鬱なのにさ、休みの日にわざわざ本を読むなんて……ホント物好きだよね……」 　確かに自分も義務教育のころはそうだったかもなと、懐かしい記憶の扉を…

WEB小説系サイトで活動されている方々へのエールみたいなものです。 数年前に某所の活動報告に書いたポエムのブラッシュアップ版。

　ブクマや評価のない作品は書く価値がないと悩んでいる人、言っている人を見かけます。 　後者の方は、このエッセイを読む意味がないと思っているので、どうか他の作品を一文字でも多く読ん…

クリスマス便乗物(笑) 腐れ縁の男女がクリスマスの夜に交わす他愛のないやり取り。 勝手に悩んで自爆しかける彼女へと、彼がかけた突然すぎる言葉に、彼女はなんと答えるのか？ 旧作の…