早見慎司

@lao_suu
2020年1月28日に登録

現代ファンタジー
エッセイ・ノンフィクション

2022年7月9日
遅れてすみません。
　また、更新が遅れていてすみません。　ちょっと、高熱が続いて、原稿が書けない状態です。　医者へはちゃんと行っていて、薬も処方してもらているのですが、ところてん式に仕事が遅れておりまして、結局、当座の生活費になる原稿を先にせざるを得ない、と言ったところです。　で、ゾンビ物では、見落としていた作品がいくつか……という無責任な勘定はできませんね。『ＳＴＡＣＹ』『ヌイグルマーZ』『トウキョウ　リビング　デッド　アイドル』が残っています。その後に、『媚空とか、後は……まだそこまで行っていないので、詳しく言えませんが……『ゼイラム』も重要だけど、見たくないしなあ。　ま、ひとつ言えることは、私が死なない限り、一応のラストまでは行けるだろう、ということです。まあその辺、生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
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2022年6月10日
ゾンビ物の終わり
　そんなわけで、あくまで「少女ヒーロー読本」なりのゾンビ物が、終わりました。お疲れさまでした。私も疲れました……まさか年をまたぐとは。　これでもまだ、加藤夏希ファンなら見逃せない『STACY』とか、日本で初めて、商業用映画でゾンビを扱った『JUNK／死霊の罠』とか、いろいろありますし、私が見落としている作品もあるかと思いますが（もちろん『バイオハザード』も！）、はっきり言って気力が尽きましたので、ここまでとさせて下さい。　ごく最近でも、ＴＶを見ていてぎょっとした、問題の少女ヒーロー作品（が何かは、もうちょっと先です。ごめんなさい）ですとか、Ｖシネからハリウッドに登り詰めた女優とか、エピソードには事欠かない、少女ヒーローの世界があります。　また、生活のための文章で、更新がとぎれることもあるかと存じますが、たぶん生きている内には終わるはずです。もうちょっとです。　ここまで着いてきていらっしゃる我慢強い方、どうもありがとうございます。がんばります。
2022年4月11日
ゾンビ邦画に関するもやもや
　ずいぶん時間が経ってしまいました。申しわけありません。　休んでいるうちに、3月10日には電撃文庫から、新刊連作短篇「死なないセレンの昼と夜」第二集が出まして。おかげさまで好評発売中です。よろしかったらぜひどうぞ。　さて、問題なのは、「改訂版・少女ヒーロー読本」です。　というのも、なかなか書けずに鬱々としている内に、映画界を揺るがす性被害問題がおきたのですが、いま扱っている系統の作品には、その中で加害者の疑いがあるスタッフが、複数いる、と思われるからです。少なくともひとりは、確認しました。　そういう人たちの作品を、無定見に取り上げるのは、人としてどうか、と思うんですね。　ただ一方では、そういう「犯罪」（まだ犯罪かどうか、はっきりしないもので……）とは関係なく、厳しい状況の中で、苦労して作品を作り上げている方々もいらっしゃると思います。その見分けは、私にはつきません。　というような状態で、もう少し、様子を見よう──と思っているのですが、一方では、このジャンルの作品を、ごそっと捨ててしまう方がいいのかな、とも考えています。　煮え切らない態度で申しわけありませんが、そんなわけで、もうしばらくお待ち下さい。最後までは、なんとしても書きますので。
2022年1月24日
本業のほう
　あいかわらず、更新が遅れて申しわけありません。いま扱っているジャンルに詳しい人から、こういうのもあるよ、こういうのも……とご指摘をいただいたり、自分でも調べてみたりしているところです。　でまあ、「本業」の小説の方は、きょう夕方、3月発売予定の「死なないセレンの昼と夜」第二集（電撃文庫）の最終直しが終わりまして（「校了」と言います）、何かの事故でもない限り、出ることになりました。　よろしかったら、書店に行ったときには、ひと目見てやって下さい。　で、こういうのも……の中には、私がノーチェックだった『ゾンビ屋れい子』という作品がありまして、これが好評だったのが、その後のゾンビ映画ブームに関している、と言うんですね。なので、それを見てから考えようと思っています。　『片腕マシンガール』を紹介しようとしている内に、深い沼に入り込んでしまった感じですが、まあ、がんばりませんと。誰かのためというのでもなく、自分のために……とか、かっこうをつけた文章で語るぐらいなら、とにかく見て見て見まくるべきなんでしょうが、この種の映画は妙に疲れるんですね。良い子は真似しない方がいいかも……です。
2022年1月19日
お待たせしました
　そういうわけで、ずいぶん時間がかかりましたが、新しい原稿を挙げることができました。ほんっとうに、お待たせいたしました。　今回取り上げた作品は、『片腕マシンガール』ですが、この映画（アメリカ資本ですが、アメリカでも日本でも上映されています）の評価というか、自分がどう向き合うか、それにずっと、悩んでいたんですね。　結果的には、まあいつも通りの感じになったと思うんですが、それでも、距離の取りにくい作品群だ、と思います。　しかしまあ、いやらしい話ですが、この章、お金はとてもかかっています。もとを取るにはどうしたらいいか、考えているところです。　やっぱり、書籍化がありがたいんですが、もはや100話近くになってますしねえ……乞、太っ腹の版元。　ま、それはいいとして、この章も、しばらくかかりそうです。すみません。
2022年1月14日
ゾンビ＋少女ヒーロー
　１月も半ばになりましたが、相変わらず、ゾンビと戦っています。　より正確に言うと、ゾンビ映画と、人体破壊映画というものがあって、それらが混ざり合う所に、セーラー服というものがある。あまり行儀のいい話ではありませんが、それを是とするか否とするか、みたいな問題があります。　で、山のようなグレイゾーンの映画を見ている内に、「東映ピンキー・バイオレンス」というものにぶち当たって、これは本で出ていますので、いまになって発注しました。　なんかこう、すっきりとしないんですね。ゾンビ映画の発生が、映画「ゾンビ」によるものらしい、という所に、それをくつがえし……はしないけれど、大きな影響を与えた「もの」があることに気づいたのは、ごく最近のことです。　とにかく、少女ヒーローの立場で、この膨大な作品群をまとめるのは、むずかしいんですが、「改訂版」と名乗るからには、おろそかにはできない、と思ってしまうわけです。　ひとつ、宣伝を入れておきます。３月８日に、電撃文庫から、新刊「死なないセレンの昼と夜」第二集が出ます。これこそ少女ヒーローだ、というものですので、よろしかったらどうぞ。では、きょうはそういうことで。
2022年1月8日
あけましておめでとうございます
　細々とやっている連載ですが、長期に間が空いて、申しわけありません。　いま、本業？　とにかく、小説の方があと２日半、という〆切でして、ろくに寝られもせず、推敲中です。　ただ、月曜日（1/10）深夜までが〆切なので、火曜日からは、またビデオを見るか、原稿を書くか、できると思います。　執筆を休んでいるうちにも、新しい作品が見つかりつつあり、おこづかいで買って見ていますが、なんだか違和感がある、というところです。この辺は、家の中で紛失して買い直した「劇場版　媚空」を見ると、かなり分かってくるような気がします。……あ、「ゼイラム」を忘れていた……。　とにかく、せっかくの無料公開なので、やりたいことはできるだけやっていくつもりです。　末筆ながら、皆さまのご健康、ご繁栄をお祈りしております。
2021年12月18日
果てしないゾンビとの戦い
　毎度順調に遅れております。　「セーラーゾンビ」については解決したのですが、類似、隣接の作品が多数残っております。いまのところ見たものは……。・最終兵器彼女・片腕マシンガール・最強兵器女子高生RIKA ・聖白百合騎士団・戦闘少女　血の鉄仮面伝説　で、見直し、新たに見るべきと思った物を、何本か、発注しているところです。　すみませんが、もう少しお待ち下さい。　なお、これは外せない、と思った「ガンガール・レディ」については、予想外のアクシデントがありました。その件も、きっちり書いて行きます。
2021年12月7日
遅れてすみません、ほんと
　2週間ほど、投稿が遅れてしまいました。真に申しわけなく思っています。　「セーラームーン」はなんとかしたのですが、その後の少女ヒーロー作品を拾っていると、これがきりがなく、とりあえず映画を三本ほどと、「セーラーゾンビ」全12話とメイキングを見ていたら、ちょっと疲れてしまったな……、というのが現状です。ゾンビものは、金がかからないこともあって、いや、これだけ遅らせているのだから正直に言いますと、制作費300万で30億儲けた「カメラを止めるな！」などがあるくらいで、低予算映画の常套手段となっているのですが、その中から、少女ものを拾い出すのは、ちょっと責任が取れない、という感じです。　まあ、ここから先は、現実的に言って、ちょっと大変ですので、ペースが落ちますが、どうか生温い目で見てやって下さい。　よろしくお願いいたします。
2021年10月29日
格闘中
「改訂版・少女ヒーロー読本」の更新が遅れていて申し訳ないのですが、実写版「美少女戦士セーラームーン」を毎日見ています。うーむ、これは簡単には片づかないぞ──。何しろまず、情報量が多いんですね。いま、４話ぐらいまで見て、メモを取っていますが、これそのまま書いたら、終わる頃にはそれだけで本が一冊できてしまうだろう、というものですね。ということで、なんとか早く決着をつけますので、気長にお待ち下さい。終わらないことはありません。絶対ありません。
2021年10月26日
次は何、行こうかな
　あいかわず、歯茎の化膿が痛い早見です。　もう、考える能力がないのですが、無理やりにでも「改訂版・少女ヒーロー読本」、進めていかないといけないなあ、と思っているところです。　しかし、正味の話、何がいいですかね。リクエストとかあったら、言ってみて下さい。承れない物もありますが、頑張って見てみよう、と思います。　実際の話、この連載は、書くのより見る方が、大変なんですよね。どうしても受け付けない作品なども、あるものでして。別に……いや、作品名を挙げるのはやめます。　いままでこういう文章が書かれなかったのは、たぶん「乳姉妹」とか、全話通して見られる人が（当時のヤングマンは別として）いなかったのだろう、と思いますし、私も、はるか昔に本稿を企画して、「乳姉妹」を見ていたら、10話ぐらいで倒れましたからね。テイストの濃い映像は、体に悪い。　などと言いつつ、いま、部屋の中から「片腕マシンガール」のＤＶＤを探している最中です。これも久しぶりだなあ。まあ、気長にお待ち下さい。
2021年10月19日
病気中です。
　お待たせしてすみませんが、歯医者へ行って抜歯をしまして。　それがまた、先週半ばぐらいから、歯がどうしようもなく痛くなって、ものを考えるのも大変、という状態になって、予約が取れたのが月曜、即ちきのうだったわけです。　過度に暴力的描写になりそうなので、詳しい話は避けますが、とにかくようやく歯を抜いて、これですっきりするか、と思ったんですが、抜歯の後の痛みは、「翌日頃まで多少の痛みや出血がありますが、異常ではありません。」だそうで、現在も、病気でないとは言われたけど、とにかく痛いのです。けさは急ぎの仕事がないので、「天然少女萬」を見ていたんですが、痛みのあまり、寝てしまいました……。　そういうわけで、次回「天然少女萬」は、あす以降となりますが、お許し下さい。とにかく、歯にはお気をつけて。
2021年10月15日
これが書きたかった！
「改訂版・少女ヒーロー読本」、ついにつみきみほ再臨まで進みました。　いやもう、ここまで書いただけでも、ありがたいというか、充分というか、そういう感じです。私というブレの激しい人間には、それを修正するのが大問題でしたが、直すことができました。　ちょっと、いま虚脱状態にあるのですが（次回作の小説が完成まぎわ）、やはり実写「セーラームーン」は外せませんし、その他もいろいろあります。　どこまで拾えるか、先走って入ったTERASAの元は取れるのか（取れんわ、そんなもん）、そもそもこれを書き終わるまで私が生きているのか……いろいろ雑念はありますが、まあ、できるだけのことは、やってみましょう。
2021年10月9日
ようやくランクイン
　おかげさまで、本日、「評論・エッセイ・ノンフィクション」（かな？　初のことなのでよく分かりませんが）の242位にランクインしました。野望に一歩……ちっちゃい野望だなあ。　とりあえずこの原稿、仕事の合間を縫って書いていますが、大物が２作品、控えています。「天然少女萬」と、実写「セーラームーン」です。「セーラームーン」は、旧稿でも書き切れなくて泣く泣く見逃したんですが、今度こそは、と思いながら、仕事の原稿を書いています。　だからやっぱり、この原稿は商業出版したい所なんですね。そうすれば、仕事になる。仕事になれば、スケジュールが組みやすい。　とりあえず、いま、ここを読んでいらっしゃる皆さまには、ランキングに入るほどに読んで下さったお礼と、スマイルをお送り致します。大丈夫です、スマイルは０円ですから。　それでは、ますますとち狂って行く「つみきみほ篇」、お楽しみ下さい。
2021年9月24日
「死なないセレンの昼と夜」、完成しました
10/8に電撃文庫から刊行される、早見慎司新刊「死なないセレンの昼と夜ー世界の終わり、旅する吸血鬼」（電撃文庫）、カバーイラストの高解像度ファイルがリリースになりましたので、挙げておきます。イラストは尾崎ドミノさんです。これもまた、17歳の小娘が遠い未来、水というものがほとんどなくなった世界で、屋台カフェを引っぱって歩いている主人公・セレンが事件と遭遇する物語です。飽きない奴だな、とお思いでしょうが、どうぞよろしくお願いいたします。これは、小説の執筆活動と関係の「ある」営業、宣伝だからなあ……と思いつつも、なんとかやっております。
2021年9月19日
ちょっと待ってて下さいな＆あからさまな宣伝
　毎度ありがとうございます。早見慎司です。　そろそろ、「４姉妹探偵団」を書かないといけないのですが、届いたソフトが、ちょっとありまして……。どうもすみません。一日、それ漬けになれる日がないと書けないんですが、時間が取れないんです。　それで、時間が取れない間に作業を進めていた（逆だろうお前）、10/8 発売の「死なないセレンの昼と夜　ー世界の終わり、旅する吸血鬼ー」（電撃文庫）が、きのうかな、すべての作業が終わりまして、大変素敵な本に仕上がりましたので、カバーをご覧下さい。　「改訂版・少女ヒーロー読本」の方ですが、「４姉妹探偵団」以外の仕事は、かなり進んでいて、一気に進みますので、もう数日、お時間をいただければ幸いです。
2021年8月31日
待ちかねたぞ矢部美穂
　「少女ヒーロー読本」は、名作も駄作もなくとにかく見倒す、がモットーですが、大きなタイトルで見ていなかったのが、矢部美穂の「天然少女萬」。あらゆる手を尽くして探していたんですが、どうやら見られそうになってきました。　違法アップロードがあったとか、そういうことではありません。ちゃんと買えた、というお話です。　「天然少女萬」はNEXTは持っていて、どうやら私の情報網に入ってこなかったのは、ＷＯＷＯＷの作品だからだ、と分かってきたんですが、矢部美穂版もそうなのか、これから現物を手にして、よく見てみます。　後はなんだろうなあ……やはり一番の難関は、実写版の「美少女戦士セーラームーン」ですね。何しろ50話ぐらいありますので。あと、「美少女仮面ポワトリン」を入れるかどうか……など、考えないといけないことが、けっこうあります。入れたらあれも40話以上だなあ。　「少女ヒーロー読本」は、かなり偏ったセレクションになっていますが、それは、私がいまさら言う必要もないもの（「ポワトリン」とか）の他に、手に入らないものもけっこうあります。……そう言えば、「片腕マシンガール」もあるか……。　悩みの絶えない連載ではありますが、さて。
2021年8月27日
お仕事です。
「執筆活動と関係のない営業」ではないと思うので、この場をお借りして、宣伝しておきます。私の、書き下ろし連作短篇「死なないセレンの昼と夜　～世界の終わり、旅する吸血鬼～」が、10/8、電撃文庫から出ます。見かけ17歳、実は500歳の少女、セレンが、文明の滅亡した世界を旅する話です。あまり怖くはありません。この一冊が、今後そうですね……5年ぐらい、小説家を続けられるかを占う一冊となりますので、是非よろしくお願い致します。 9月に入れば、電撃文庫の公式サイトにも、コンセプトというかあおりの文句や、カバーイラストも載る、と思います（現在、Amazonは予約受付中で、そこにはコンセプトが載っています）。発売2週間が勝負、という話だったので、私としても、手をこまねいて見ているわけにはいきません。とにかく、よろしくお願いいたします。現在、「改訂版・少女ヒーロー読本」は、「六番目の小夜子」まで進んでいて、9月には「ケータイ刑事」などが出てくると思います。そちらもぜひ、よろしくお願いいたします。
2021年8月25日
近況報告
　おかげさまで、「改訂版・少女ヒーロー読本」、順調に進んでおります。すでに9/13分まで予約投稿してありますので、そこまでは毎日（カクヨムの不具合がない限り）、更新されます。ほとんどの原稿は、午前５時に更新しています。　ただまあ、これから先は、新しく見た作品や都合で書けなかった作品を、補っていきますので、９月半ばまで書いていても、油断がなりません。まあ、イージーゴーイングにやりますので、生温い目で見守ってやって下さい。　本業の小説家の方は、10月に出る新刊の、ゲラを待っているところです。　ゲラというのが何か、うまく説明できる自信がないのですが、完成した原稿を、印刷所に入れ、上がって来るのがゲラ刷りです。そのゲラは、校閲、つまり原稿の誤りや、用字用語などのチェックをして、作者に送られ、作者はそれをすべてチェックして確認し、場合によっては新しく書き直して戻す、といったところです。たぶんこの後に、念校というものが出ますが、それは本当にチェックするだけのものですので、作者が頭を使うのは、ゲラをチェックした所までです。　というわけで、バタバタした中、お送りする「改訂版・少女ヒーロー読本」、まだまだつづきますので、よろしくお願いします。
2021年8月16日
「禁じられたマリコ」まであと一歩
　お待たせしている「禁じられたマリコ」は、現在、全12話中、10話まで見直しました。楽観的には、今週中になんとかなるかなあ……という感じです。　とにかくこのドラマ、遊びというものが一切ないので、体力を消耗します。まあ、２回か３回に分けて掲載するぐらいですから、大変なのは分かっていたんですが、やはり細かい所はずいぶん忘れていて、見直してよかったなあ、と。　その後は、かなり後までは、見直しはしなくていいはずです……たぶん。「実写版・美少女戦士セーラームーン」まで、というのは楽観的過ぎますが。　なんにしても、限界は突破しないと、論じられないのが「禁じられたマリコ」です。それだけの価値はある、と思っています。　それでは、すみませんが、もうちょっとお待ち下さい。
2021年8月9日
また少し遅れます（「禁じられたマリコ」のために）
　ただいまのスケジュールでは、8/10 の「テラ戦士Ψ ＢＯＹ」までが更新できますが、そのあと、連載はいったん、延期させて下さい。　それと言うのも、次に入るのが「禁じられたマリコ」なんです。このドラマは、永遠に見られないものなので（見られる？　それはいいっこなし）、詳しく書いておかなければ忘れられた存在になってしまいそうなのです。　それで、ビデオは本放送時に録ったものを持っているので、1話から見直すことにしたのですが、あいにく私、本業の小説の方が追い込みに入っているものですから、同時進行でやらねばならない状態なんで、残念ながら、こちらはそう……数日は『マリコ』と小説を切り替えつつ書き、まとまったら出す感じになると思います。　毎日楽しみにして下さっている皆さん、ごめんなさい。どうしてもこの位置に入れなければならないので、もしあまり遅れるようなら、「座頭女子高生ナミ」とか「聖白百合騎士団」とか入れて、つなげられれば、と思います。　他の県はお盆もありますから、お盆休みということにすればいいのかも知れませんが、まあ、うそはつきたくないので（おおげさと紛らわしい、もあるなあ）、どうかお待ちいただけますよう、お願い致します。
2021年7月28日
「少女コマンドーIZUMI」
　DVD-BOXを注文した「少女コマンドーIZUMI」、台風のせいもあってなかなか来ないのと、ちょうどAmazonのプライムビデオで一連の東映作品が無料だったので、見ながらノートを書いています。　不思議なのは、最初の「少女ヒーロー読本」に書いた「少女コマンドーIZUMI」の評価、見返してみると、ぜんっぜんっ、違います。よくできているんです。　詳しいことは、原稿に書きますが、とにかくいづみは侮れません。すみませんでした＞諸方面。
2021年7月26日
遅延予告と事前お詫び
　ようやく台風も去ってくれたのですが、あいかわらず気圧が低いので、仕事がはかどりません。　まあそれはいいとして、「改訂版・少女ヒーロー読本」は、いま、「スケバン刑事Ⅲ」まで投稿してあって（今後、順番に公開されていきます）、順番では、次は「少女コマンドーIZUMI」なのですが、書き直したいなあ……と思い、DVDを探したところ、これが見つかりません。しかたないので、買い直しました。　で、それが、台風で配達が遅れている、という話であります。　「少女コマンドーIZUMI」は全15話なので、2日あれば書けると思うんですが（もちろん、旧稿でも取り上げていますが、見直すには全話だろう、ということで）、本業の方がバタついていて、予定がよく分からない状態です。　その場合は、先に「セーラー服反逆同盟」を上げるしかないかなあ、などと思いながら、荷物の到着を待っています。どうも、申しわけありません。　なお、「少女コマンドーIZUMI」は、Amazonのプライムビデオでも見ることができます。まだ死に体ではない、ということで、お知らせしておきます。
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2021年7月20日
台風です
　ただいま、沖縄には台風が接近中です。　風雨は激しく、得に風は、何かが飛んで来たら壁にひびが入る可能性のあるぐらいの強さで、参っています。　気圧が低くなると、体調や頭の働きが悪くなる、よくご存じの症状が出てしまって、執筆がいまいちなんですが、「少女ヒーロー読本」は、一応、７月30日分まで進んでいます。　いちばん大変なのは、注をつけることです。ウィキペディアが、このジャンルについて改善が認められるのですが、裏を取るのが大変ですね。また、前回、本で出たときから、新しく注をつけないといけなくなった所もあります。　例えば、「スケバン刑事」に出演した黒部進さん。昔はよく知られた人だったのですが（「ウルトラマン」のハヤタ隊員ですね）、さすがにそろそろ注をつけないと、分からなくなってきました。　まあ、ぼちぼちと参りましょう。応援、よろしくお願いいたします。
2件のコメント
2021年7月15日
季里についてのお詫び
けさ（夜中ですが）、「少女ヒーロー読本」の作業をしているとき、気がついたのですが、「神の冬、花の春」のうち、序章の２を含むふたつのエピソードが、まちがって独立した章になっていますね。真に申しわけありません。まだ、カクヨムの使い方が、よく分かっていない、としか言いようがありません。なんとかお許しを願います。おかげさまで、季里の物語はいったん完結しましたが、これは「夏街道〔サマーロード〕」「水路の夢〔ウィーターウェイ〕」に続く、「道シリーズ」３作の完結編で、季里の異なる時間線では、新しい作品を考えています。27歳になった季里の物語です。さて、どうなりますやら。
2021年7月10日
改訂版・少女ヒーロー読本、始めました。
六月にはかなり腰が退けていた『少女ヒーロー読本』の改訂版ですが、この際、思い切ってとりあえず公開を始めることにします。URLは下の通り。 https://kakuyomu.jp/works/16816452221476538473/episodes/16816452221477216881 いまの所、まだ序論に当たる第一章「ヒーロー以前」の第一節の『本陣殺人事件』しかできておりませんが、よろしかったら、ざっと目を通していただければ幸いです。しかし、これ……たぶん100回ぐらい続くんですが、最後まで読んでいただけるかどうか……よろしくお願いします。
2021年7月1日
予定は未定
　いま、いくつかの仕事を抱えているのですが、すべて予定は未定。仕事として書いている文章も、まあ趣味というか、本になるかどうか分からない文章も、刊行未定です。　その中の一つで、このカクヨムで公開しようか、と思っているのが、「少女ヒーロー読本・改訂版」。数年前に原書房という所から出した「少女ヒーロー読本」に、バグ取りと追補を加えたものです。「美少女ヒロイン」じゃないの？　と思われそうですが、別に「美少女」といった、フェミニンな要素ではなく、性の縛りから解放された、少女が戦闘する映像作品を、その前提となる1975年の「本陣殺人事件」から、たぶん2015年ぐらいまで（まだ決めていません）拾い上げてまとめたものです。まあ、どういうものになるかは、もし連載、あるいは書籍化されたら、よく分かると思うのですが、とりあえずは連載してみて、反響があるかどうかで決まると思います。　とはいえ、これもいまは昔の本で、薬師丸ひろ子の登場、なんてのは私が中学生の頃の話なので、どの程度、共感を得られるかは分かりません。古い新しいだけではなく、「大魔神カノン」とか「アテナ（石橋けい主演のドラマ）」とか、ほとんど知られていないものもあります。　ですので、共感を狙う、というよりは、こんなのもあったんだ、という好奇心を持って見ていただければ、と思っております。　もう、書く気満々ですが、私は文章でお金もいただいておりますので、そちらの方が進めば、こちらはそうもさくさくとは進まない所があり、また、非常に長いので（本で出した旧版は、372Ｐありました）、走りきれるか、不安もあります。　それでも、どこかでやっておかないといけない気はあります。　まあ、私の本の読者の方なら知っている通り、私の書くものは10年がかりとかは当たり前なので（いばることじゃないけど）、その辺、生温かく見守っていただければ幸いです。　なんか、具体性に欠ける予告になってしまいましたが、要するに、女の子がセーラー服で機関銃をぶっ放すような作品はこれだけあるんだよ（中には、バズーカ砲をぶっ放す作品もあります）というところを、見ていただきたく。
2021年6月22日
さて、今後ですが……
　おかげさまで、さして問題がなく、「神の冬、花の春(アヴェニュー)」を完成させることができました。レビューや応援を下さった皆さま、どうもありがとうございます。　物足りなさを感じた方も多いのではないか、と推測するのですが、この作品は、155枚ほどしかありません。普通のラノベの、半分近く、ということです。ふだんなら、250Ｐぐらいにして、紙の本で出すところですが、まあ、いろいろな「単純な理由」で、かないませんでした。　これで、季里の小説は、【1】・夏街道〔サマーロード〕徳間アニメージュ文庫　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。・水路の夢〔ウオーターウェイ〕同上　　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。・神の冬、花の春〔アヴェニュー〕当サイト　【2】・夏の鬼　その他の鬼　ＥＸノベルズ　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。・精霊海流　ソノラマ文庫　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。【3】　・ずっと、そこにいるよ。　理論社　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。・何もない、夏の一日。　マンガ図書館Ｚで、無料で読めます。PDFは440円。以上になりました。いままでで３つに別れているのは、その度に設定を見直して、またスタートから始めているせいです。その辺、またも某アニメ風でなんだかなあ……なんですが。とりあえず、これですべて、無料で読めることになりました。今後の予定ですが、漠然と、社会人になった季里の話を書いてみようかな……とも思いますが、それは、いままでの季里とは違った感じの小説になるんじゃないか、と思っています。（実は、書き始めてはいるのですが、出るか出ないかも含めて、いっさい未定です）なんか、虚脱状態ですが、この30年は長かったなあ……と、しみじみ思っています。そして、今回の作品でも、「夏街道」以来のファンの方からメッセージをいただいたりして、とてもありがたく思っております。　少なくとも、季里の物語は、【1】で、完結することができました。どうもありがとうございます。
2021年6月15日
出版社回りの昔話・その２
　ひとつ前に書いたように、出版社回りは失敗に終わったのですが、中には、私のせいではないケースもあります。まだ関係者がご存命なので、詳しいことは言えませんが、ふたつばかり。　ひとつ目は、編集者の方が、「映画で言えば、制作費10 億ぐらいかかるような物が読みたい」、とおっしゃいました。時代を考えると、いまなら制作費30億から50億、ということになるでしょうか。つまり、スケールの大きい話、ということですが、残念ながら、私の小説は、小さな舞台でちまちまやるようなものがほとんどで、ご期待には応えられませんでした。　そうかと思うと、某社の編集者の方は、すごく熱心に話を聴いて下さいましたが、見本に贈った「水路の夢」への感想を言うこともなく、「やっぱりうちには合わないから駄目」、と言われてそれっきりでした。　この話には、オチがあります。　見本を贈ったとき、返ってこなかったのは当たり前ですが、それから 6、7年経って、私の手許に「水路の夢」が届きました。こんな仕事をしています、という名刺代わりみたいなものなので、まとまった数が手許に欲しかったのですが、もう絶版になっていたので、古本集めの仲間に頼んだところ、ブックオフ（古いね、しかし）などから続々、探して贈ってくれて、大変ありがたかった、そこまではいいんですが、書庫にしまおうとして、ぱらぱらめくってみると、一冊の「水路の夢」に、手紙のようなものがはさんであったのです。　開いてみると、やけによく見た字で、「サンプルをお送りします」みたいな文章が書いてありました。よく見るわけです。私が、先ほどの某社編集者に贈った見本の本でした。話がややっこしいですか？　つまり、その担当者は、私の小説を読むこともなく、それどころか開いてもみずに、古本屋に叩き売ったわけです。　もちろん、抗議はしませんでした。そういう方と、仕事はしたくないですから。ただ、面白かったな。まさか編集者も、自分が叩き売った本が、著者の元へ届くとは、夢にも思ってなかったでしょうね（笑）。　まあ、そんなわけで、人生、どんなことがあるか分からない、という話ですが、もしあのとき、某社から出ていればどうなっていたことか。その某社ラノベレーベルも、いまはありません。むかしむかしのお話でした。
2021年6月15日
出版社回りの昔話
　私がデビューした頃のラノベ作家は、出版社回りに専念していました。　いま、ラノベでデビューするには、お目当てのレーベルの新人賞（電撃なら電撃大賞とか）で、何かの賞を取っていなければ、まず100%、デビューすることはできません。ですが私がデビューしたのは1988年、まだバブル景気の頃です。企画書やあらすじを持って、回りました。そして私の場合、ことごとく失敗しました。　もう時効だと思うので、実名で言えるものは言いますが、ＭＯＥ文庫スイートハートの編集者は、「すぐに映像化できる企画が欲しい」、と言いました。ＭＯＥというのは「萌え」とは違って、永田萌さんという、有名な絵本作家の名前から採ったものです。その永田萌さんの名前から採った、「ＭＯＥ」という雑誌を出すために作られた出版社が、ＭＯＥ出版、というわけです。　私が行ったときには、その文庫ラインナップで、「もうひとつの原宿物語」というラノベが映画化されており、それを踏まえての発言だっただろう、と思います。　ただ、担当者の方は、とても親切な方で、持ち込みに失敗した後も、相談に乗って下さったり、ありがたい対応をして下さいました。　ソノラマ文庫の石井編集長は、いまのラノベの形を作ったとも言える、大物編集長でしたが、私が原稿を見せると、「もっと民俗学の知識を勉強した方がいい」、というアドバイスを下さいました。それから10年ぐらい経って、もう持ち込みの時代でもなくなった頃、いまここで連載している「神の冬、花の春」と同じ水淵季里（書き忘れましたが、「みなぶち・きり」です）やその他の人物が活躍する「精霊海流」という原稿を持ち込んだところ、ＯＫが出て、直しの後、出していただきました。10年の約束を双方とも果たして、大変ありがたいことでした。　そうかと思えば……いや、この話はちょっと長くなるな。次回に回しましょう。　まあ、いいこともあれば、そうでないこともある、というようなお話です。
2021年6月12日
公務員試験
　いま連載している「神の冬、花の春」は、91年頃の作品ですが、私がデビューしたのが、1988年なので、わりと稚い所が目立ちます。　そもそも私、小説家になるつもりではありませんでした。公務員になろう、と思って勉強していました。　それが、試験にみんな落ちて、とにかく食わなければならないので、アニメ雑誌「アニメージュ」でバイトをしていたら、偶然、デビューの可能性が出て来た、というようなことです。　公務員は、たしか国家II 種だと思いますが（他に、東京都と小平市の試験を受けています）、面接にはどうにかこぎ着けたんですね。その面接が、まあひどかった。いまでもはっきり覚えています。私「失礼いたします」面接官「どうぞ」私「はい（椅子に座る）」面接官「まず、なぜ公務員になろう、と思ったのですか」私「仕事を通じて、世の中に貢献したいと思ったからです（本気）」面接官「でもそれは、一般企業でもできることですよね」私「そういえばそうですね……」面接官「……」私「……」面接官「では、これで終わります」　最悪だわ（笑）。　まあ、おかげさまで、いま、プロの小説家としてやっていけているんですが、あれはひどかったなあ……良い子は真似をしてはいけません。
2021年6月12日
フリクション
　前から欲しかったフリクションの赤を買いました。　フリクションとは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、消せるボールペンです。私としては、紙原稿で直しが来たときなどに、使ってやろう、という気持ちです。手を入れるとき、とても真陽ので。　試しに使ってみましたが、なるほど、たしかに消えます。まあ、けっこうこすらないと消えないんですが。書き味は、まあまあ、というところです。　で、これ、冷蔵庫に入れておくと、消えた字が元に戻ります。消した所の上から文字を書いても、ちゃんと読めるので、ぐちゃぐちゃなことになります。　文房具オタクとしては、一度は試してみたかったボールペンです。
2021年6月6日
読者おそるべし
　小説家にとって、読者は何より大切なものです。いくら本のできがいい、と思っても、売れなければ意味がありませんし、ときには、編集者でさえ気がつかなかったミスを、指摘してもらえることがあります。　ふっ、と思ったのは、私の代表作と言える『メイド刑事』です。つい私が、メイドの台詞で「とんでもございません」と書いてしまったのです。そうしたら、以下のような内容のお手紙をいただきました。　「とんでもございません」ということは、『とんでもございます』ということになる。『とんでもありません』でも、『とんでもあります』があるのか、ということになる。細かいことですが、お気をつけ下さい」　あっ、と思いましたね。改めて辞書を引くと、「とんでもない」で、形容詞、となっています。つまり、「とんでも」と「ない」は、切り離せないのです。　それからというもの、私はそういう場合には、「滅相もない」と書いています。　そういうご指摘は、ありがたいものです。　いま、10月刊の新作を書いていて、その中には、「架空の単語」がたくさん入っています。読者の方々は、気づいてくれるでしょうか。それとも、「早見の奴、またまちがえてやがる」と嗤うでしょうか。さて……。
2021年6月3日
時計中毒
　私は、時計中毒です。　7.0畳、という実に半端な部屋で仕事をしているのですが、そこで仮眠も取ります。仮眠から目を醒ますように、アラーム時計を1個、どうしても寝坊したくないときに一緒に使う時計が一個、あと、寝ていても時刻が見られる旅行用の時計が一個。　更に、仕事用のテーブルの上に、デジタル時計が一個、壁には掛け時計が一個あります。　そしてパソコンのモニタには、時計ソフトがひとつ入っていて、そこへ、Windowsのシステム上の時計（画面右下にあります）。これでようやく落ちついています。　バカみたいですね。いや、まったく。つまり、私の仕事部屋には、7つの時計があるわけです。もし、ＤＶＤレコーダーやＴＶの時計も数えると、二桁になります。ああ、本物のバカだ。　しかし、問題は数ではありません。それだけある時計の中で、正しい時刻を表わしているものが、実はほとんどない、ということなのです。掛け時計などは電波時計ではないので、平気で時間単位、遅れています。　こんなバカが、時間を気にしながら、書いているのがこのノートです。どこも創作活動ではなく、どこも読書日記ではありませんが、まあ、こういう話をしながら、創作について考えている、ということでお許し下さい。
2021年6月2日
続・仕事上のＢＧＭ
　仕事上のＢＧＭは聴かない、と言いましたが、ふだんは何を聴いているのかというと、殆どが、いわゆるJ-POP です。PSY・S、ザバダック、遊佐未森を筆頭に、主に80～90 年代の曲を聴いていることが多いです。　ただ、それだけでは進歩がないので、例えば最近のサブスク系の曲も、聴いています。特に好きなのは、フィロソフィーのダンスとヨルシカですが、ラジオなどで気になる曲を聴いたときは、すぐに曲名とアーティスト名をメモして、後でYouTube などで曲を確認して、いいものは買います。　それで、恥をひとつかいておきますと、私は、モーツァルトの「レクイエム」というのを、断片的に2、3回しか聴いたことがなかったんですね。それが、小説のモチーフになる予定だったので、Amazonで見たら（沖縄県浦添市には、少なくとも私が行ける所に、ＣＤショップはありません）、カラヤン指揮の「レクイエム」がずいぶん安かったので、買ってみました。そうしたら、すっかりはまってしまったんです。　こんないい曲を、なぜいままで、「クラシックだから」というだけの理由で聴いていなかったのか……後悔すると共に、生きている間に聴けてよかった、と思いました。　私も、もうすぐ還暦なので、昔好きだった曲をくりかえし聴いて、残りの人生を生きる、という「手」もないではないのですが、音楽については、一生現役でいたい、と思っています。　
2021年6月2日
仕事上のＢＧＭ
　私は、原稿を書いている間は、音楽を聴きません。昔は、そのＢＧＭが執筆を助けてくれるのではないか、と思って聴いていたこともありましたが、ただの錯覚でした。まあ簡単に言うと、インプットとアウトプットは同時にはできない、ということです。　ただ、小説を書く上で、音楽の持つ力を借りることは、しばしば、あります。　いま、私の iTunes（音楽管理ソフトです、念のため）には、1万5千曲の曲が入っています。自慢じゃありませんよ。1万5千曲なら、アルバムにすると約1250枚ですから。音楽好きの人で、それぐらいのアルバムを持っている人は、ざらに、います。　で、小説のアイディアを頭の中で転がしているとき、つまり形になる前には、その音楽を、連想しながら続けてかけて、聴いていると、小説の断片のようなアイディアが浮かんだり、雰囲気がつかめたりすることがあります。それをそのまま使うのではなく、いくつかの音楽を組み合わせて、くりかえし聴いてみて、そこから先は執筆活動になるので、音楽は聴きません。　よく、「執筆上のＢＧＭはなんですか」みたいなことを訊かれるんですが、そんな感じで、音楽はレファレンスにはしますが、書いている最中は、聴きませんね。
2021年5月31日
またもや、おわび
　すみません。「神の冬、花の春」は、予約投下していますが、公開時間がまちがっていたらしく、第２章の２が、１の前に公開されてしまいました。　……たぶん、私が何かまちがえていたのでしょうが、これまでの流れを見ると、タイムスタンプに何かの問題があるような気もしますので、今度、こういうことがあったら、予約投下はやめて、逐次等価に切り替えます。　愉しみに読んで下さる方には、まったく申しわけありません。ちょっと負荷がかかっています。　今後公開する予定の作品も、ないわけではないのですが、そのときは、もう少し、執筆以外のスキルを上げていきたいと思います。　そんなわけで、またおわびでした。
2021年5月30日
アクリルの仕切り板
　時間のあるうちに、書いておかないと、休みが取れないので、連投失礼します。　いま、まだ企画が通っていない原稿を書いていますが、それは喫茶店の話なんですね。私は喫茶店が好きなので、普通に選んだ場所ですが、考えてみると、いま、喫茶店は大変な状況にあります。いちいち挙げるまでもなく、皆さんご存じでしょう。　それを無視して、理想の喫茶店を書くのか、それとも世情に合わせて書くのか、は難しい所で、いろんな作家が、暗中模索している状態です。　私の場合、小説に書いた世界は、「行くことはできないけれど、どこかに存在している世界」だ、と思っているので、世情を反映させて、店にはアクリルの仕切り板があって、換気もして……という風に書いていますが、かえってそれで、ひとつネタが浮かぶぐらいで、まあ気楽なもんです。　実際には、近所の喫茶店は、いつ閉店になってもおかしくないほど、さびれていますが、小説は現実と離れていても、現実には負けたくない、という強い気持ちがあります。　かといって、アクリル板も何もない状態の喫茶店を描いている人は、それはそれで私は構いません。創作に現実を入れないといけない、という法はありませんものね。　ただ、テレワークだと、編集者はいろいろ大変なことがあるようで、どうしても作業が遅れがちになるのは、困ったものですけれど。　
2021年5月30日
おわび
　きょう、気がついたんですが、「アヴェニュー」、アップしたはずの序章が消えていました。　再度アップして、本来あるべき章の並びにも配慮しましたので、「序章」を読んでいない方、真に恐れ入りますが、いったん序章をご覧いただければ幸いです。　以上、ご報告でした。
2021年5月30日
編集者にかみつかれた話
　私は仕事の都合で、こういう近況ノートは、溜めておいてアップするしかないんですが、どうやらこれは、消えてしまうものではないようですので、皆さまは、マイペースで少しずつでもお読み下さい。　さて、いま連載中の「神の冬、花の春〔アヴェニュー〕」ですが、私のデビュー作「夏街道〔サマーロード〕」、その続編の「水路の夢〔ウォーターウェイ〕」の、完結編に当たります。30年ほど間が空いたのは、事情があってのことですが、それはまた別の話として、タイトルのことです。　『夏街道〔サマーロード〕』を出したときに、担当者が、「知り合いの編集者に読んでもらったから」と、手紙を渡してくれました。いや、驚きましたね。ヘイトスピーチの嵐です。揚げ足を取りまくって、それがことごとく、的外れなのには、いまの私なら、「そいつのハイヒールにとがった小石が入りますように」、ですませますが、当時はナーバスだったので、こたえました。　中でもひどかったのは、「『夏街道』が『サマーロード』で『水の旅（最初はこういうタイトルでした）』が『ウォーターウェイ』って、『天使〔エンジェル〕』と同じじゃないか」といういちゃもんです。いや、いちゃもんではすみません。私は最初、水淵季里の小説は3部作で、「サマーロード」「ウォーターウェイ」「アヴェニュー」で、「道」を意味する三つのことばを付けよう、と思っていたからです。第一に「水の旅」を、どう直訳したら、「ウォーターウェイ」になるのか、教えて欲しいものです。　いつか復讐してやる、と思いましたが、その「知り合いの編集者」の会社はつぶれたらしいんで許しておきますが、いくら「編集者の話は聴く」がモットーの私でも、最初にこういう人に当たっていたら、小説家はあきらめていたかも知れません。　とにかく、「批評」ではなく、「非難」をすることが当たり前だ、と思っている人は、どこにでもいるものですね。そういう人たちの靴に、とがった小石が入りますように。
2021年5月30日
編集者の話は聴くか
　この連載（小説含め）は、仕事の合間に書いていますけれど、「こんな所に作品を連載しているだなんて、こいつ、小説家あきらめたな」と思うのは、すみませんが早とちりです。すでに決定しているだけでも、９月頃発売予定の新刊を、いま初稿を入れて直しに入り、うんうんうなっている最中です。企画も持ち込んでいます。　この33年、ノベライズ以外は全部、17歳の女の子が何かをやっつける話ばかり書いていますが、今回も、17歳の少女が、ある能力を使って活躍する話です。　私は、編集者の言うことは、わりと聴くほうなので、今回も、いろいろな要望をひとつひとつクリアしながら書いていますが、作家の中には、編集者の言うことをまるで聴かない、100％俺様、みたいに書く人もいますね。　私は、それは損だ、と思うんです。編集者は、小説の第一読者であり、売るノウハウを知っている人です。その言うことを聴いて、たとえ98％直しても、残りの２％が残れば、直した意味はある、と個人的には思っています。　……というようなことを、一般小説で活躍している某同業者に言ったら、「早見さんは凄い。俺なんか、500％直す」と真顔で応えられてしまいましたが、500％って、どう直すんだろう……とにかく、私が33年、作家を続けてこられたのは、こういう理由もあってのことかな、と思うことがあります。　まあ中には、てんでポンコツな編集者もいて、自分のミスを電話で３時間抗議しても認めなかった方もいらっしゃったんですけどね。その辺の見極めが、まあまあできるようになったのが、長年やっていることのメリットですね。
2021年5月30日
イラストとは
　小説、中でもラノベにとって、イラストは生命線です。　いまに始まったことではありません。私がラノベでデビューした頃は、まだ世の中がのんびりしていて、ファンレターも何通か著者の元へ届きましたが、それが全部、「カバーイラストを見て買いましたが……」というものでした。まあ、イラストに惹かれて本を買ったら、意外に面白かった、と続きましたので、すなおに「ありがたいなあ……」と思ったのですが、イラスト100％の原作は、30年以上前からあったわけです。最近は、ラノベはコミックと同じ、ビニールの幕で開けないようにしてありますので（シュリンク包装）、イラストの役割は、ますます重要になってきています。　「ライトノベル」ということばが生まれる前は、編集者は、一般小説から流れてきたので、イラストレイターについては、まるで知りませんでした。作家のほうから、「この人にお願いして下さい」と頼むことが多かったのです。私もデビュー作は、漫画家の川原由美子さんと親交があって、実力を知っていたので、お願いしてもらいました。いまでも宝物です。　イラストも、いまのようにpixiv などはなかったので、ラノベ専門という人はいませんでしたね。　まあ、この作品には、イラストは付けられないので、中身をより厳しく読まれるんだろうなあ……と、けっこうおっかなびっくりで、やっています。
2021年5月29日
水淵季里とは
　水淵季里（みなぶち・きり）は、私のデビュー作『夏街道〔サマーロード〕』から、その続編『水路の夢〔ウォーターウェイ〕』、まき直しを図った『夏の鬼　その他の鬼』、その続編に当たる『精霊海流』、また設定をやり直した『ずっと、そこにいるよ。』、これらの作品はみんな、「マンガ図書館Ｚ」で、無料で読めますが、その「マンガ図書館Ｚ」オリジナルの、「何もない、夏の一日。」（これも無料で読めますが、有料ダウンロードもできます）の作品群の主人公です。　最初は、『夏街道』『水路の夢』の続きの三部作で終わらせようとしていたのですが、今回公開した『神の冬、花の春〔アヴェニュー〕』が、初版の事情でいったん筆を置いたので、気になっていました。　気がつくと、私もいい歳で、いつ死んでもおかしくないな、と思ったことから、生前遺作として、いまのところまあ、数百人は確実にいる季里の愛読者の皆さまに、中途半端で失望させないために公開に踏み切りました。　説明が足りないので、前の作品を読んでいないと分かりづらい所もある、と思いますが、どうかお許し下さい。　この小説は、本にするにはちょっと短すぎるので、もし文庫化するとなると、もうひとつ、話を入れないとだめでしょうが、あまりそういう甘い夢は持っていません。それより、ひとつ荷を下ろせることに、ほっとしています。　それではまた。
2021年5月29日
最近の仕事
　新刊の仕事を進めています。だいたい９月頃の発売。よろしくお願いいたします。　「神の冬、花の春」は、私の公式ブログでも連載しているのですが、ブログの仕様上、新しく投稿したものが前へ出てしまうもので、知り合いの勧めもあって、こちらにも掲載することにしました。　なお、出来上がっている原稿を分割して、予約投稿していますので、途中での進路変更はできません。申しわけありません。