ここプロ

和仁 透は大野 竜弥率いる悪ガキ共に追われて廃線のトンネルに逃げ込んだ。 長く暗いトンネルを抜けると、そこにはのどかな山里の風景が広がっていた。不思議なことに里には人影がない。 …

　ごく短いお話です。お楽しみいただければ幸いです。

怪奇ライターである私は不思議な体験をしたという男にインタビューしていた。 その男の語る黒い箱の話は凡庸なものであったが……。 【KAC2024 第3回お題 『箱』参加作】

さるかに合戦。 猿によってひどい目に遭わされた母ガニの仇を、仲間を集めた子ガニが討つ、有名な昔話。 さて…皆さんは、こう思った事はないだろうか。 「良くまぁこんなメンツでうまくい…

アメリカに駐在することになった若い夫婦。妻にはちょっとした秘密があった。 小野塚様主催「🎃御彼岸Halloween怪談会🎃」参加中です。

イマジナリーフレンド。 空想上の友人、きょうだいのこと。

クラウドの写真を整理していて、見覚えのない女性と映っている写真を見つけた。 写した場所も分からない。 ※以前書いた短編『冥婚』と『五年前の写真』を組わせてひとつの話にしてみま…

海の上で聴こえないメロディーを探していた男の話です。 この作品は以下の自主企画に参加しています。 【第59回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画】 https://kakuy…

殴ると美味しくなる牛。牛を愛し、殴る男。人類を襲うネオヴィーガン。タピオカミルクティー

白里りこ様、自主企画参加作品です。

40代の中堅サラリーマンは転職を夢見ていたが、そこにはとある闇があった！

どうぞ不安の中に一人堕ちていかないで下さい。 大丈夫、全てが終わったわけではありません。 とても大切な大切なお金を失った絶望感はもの凄くわかります。 でも！ お金で解決できるもの…

私が、小学生だった時の話です。

短編10ジャンル制覇を目指す企画の「ホラー」 https://kakuyomu.jp/users/chocoblack/collections/16818093074776122…

健一は友人に電話をかける。だが・・・

クロノヒョウ様の企画に間に合わなかった。下書きにいれて寝かせていたのを少しいじってみました。 お題→夕方五時のリズム 　

夢の中で、これは夢だと気づいた。 初めてみる明晰夢は、結婚式場だった。だがこの会場は何かがおかしい。 招待客が全員、白い衣装を着ている。ウェディングムービーが全て心霊写真。親族…

本当の恐怖は、このお話が終わったあとでした…

　『公式自主企画　怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語』への参加作です。 　関係者各位への配慮により、少々シチュエーションを変更してありますが、話の内容は実話です。 　「怖そ…

　薬屋りん、二話目です。彼はまだ落とし物を探しているのか、あちこちをうろついているようです。 　お楽しみいただければ幸いです。

しがない探偵の俺は、行きつけの立ち飲み屋で常連の女性に声をかけられた。 彼女の同僚に好意を寄せる男がいるらしい。それ自体は何の問題もないのだが、話を聞く限り、男の様子はどことな…

クロノヒョウ様主催の第57回「2000文字以内でお題に挑戦！」お題は「夏に置いてきた写真」参加作品。 大学三年生の夏に行った家族旅行。『不思議な写真屋』に撮ってもらった写真は机の…

海辺にある今は廃れた神社の裏手にある常夜灯に火を灯してはならない。恐ろしいモノが見えてしまうからね。 久々にリハビリ感覚で書いたホラー。

あげあげぱんが、好きな怖いものについて好きに語るエッセイ……のようなもの。 一話完結ですので好きな話からお読みください。

中学生の野々村悠斗は、友人たちと共に肝試しをするために信州の山奥にある幽谷村を訪れる。そこはかつて恐ろしい神事が行われた禁断の地であり、無数の魂が囚われているという噂があった。肝…

文芸部員のノートに本人の許可を得ず赤字で書き込む行為をする先輩がいる。それがもとで学校に来られなくなった部員もいる。ついにその真相が明らかになる。

幻想生物フェスタ・第七回こむら川小説大賞に寄せて書きました。海の底の人魚のお話です。

コンテスト用の短編。

禍月千景はおれの友達でなんでも許してくれるから、だから殺そうと思った。

小野塚様主催「🎃御彼岸Halloween怪談会🎃」参加中です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093083983771673

３ヶ月連続企画『短歌の秋』への参加作品です☆

＜あらすじ＞ 2022年、白い巨塔は完全に崩壊し、命のやり取りをする医療はあるべき姿を見失った。本来、厳格な教育を受けた看護師に任されていた喀痰吸引や浣腸は介護士へと役割をスライ…

秋田県、男鹿半島にある赤神神社五社堂。 ここに祀られているのは神だけではない。 ２人の両親、そして３人の子供。 計５人の鬼が祀られていた―――

人は彼に問わず語りに怪異を語る。 バスの中、職場、行きつけの美容室。様々な場所で怪談を一方的に聞かされる男・水方朔馬。 そんな彼の前に現れたのは「海藻女」？！ 怪異を押し付けら…

言い争った相手の男を殺してしまった二人組。トランクの中に死体を押し込み山奥へと向かうが…。ふとしたことで疑問に思う事が次から次へと錯綜してしまう。

血は出ないし、すっごい怖いわけでもない。 ただ低空飛行のまま不穏に不穏を重ねて、いつしか正気の軸がズレるさまを存分にご堪能くださいませ。 ✎𓈒𓂂𓏸　2024年9月5日完成、本文…

半実話です。 交際相手（18歳年上）の、少年時代の思い出を書きました。 犯罪を助長する目的はありません。 登場人物も仮名です。 ただ、そういう時代だったのだな、と思ってください。

リサイクルショップで一台のラジオを買った。 安かったけれどちゃんと使えるようだし、お買い得だと思った。 いつでも使えるように、コンセントに挿しておいた。 　 ───次の日から、妙…

人道善太は優等生であり皆から愛されている少年だった。 どうして彼は自殺を図ったのか、それには一人の少年が関わっていた。

ほぼ実話です。 僕が母の携帯を勝手に見たことから始まる話。

古ぼけた木造アパートで共同玄関、共同トイレ、共同風呂。 でも、どこも清潔でとっても綺麗。洗濯機には乾燥機までついている。 レトロだけど設備はしっかりしたこのアパート、『空室あり』…

里山近く長閑な田園風景の中に。土地の地権者の所有と思われる、ぐるりと白い海鼠壁を巡らせた大きな御屋敷がある。 　そこにある日、鯨幕が延々と張られているのを見た。その不吉な光景は、…

小学校四年生の頃、親の都合で引っ越してきた私。 その部屋は、酷くじめじめとして、気味の悪い部屋だった。 住む家で起きる不可解な出来事の数々。 これは私の住む家で実際に起きた、世に…

コン、コン、コン―― 私が自室で寛いでいると時々、思い立ったように、この『ノック』の音が鳴り始めるのだ。

よくあること、よくありそうなことなのに、それをきっかけに違和感を感じ始める。大きなこと、小さなこと、それを集めてみた時に見えるものとは……

古い日本家屋で奇妙な体験をした話。 ある日の夜。自分の部屋の前に、白いネコのぬいぐるみが置かれていたのです。足音は聞こえなかったのに、誰が置いたのか……。 『怖そうで怖くない…

このお話は、実話ですが、登場人物は仮名です。