東樹

秋人は最後のお別れを告げるために、美冬の家を久しぶりに訪ねる。 ＊ゆあん様の企画に参加するために執筆いたしました。 他の方の考えた設定を使うことの難しさを知るべきだと思い、参加…

彼女と喧嘩をし、風邪を引いた俺はベッドの上で彼女からの電話を受けた。 風邪を引いたという俺に「じゃあ、おめでとうだね」と彼女は言う。 「なにが『おめでとう』だ」と俺は腹を立てたが…

優しくて切ない、彼らの恋の物語。

　外見は美少女なのに心だけ男の子なJ(?)K・八坂澪。 　学校のみんなからからかわれながらも、理解者である幼馴染で親友の健太のおかげでなんとか不自由のない暮らしをしていた澪だった…

散歩中に見つけたアスファルトに書かれた「死にたい」の文字。 それに「わたしも」と返事を書いた。ただ、それだけだった……。

夫と別れ、一人娘も嫁ぎ、武蔵野の地でたった一人暮らす女性は、日々の移ろいの中で昔見た一匹の蛍を思い出す。 変わらない暮らしをしているのに、どんどん変わってしまう周囲の環境。気がつ…

君に振り回された大学時代の一場面を思い出し、君への想いを綴る。

一矢射的様が主催された、『カクヨム作家にカップラーメンを作らせたらどうなるか？】コンテスト』向けに書いた話です。 下ネタすみません。 あと答えの作り方、実際に食べたことないので…

ニホンカワウソが絶滅したと思われている現代日本に、人に化けて生きるニホンカワウソの一家が暮らしていた。両親と娘の三人家族である。しかし、好奇心旺盛で隠し事が苦手なカワウソの娘は、…

スケッチブックで起こる不思議な、そして切ないお話。 知識や情報によって置かれた現実を知ってしまう。もがき苦しむより受け入れた方が楽なんだろうな……

ある町の空き地に、セイタカアワダチソウやメマツヨイグサが生えていた。 植物たちは虫や風と話すことができ、遠い世界を見る力も持っていた。そして日々楽しみを見つけながら、幸せに暮らし…

なぜ覚えたのかもわからない幼少の頃の記憶が、その後の人生の要所で何度も蘇ることがある。意味があるとも思えない中立的で個人的な心象風景のなかに、人は曖昧なものごとの解釈を委ねて長い…

ある日、僕は他人から猫に見えるようになってしまった。 女の子たちには可愛がられるものの、このままでは学生生活に支障が出てしまう。 友人によると、これは巷で噂になっている不思議現象…

とある大学生男子は、カワウソに出会った。 たぶん、カワウソ。 カワウソ祭り用、番外編かつクリスマス仕様。 ※　かわうそ祭り！ 参加者一覧（五十音順） 安佐ゆうさん　「カ…

雨の日のバス停。僕は彼女に話しかけられたんだ。

※病み系です。閲覧注意。 ネット上で見かけた学生さんの言葉を見て思いついたもの。

扇子（オウギ）ーそれは、地球と瓜二つの惑星。 瓜二つと言っても、棲んでいる種族や、環境が似ているだけで、そっくりさんとはあまり言えません。 扇子はとても小さい惑星で、2〜3日も有…

からっぽな毎日は何処かへ棄ててしまいました–––。 ＊＊＊ 文字数がスゴイ少ないです。速攻で考えたので、文章に欠陥がありましたら申し訳ありません。 2022/08/14　詩…

倒産寸前の老舗鬘屋が開発したのは人類の未来をも変える（？）画期的な新商品だった。ただしまだ少し改良しないといけない点も出てきたようで・・・

小説生成アルゴリズムを開発しようとしていた史郎が天才作家に教えを請う話。 フィルディアーナ・プログラミングの史郎と琴音の過去話で、彼らが中高生の頃の話になります。 板野かも先生の…

送り犬（おくりいぬ）は、日本の妖怪の一種。東北地方から九州に至るまで各地で送り犬の話は存在するが、地域によっては犬ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。単に山犬（やま…

「このお城の石垣を造ったのは、わたしなの。自分で造ったものは、ちゃんと自分で直さないと」と彼女は言った。 ちょっと脳内系がヤバい人か、良くてこじらせたオタク歴女系のお姉さんか。結…

放課後の補習を終えた少女は帰り道をただ一人歩く……

第二回こむら川小説大賞参加作品です。

水島慎二は病床に伏せる紺野みはるのおっぱいになった。でもそれは、幼馴染の紺野みはるの最後の一ヶ月、彼女を幸せにしたいという彼なりの思いやりで。やがて、病室に先輩が訪れて二人は――…

世界を覆い尽くした恐ろしい夜が、少しずつ明けていく。 ——そして僕は、待ちきれずに外へ出た。 君に会うために。 ※拙作『この夜が明けたら』の続編的な位置づけですが、本作のみ…

小学生には、暗い廊下は怖かったんだよ！！ ※カリプトラさん主催の自主企画『5mの可能性』のための書き下ろしです。

高校進学のための塾からの帰り道。中二病気味の少年は突如頭痛に襲われ意識を失った。次に目が覚めるとそこは知らない場所だった。そして小さな扉から現れたのはタコ型の宇宙人で…！？ 短編…

すいません。俳句のため、あらすじはありません。 お題は「秋の蝉」です。 この作品は、「小説家になろう」にも掲載します。 　本作はカクヨム登録記念で書いたので、２０１６年に公開…

生徒会から廃部通告を受けた映研の非モテ二人組。 廃部を逃れるには、傑作映画を撮るのだ。 あれ、ここはどこ？ 異世界？ よし、映画だを撮るぞ。 短編です。

しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 秋人は地元を離れることを告げると、立ち去った。 翌朝、美冬は離れた所で秋人の旅立ちを見送る。 やが…

同じサークルで、帰り道が途中まで一緒。「僕」こと碓氷と明快な陽キャ・三柳の二人だけの時間は主にそれである。 地味で厭世的な碓氷は、華やかな見た目からイメージしにくい「文芸部」に所…

北の国の王子は人間の国を滅ぼそうとしている吸血鬼を切り崩そうとしていました。そのために吸血鬼の姫君を誘惑までして。 そうして王子はこれから彼女を幽閉しようと動き出すのですが……。

人を襲わないゾンビが現れた。そして妻と娘もまた……。

妄想や日常から生まれるギャグやダジャレ、パロディなどを140字のひとこまにして連載中。

仲間がタコ壺にだまされて釣り上げられる中、哲学的なタコは厭世的になって自殺をはかるが失敗する。いよいよタコは断食自殺を決行するが──。

王子として生まれ成長していく過程を、年表形式で淡々と紡ぐ、短編です。

我が家のお祖母ちゃんが入院する事に。 お父さんの知り合いの天才脳外科医が、お祖母ちゃんの施した施術が家族を、いや世界を救う！

女子高生のアランは知っていた。 人間そっくりに、この学校に通う少女、レクサが 実はアンドロイドであるということを。 これは、一人の女子高生と、アンドロイドの、ちょっとした友情の…

アブない仕事もゲーム感覚でこなせば、楽しい遊びに変わる。やめられない止まらない！ 明るく逞しく日々を生きるストリートチルドレン三人組の悲喜こもごも。 ※犯罪行為が書かれてい…

ゆあんさんの自主企画　「筆致は物語を超えるか」の参加作品です。 こちら二作目です。前作とまったく関連ありません。

エッセイです。令和元年、あむごろーの妹ちゃんが生まれました。 KAC終了後には、もともと連載しているエッセイの方に組み込み、こちらの小説自体は抹消する予定です。

家族の暖かい一時をご覧下さい。

百合な恋愛の短編・掌編集です。 自主企画「同題異話SR」への参加作は、エピソードタイトルにその記載があります。 ガールズラブな姉妹作 『柚子崎百合物語』 https://ka…

香鳴裕斗様の自主企画「同題異話SR -Aug.-」参加作品です。 同題異話SRには何度か挑戦していたのですが、どれも企画開催期間内に書き上げられなかったので、むしゃくしゃして書き…

異世界キャンプは命がけの主人公毛利洋一のモデルであるよっちがのんべんだらりと毎回一つのテーマについて書くだけのエッセイです。 真面目な内容の時もあれば笑いに特化した内容もあると思…

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる孝代さん。

高校陸上会のホープの新井聡一に憧れて陸上部に入った水尾美紀だったが、彼は怪我をしてそれ以来部活に顔を出していなかった。 いつか彼を見返したい。そして一緒に走りたい。そう思った美…

掌編のため粗筋なし。