作者さんのほかの短編や長編でもたびたび登場する“孝代さん”シリーズ。短編ということもあり詳細は述べませんが、凄いなと感じるのは、原稿用紙3枚ちょっとの中に見事に起承転結を組み込み、かつ“孝代さんワールド”を展開させている点です。日常の出来事をコメディチックに描いた話なので取っつきやすく、私のように作者さんの他作品を読んでいる人はもちろん、初見の方も世界観に溶け込みやすいであろう短編作品です。
思春期ならではの失敗談。男子だけではなく、女子にもあるんですよ。こんな話ができる二人の関係性。いいですよね。どんな失敗談なのか?それは読んでからのお楽しみ。
いかにも思春期らしいエピソードに笑ってしまった。それにしても、昔の話とはいえああしたやり方だと相手の信頼を失う危険が高いのではないだろうか。 詳細本作。