東樹

　１９９５年、わたしは彼と別れた。 「２０２０年の夏に再会できたら結婚しよう」 　冗談半分でかわされた約束の日、わたしは故郷に向かう電車の中にいた。 　会えるとは思ってない。会っ…

捜し人と間違えられた「私」は、相手の女性を放っておけず、こっそり後を付ける。待ち続けて捜す女と、ひたすら待つ男の武蔵野慕情。

つまんなかったら、ごめんなさい。

！注意！　 やや汚い表現アリです。 ある作品の三次作品になります。作者様に了承はいただいております。詳細は下記の私のノートを参照してください→https://kakuyomu.j…

彩さんの企画「500字恋愛！書いてみよう！」に参加させていただいております。 なんとなくそれっぽい感じを味わっていただければ嬉しいです。それっぽさが重要です。 つまりそれっぽい…

「やぁ、こんばんは」 どこからか、声がした。しかし、その声の主は見えない。 静かに木霊する夜更けの会話。姿も名も知らぬ不思議な声はいったい？———。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 誹謗中傷、差別等の意図は一切ありません。 また、過度な性的表現や残酷・暴力表現はありませんが、人によっては…

「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」 太宰治『ヴィヨンの妻』より

巨大なエネルギーを前提の文明は異変により拒絶された。人類は逃げ惑うしかないのか。そこに徒手空拳をもち生き延びるひとりの子供「優」 パンドラの箱に残った最後の希望になる事が出来るか。

病んでいる作者の周囲ではよく人が死にます、これも試練なのでしょうか。

新聞配達をやめ、自動的に専門学校も辞めた。 それと同時に一人暮らしも終わりを告げ、しばらくは軽いアルバイトをしながら実家で生活していた。あまり先のことは考えていなかった。 その頃…

わたしの部屋にあるクマちゃんのぬいぐるみは四年に一度だけお話をする。 だけど二十歳の誕生日、私がクマちゃんのいる部屋に戻ることはなくて……。 幸野曇さんの『こういう物語が読みた…

【角川武蔵野文学賞応募作品】 幼少期に過ごした武蔵野の地にあることをきっかけに再び戻ってきた私。 過去の記憶を思いだし置かれた自分の立場から決別することはできるのか？ 大切な想…

夢月七海さんの自主企画「同題異話・七月号　　コップの中の漣」への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/11773540548862852…

星のまたたきは、母さんの笑顔。 ※@chauchauさん主催の【第2回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「金貨」、「カタツムリ」、「星」】に挑戦してみました。

車とバイクが好きな僕が、思い出とかを割と適当に書いてるだけの話。

30歳の塾講師・今藤は十年前に死んだ姉の墓参りに向かう。 かつてのアウトローの生活を理由に実家と縁を切り、姉の墓にも長らく足を運んでいなかった今藤は、生まれ育った新座市、平林寺の…

世界中が激動した年の夏の夕暮れ近く、二人は久しぶりに街の東西に延びる大きな公園へと足を延ばした。世間は少しずつ落ち着きを取り戻していたが、それでも行き交う人の姿は少ない。 夏の風…

私は山田 下の名前は思い出せない 私は私のプリンをだれが食べたのか、突き止めなくてはならない──

キーワード 『人生』 『恋』 『結婚』 『お仕事』 『海外事業』 『家族』 『世界情勢』 『ヨーロッパ』 『アングロアメリカ』 『オセアニア』 『アジア』 『四国』 『関西』 …

現実は厳しく、才能は残酷だ。それでも、支えることはできる。 どこかで繋がっていると感じられるから。

生物部のクリスマスパーティーに突如やって来た化学部員。 生物部の部長は参加を許可するが、奇人変人揃いの生物部のクリスマスパーティーがまともな訳はなく…… 深夜テンションで執筆さ…

第二回こむら川小説大賞参加作品です。 ぎりぎりになってしまい、すみません。。 テーマ：擬態

三題噺のプロットを書いて交換し、本文を書きあうということをしました。 プロット作成は👀（Twitter：@CupDamien）氏によります。

六本木でネズミと呼ばれる使いっ走りの聖也は、人探しも仕事のひとつだった。ショーダンサーの夏美のベビーシッターに街で出会った娘を当てがったことから、聖也と娘とは関係を持つようになる…

骨折で入院した僕は退屈していた。そんな僕にお母さんが図鑑を買ってきてくれた。その図鑑とは──。少年時代の不思議な思い出を描く短編。

旅人が異国で観たものは幻か、或いは真実か。 21才の時に書き、大学の文芸サークルに出したサイケ小説です。

－短編（読了時間 約３分）－　 少年が見つけた回る円盤。 少年はもう一度、その円盤と出会う――。 　その時、少年はまだ言葉も知らぬ赤ちゃんだった。 　母と、ベビーカーに乗せ…

神様へのインタヴューという形で綴られる男の独白とは。 back numberの同名の歌の概念化小説がここに誕生。 少し鬱な終焉に注意。

リレー小説企画【物書きリンカーン】第二話 今回の担当はKOUKINGです。 #物書きリンカーン ①キルヒホッフの第二法則 @acedia419542441 https://…

戦闘工兵のピオニアは、帝国から異形の生物の掃討を命じられ単身空挺降下する。彼女は戦闘のさなかでも、ある人物を探していた。 Twitter殺伐百合投稿企画「殺伐感情戦線」より、題…

最高のお祭りって何だろうと思ったので書きました。 KAC20202　お題「最高のお祭り」用短編 転勤してこの街に引っ越してきた「ぼく」こと高山。先輩に勧められて街のお祭りを見に…

「いいね」ではなくて、 「よかねえ」と笑い合う。 幼なじみ夫婦のささやかなひととき。 ＊＊＊ 自主企画『文体見せ合い・お茶漬け』参加

居酒屋で会った彼は、どうも幽霊というものに脅かされて、少しばかりおかしくなりかけておるようでした。 そうしてそのうち、幽霊についての、彼一流の論をぶつようになったのでございます。

ラプラスの悪魔が実現された近未来。人々の幸福は、それでもまだ多様化していた。 専門学校で英語を教える講師ユミは、機械信奉主義に疑問を抱き、異なる方法論「ディヴィ・メディエーション…

生活。 雨宮吾子と申します。書くばかりで読むことを怠っている者です。 最近になって掌編小説を書く面白さを知りました。次は掌編小説を読む面白さを知りたいと思い、当選手権に参加しま…

けっして、当該オリンピックの開催を愚弄したり、馬鹿にしたりする気持ちはありませんので、それを踏まえてお読みいただければ幸いです。 ＊風刺的な視点でも書かれたものですが、登場する…

＜いっちゃった女シリーズ＞ 1人目──マッチングアプリを使う女── 一線を越えてしまった女性を主人公に、あらゆるジャンルで短編を書くシリーズです。 今回はダークテイストになり…

二人の祖父と、ひとりの息子、そして「ぼく」。 時は流れても、人が人に対して抱く想いには押し流されることはないと気づかされるのは、言葉の力によるものだとおもう。 言葉が、時間と…

竹内緋色、カクヨムで投稿する普通の青年が企画を立てた。 企画名は「竹内緋色に恋は難しい」。 これを切欠にして、彼は事件に巻き込まれる事になる。 西暦2021年、社会はAIに取…

毎年クリスマスに，男の靴下の中に数字が書かれた紙切れが入れられている．一体誰が入れているのかは男にとって興味の対象ではなかった．なんの因果か，その紙切れの数字は，未発見の素数を得…

2012年にハッカージャパンの漫画原作公募で優秀賞をいただいたものを、脚色して小説の形に書き直したものです。当時の審査員は一田和樹さんでした。以下当時の講評。 ----- 　最…

むかーし、エブリスタのジャンル応援キャンペーン　ファンタジー「勇者」用に書いた奴の転載です。 製作時間は30分でした。

ある男が異世界に勇者として召喚された。チート、ハーレム、王女との結婚。何不自由ない生活。ところが、病気の母を残した男のとった行動は……？ 異世界召喚が本当に人を幸せにするのか。…

とにかく運の悪い女性。それが私、私は矢島 恵子。 日本最大規模とも呼べる災害に生まれて30年しないうちに2度も体験して生還する。 が、運よく生き延びれると思いきや3度目はなかった…