咳を伴う風邪で寝込んでいた。若いうちは一日で回復していたような風邪で三日も熱が続く。がーっと寝てしまえば治るのだが、眠れないのだ。体力が衰えるとはこういうことか。
どうにか眠れないかと思っていろいろと検索してみたら、『脳を休める&脳の疲れを取るカンタン瞑想「ヨガニドラ/ヨガニードラ』(20 分バージョン)というのがようつべで見つかった。
ヨガニードラは、楽な姿勢で寝たまま身体のいろいろな部分に注意を向けていくというヨガである。知っていたが、自分でやったときは「?」という感じだった。ビデオでは誰かがゆったりした声で誘導してくれるのがいい。バックグラウンドのほわ〜んとした音楽も眠りを誘う。ビデオの終わりに一瞬覚醒したが、そのまま寝入ってしまった。
目覚めてみるとかなりスッキリしている! 以来、寝るときに自己誘導型のヨガニードラを始めた。ビデオでは注意を向けるのは身体だけなのだが、私は頭頂部から始めて「頭のてっぺんの力が抜けます」「脳みその力が抜けます」「額の力が抜けます」……みたいに、割と細かくいろいろな部位の力が抜けていくようにイメージしている。そうすると手に至るくらいまでの間に、サイケデリックなビジョンが現れ始めて寝てしまう……という具合である。
面白いのは、「喉の力が抜けます」とか「みぞおちの力が抜けます」とかやってると、咳が出るのである。ひとしきりゲホゲホやってから続けて寝ると、目が覚めたときに咳が落ち着いている。一昨日からヨガニードラを始めて、今日は起き出せるようになった。もしかしたら、たまたま回復期と重なっただけかもしれないが、首のコリとかも楽になっているのでヨガニードラのおかげのはずだ。
ヨガニードラは深い瞑想に入るもので、本当は寝るべきものではないらしい。上記の記述に基づけば、サイケデリックなビジョンが現れるところで意識を保っていなければならないようだ。もう少し元気になったら意識を保って、ビジョンからインスピレーション(宝くじの当たり番号)でも得られればいいなと思う。
眠りが浅い人、肩こりがひどい人などにはオススメです。ぜひ試してみてください。