ちょっと夢のことを書いたりしてて、遅くなってしまいましたが、拙作『赤い糸』にコメントや応援、お星さまを頂きありがとうございました <(_ _)>
木下望太郎さん、チョコレートストリートさん、ヤンさん、プラナリアさん、薊奈コトリさん、ありがとうございました!
お話としては地味なんですが、個人的には普通の人の話をいつも書きたいと思っているので、割と今回は「よっしゃ、書けた!」と思っている話です。
なんだろう、結婚相手って良くも悪くも自分と合わせ鏡のようというか、バランスしてると思うんですね。もっと広く考えると、結婚相手だけじゃなくって、今自分がいる環境は自分とバランスしていると思っています。
私は主人公の彼女に、憧れで結婚になだれ込むのではなく、まず自分というものを確立して欲しかったんですね。最初の彼にフラレたのも、グルメ雑誌で酷評されたのも、あの時点での彼女が「愛され」思想に踊らされていて、自分が好きなのは誰か、自分がしたいのは何か、というのをまだしっかり分かっていなかったからだと思っています。
それを乗り越えた時に、もっと大人の自分に合った男性が現れる……という話にしたかったのです。
「この人に自分の料理を食べて欲しい、この人に美味しいと言ってもらいたい」というのも、「愛されたい」ではなく、「この人に何かしてあげたい」と彼女に思って欲しかったからです。
「愛される前に自分の気持ちはどうなんや! そこに自分から湧き出す愛はあるんか!」と声を大にして言ってみた作品です。