『ドルメン』(カクヨム みんチャレ化計画)の翻訳が大変なんっすよ……。
お話がセビーリャの観光ガイド化しちゃって、名所の羅列に始まり「その都市の美しさの陰には血なまぐさいドルメンの暗さが息づいているのだ……」みたいな、「あー、もうそういうのいいんで、サクサク次に行ってくれる?」って言いたくなるような記述が続いております 🫠
今の時点で全体の 20 % くらいしか訳せてなくって、週二回更新頑張ろうと思ってもなかなか進みません。このペースで翻訳し続けられたとして、終わるのが七か月後。まあ、連載を始めた当時の工程見積もりが二年だったので、一年以内に終わらせられるのであれば工期半減、超前倒しで、仕事だったら今年の評価 A なんですけど(か、見積もりがちゃんとできてなかったって怒られるか)、あと七か月もこつこつ翻訳し続けられる自信がありません……。
そこでです。使っている言語学習ソフト LingQ に最近「レッスンを簡易化する」というオプションが追加されたんですよ。今流行りの AI が物語を要約してくれるという。
「それを使って簡易バージョンのお話を訳して連載したらいいんちゃう?」
そう思って「簡易化」ボタンを押してみた!
ちゃら〜ん♪
一つのレッスンの中で「簡易化バージョン」と「原文バージョン」の二つのテキストが出来上がりました! 二つのテキストはクリック一つで行ったり来たりできます。
簡易化バージョンは半頁を一文にしてくれるってかんじですかねえ。でも、あんまり簡易化され過ぎてる感じがしたので、とりあえず原文バージョンを訳し始めました。そこそこ進んだところで、簡易化バージョンに戻って読み直します。
「……? これ、同じ話?」
いや、全然違うじゃん。原文そんなこと言ってない。むしろ逆では?
あまりに堂々と違う内容に要約されてるんで、自分が読み間違えたのかと思って原文バージョンを読み直してみたけど、まったく違う。
原文バージョンのままでも、機械翻訳が彼と彼女を間違えたり、人とモノを混同したりとかあるんですけど、いや、これいい加減もいいとこだしょ。
こっわ! こんなの真剣に信じちゃう人いっぱいいるでしょ! 学生の皆さん! 論文読むの面倒だからって、AI に要約させちゃダメですよ! それより速読でも身に付けましょうね!
やっぱり語学学習に近道は無し、か……(遠い目)。まあねえ、この苦労が脳内の神経回路を作るんでね、苦労しないと意味ないんだよねえ。
あー、もうガリガリ続けて翻訳速度上げるしかないか……。頑張ろう💦