明弓ヒロ（AKARI hiro）

　種としての寿命が近づきつつある人類。代わって出現したハイブリッドには、恋する気持ちを告白出来ないという欠点がありました。 　少子化問題が、解決するまでの物語。 　 　

　世界平和のために、人々を平等にするために作った才能分割機。 　しかし、平等になった世界は、困った事になりました。 　結局、僕が手に入れたものは……。

ある朝、奈央が道を歩いていると、空から落ちてきた不思議な物体にぶつかった。 何かが体を通り抜けたと感じた瞬間、奈央は高い空の上に浮かんでいた。

博愛的重度寛容性症候群 別名新人類病と呼ばれるそれは、“許さないことができなくなる”疾患だった。

世紀の天才画家ステファン・デュモン。 彼が最高傑作だと豪語する「地上の楽園」は、誰も見たことがなくどの記録にも載っていない幻の絵だった。

【KAC2023】参加作品・６回目「アンラッキー７」 謀反の計画が発覚し、代官に捕らえられた十二人の男たち。 見せしめに処刑されることになる、その一人を決める方法は「ままこだて…

　御剣ひかるの創作日記。 　その日書いた作品と量、読んで気に入った作品の紹介をしています。 　２０２３年１月から２０２４年１２月末までの記録（の予定）。 　作品をどのように紹介…

KACを最後まで走り切ることができなかった。 なぜあと二話を書きあげることができなかったのかと自己嫌悪に陥るが、一発逆転の秘策を提案され……。

　交通事故で長い間、意識不明が続いた僕は、ある日突然目覚めた。 　そこには、いつまでも変わらずに、傍にいてくれる彼女がいた。

とある組織において特に優れた七人に送られるセブンスという称号の七席目を得た少年・ナイジェル。しかしその七席目は呪われていると聞かされ…

作家、飯田太朗はある日、編集者の与謝野明子から「『茶わんの中』の茶わん」を受け取る。どうもリドルストーリー『茶わんの中』に出てきた茶わんらしく、これに茶を注ぎ飲み干すと……？

作家、飯田太朗の元に「ヘラクレス症候群に罹患した」という外科医がやってくる。どうも、意図せず怪力を振るってしまう病気らしいのだが、この病気に飯田は解決策を見出し……？

　魔物の侵攻に苦しむ人間側は禁術とされる異世界の者の召喚を行った。 　召喚されたのは筋骨隆々の若い男。 　早速勇者は魔物に奪われた領土を奪還すべく旅に出た。

※KAC20236　お題『アンラッキー７』

「アンラッキー７コールって知ってるか。その電話がかかってきた人間は失踪するらしい」 川村から聞いた話が、まさか自分の身に起こるとは思わなかった。

　読んだ人を幸せにする本は、何処の本屋さんでも、売り切れ中。 　どうしても読みたい俺は、ある事を思いついた。

　シャッター通りの無人野菜売り場。 　売り切れてしまってしょんぼりしている僕は、散歩中の鹿を発見。 　翌日、鹿たちへのお土産を買って行きました。

松本零士先生が逝去されました。まだ悲しくないけど、もうすぐ悲しくなりそうです。その前にただのファンのファンレターを書きました。先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

図書館で借りた本を濡らしてしまい、 ぐにょぐにょになった状態で返却する男。 謝罪もなく、まったく悪びれない態度に、 司書はぶち切れたが……。 そのとき、１匹のエビがマッスル・…

何気なく言われた一言が、深く心を抉るときがある。 モヤモヤとした気持ちを晴らしたくて歩いていると、街灯の下でひらがなたちが戦っている光景を目撃する。 それは、最も人の心を動かせた…

判断力ある大人以外は閲覧をお控え頂きたい内容です。 R35位の気持で書いています。 閲覧しても、ここに書かれた内容は決して真似しないでください。 特に未成年の方は絶対に同じこと…

禁断食堂と書いて、コピペ食堂と読むどう見ても書店なそのお店では、禁断の方法を使って一風変わった料理を出していた。

大昔のソースコードは、とにかくぐちゃぐちゃだった。深夜のオフィスに嘆きが響く

※　KAC20233　お題『ぐちゃぐちゃ』

性差別と性犯罪をなくすために、 我々は性別そのものを放棄した。 それが正しいと＜核＞が言うのだから、間違いない。

　俺が子供のころに両親は事故死した。 　死ぬほどつらいわけでもないけれど、希望もない生活。 　高校受験どうしようかな、って考えてる俺の前に見覚えのない本屋があった。

　大学の講義にちょっと遅刻してしまったおれ。 　問われて、遅刻の理由を話した。 　電車の座席にぬいぐるみが置いてあったんだ――。

誕生日プレゼントは「お人形がいい」と娘は言った。

※KAC20231　お題「ぬいぐるみ」

没入型メタバースとデジタルツインの邂逅

俺は小さな飲料メーカーに勤める冴えない営業マン。 ある日、社に帰りたくなかった俺は、前から気になっていた小さな書店【鏡書店】に入る。 そこは、ちょっと不思議な本屋だった──。

喜び、悩み、怒り、悲しみ……。 新聞記者の日常では発散できないからこそ、Twitterで心の穴を埋める。 10のアカウントが映し出す人間の感情。 その先に待つ衝撃のどんでん返し…

ある夜、狼男になってしまった男。 変貌する肉体、湧き上る食欲…… 彼は今夜、人間のままでいられるのだろうか。

昭和二十八年の東京中野区に一軒の写真屋があった。店の名は写命館。そこの住み込みとして世間で賑わせる美貌を持つ坂下賀楽は持って生まれた死を体現したような雰囲気から死者を演じる死写体…

　今、世界は詐欺に溢れていた。 　騙され続けて生きてきた主人公。そんな彼の元へ、ある日バットを持った少年が訪れる。 「おっさん！　困ってんだろ？　俺がなんとかしてやるよ！」 …

　陸上部のエル氏とケイ氏は親友であり、互いに切磋琢磨し合うライバルだった。 　そんなある日、ケイ氏は突然『宇宙船』のような髪型で練習に現れる。 　話を聞いてみると、どうやら特殊な…

オカルト風味の読切ショートショート。 2022/7/13「オカルトの日」に気まぐれに書き殴ったワンライ。 "手クセ"だけで書いた雑な小噺です。恐れ入ります。

ショートSF。 零細企業の怠惰なOLの白昼夢もしくは現実。

現在の英国王はエリザベス2世です 2世という事はエリザベス1世が居たのです 500年前の英国は、とてもじゃないが大英帝国ではありません フランス、オーストリア、スペインに怯える…

これは皆様が良く知るパスタの国イタリアの物語です そしてエリザベスの敵となる人物が怪物に生まれ変わる背景です その敵はイスラム教徒なのにカトリックと偽って頂点を極めた一族の末裔…

『よし、じゃあ。信じるか信じないかはお前の勝手だが、俺はお前に呪いをかけた。百回だ。これから嘘を百回つくと、お前は死ぬ。信じるなら、注意して正直に生き続ければいいし、もし信じない…

大学サークル『漫画研究会』の一員である僕は、忘年会で知り合った卒業生のユウニ先輩に誘われて茨城県のとある施設を訪問することになった。そこは「日本民俗学の父」と呼ばれるほど高名な妖…

　漫画家を目指す青年は腐っていた。 　最近なにをやっても上手くいかない。そんなふうに悩む彼のもとへ、誘拐犯からの身代金要求が届く──って、なんでパラパラ漫画なの！？ ─────…

あなたは、手紙を書いたことがあるだろうか。電車にでも乗れば、視界の一面がスマートフォンで埋め尽くされる現代。直筆で想いを伝えることは、物珍しくなってしまった。しかしそれは、大事な…

世界の片隅に命の森という精霊の住まう森がある。 森に暮らす少年セラは精霊が見えるという人と変わった性質を持っていたがゆえ、人々に蔑まれて孤独に生きてきた。 セラはある日、泉の畔…

[カクヨムコン8短編賞中間選考通過] 1514年キューバ。新世界（インディアス）の征服を進めていたスペインは、現地の統治を入植者に委任していた。 その結果、先住民に対する迫害や…

｢きっと、千石さんに話すために取ってあったんですね｡」 令和四年・五月――千石杏香は奇妙な話を聴いた。それは、ある社会問題に関わる知人の証言だった。今から二十年前――平成十五年…

　小菊は、いま知っていることばで言えば、「空気の読めない」子だった。それも、極端に！ 　その小菊が言い出した「将来の夢」をはぐらかすために、おれは大瀧詠一の曲の話をした。すると、…

度重なる科学の発展。それはやがて雲という副産物を生み出し、大気汚染によって地球は空の光を失った。 そこで人々は、各主要都市に置かれたAI搭載型空気清浄機に一縷の望みを託して、快適…

自分のための詩です。 素人ですので、生暖かい目で見守って下さると嬉しいです笑