不思議でいわくありげな雰囲気の書店に足を踏み入れた営業マン。彼が手に取った『鏡の本』と云う名の本は、望みを映す夢の様な本だった。その始まり方だけで、絶対に何か起きるよね!?とドキドキしつつ読み進めると「ホラー」タグも納得の結末が……。キレのあるブラックがお好きな方は是非!
どんな人にも夢がある。妄想と言われてもいい夢がある。その夢がかなうなら、何を差し出してもいいと思う。そしてたいていは代償を払ってから、思うんだ。『こんなはずじゃなかった』って。こんなはずじゃなかったホラーに、とっぷりハマりそうだな。
誰の心の中にも「こうなりたい」という理想の自分がいると思うのですが、楽して理想の自分になりたい人は、絶対にこの本屋さんに行ってはいけません。ホラーというタグに、偽りなし!後半、鏡の本屋とはこういう意味か!!と戦慄します。誰の心にもある闇を刺激する、ホラーな本屋さん。誘惑に勝てる自信のある人は、度胸試しに行ってみてもいいかも!?