コピペ…それがどうして食堂になるのか?読んでみたら分かります。理由が分かった時、一気に美味しさを感じるようになりました。
文学と食堂の繋がりが見えないまま読み始めましたが、表現の細やかさととても斬新な設定に引き込まれました。文字から出来上がる心の栄養の料理の数々、こんな食堂があったらぜひ足を運んでみたいものです。
美味しそうと文章の妙は両立する。こんな新感覚な小説は初めて読みました。作中人物と同じくこちらにも心の栄養をお裾分けされた気分です。
地の文のリズムが小気味良く、文章全体にドライブ感がありました。豊かな表現力と作品のアイデアが綺麗に混ざり合い、この作者にしか書けない、という物語に仕上がっています。非常に珍しいバランス感覚の持ち主による、感性を刺激される作品でした。
この小説を読み進めると。「え?」「何?」「何が起こってるの???」って感じになります。でもとっても不思議で、文字の可能性を感じさせてくれる小説でした。
「本屋」のお題で、この発想は脱帽です!ステーキの描写があまりに上手く、そして旨そうで、腹が減ってきました。今、猛烈に肉が食べたい。
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