花沢祐介

トキオは大の小説、漫画好き。 でもたくさんの作品に触れ合えば触れ合うほど 最近の異世界転生系や 王道パターンの感動系に飽きてきていた。 何か刺激的な作品は無いかなと 考えなが…

ねぇ　なぜ不安になるの？ ねぇ　なぜ幸せは続かないの？ ねぇ　なぜエッチは気持ち良いの？ ねぇ　なぜ死ぬのはこわいの？ ねぇ　なぜ必ず死ぬの？ ねぇ　世界平和ってあるの？ ねぇ　…

1話読み切り。平安時代✿短編集 「薔薇」を古語では「そうび」と言います。奥ゆかしくて綺麗な言葉ですよね🥀✨️ ※この話はフィクションです。 ※時代考証は厳密ではありません。…

星の一生は、長いからこそ、悲しく美しいのだ。 ※Twitterへ載せていたものに、加筆した作品となっています。

一応恋愛小説のつもりで書きました。

バンド仲間の道代と温泉旅行をしていた彩だったが……

彼女を亡くした男の精一杯の鎮魂歌《レクイエム》。それは前を向くための、男のレクイエムだった。

　カクヨム甲子園創作合宿3回目参加作品です。お題「時間」

三十年ぶりに地元へ帰った女の懺悔

カクヨム甲子園創作合宿の第3回、「時間」をテーマに描いた少し、ズレた話。

もろくて弱い二人の関係はいつまで続くのか。 終わりはいきなり訪れます。

実家の建て替えが決まり、そのための荷物整理の手伝いにと帰省した私は、そのさなかに古びた段ボールを見つける。 そこに入っていたのはひどく年季の入った一眼レフカメラであり、聞けば両親…

ある休日の朝、起き抜けの僕を、彼女が作ってくれた朝食の香りが迎えてくれる。そして、朝食後には僕が淹れたコーヒーを片手に、リビングのソファでのんびりと朝を過ごす。これが、僕たちの休…

或る画家のもとに、一通の手紙が届いた。それはかつて浅からぬ交流のあった青年からのものだった。

入水にまつわる男女の話です。

好きって素直に言えたらどれだけいいか、口は悪いし可愛くないし自信がない君の隣にいていいか分からない。 それでも君は私にたくさんの愛情をくれる。

行列のできるトイレからはじまる冒険譚

ある曇りの日、塾に通っていない町田奏介は朝から学校の図書室で勉強をしていた。そんな奏介のもとに現れたのは、塾の夏期講習で毎日忙しいはずの雨宮だった。塾の先生にフラれて塾をサボった…

　学校帰りに近所の本屋の文房具コーナーに寄った中学二年生の花は、試し書き用紙にあるメモを見つける。 　そこから始まる顔も名前も知らない誰かとの文通のようなやりとり。 　言葉を…

幸せな人と不幸せな人の話です。

彼のやりたいことを応援出来ない私と、彼の話です。

　同じクラスの野球部の彼とバス停で会った。今まで話しかけることも近づくこともできなかったけど……。

「梅」にまつわる友愛の物語。自主企画【画題で書き初めしてみませんか】がヒントになって生まれたショートショート。まず「梅」をモチーフにしようと決めて、タイトルを「玉骨（ぎょっこつ）…

　ある雪の日。街路を一人歩く「私」は、頭上から舞い散る雪を見て過去に思いを馳せる。失われてしまった日々を前に「私」は感傷を抱くが、そこである真実に思い当たる。 ※短めの純文学を…

昭和の夏の光景をイメージしました。

27歳の男性。何も持たぬ男性。彼が残した唯一のモノ。

霧雨が降る夕方。 迷子になった少女は、古ぼけた小屋で飼われている牛達と出会う。

昼下がりは少しだけ時間がゆっくり流れる。 そんな中で紡ぐ拙い詩。

友達が、友達になるにはどうすればいいのでしょう 女の子が二人 ある春の、ほんの小さな出来事。そんなショートショート。

ある夏の夜、家を追い出された主人公は夜を明かすためのいつものコンビニへ向かう。 そこに現れたのは、何故か傷だらけでバイクにまたがる金髪の女性。 雨の軒先で、二人の夜はふけていく。

佐々木は仕事へ向かう為、車を走らせていた。しかし聞いていたラジオから思いがけない事が。

一本の桜の木と一人の男性による人生と恋、一生分の物語。 《「５分で読書」短編小説コンテスト2022用》 5/28　ジャンルを元に戻しました。 新作投稿時「詩・童話・その他」…

あの作家と同姓同名を持つ男の苦悩の日々

魔法都市エデン。そこには国中から集められた水棲生物を展示している水族館、アトランチカがあった。アトランチカのシンボルになっているのは巨大な白クジラのノアだった。少年、クローディア…

こんな日は、……あなたに逢いたい。

正月休み。泊まりに来ると言う彼のために夜食用のカップ麺を買った。

目の前にあるのは、曰くありげな一面の「小面（こおもて）」。 住職は息を呑む。明け方に見た夢に出てきたのは、この面をつけた女だった。振り絞るような女の独白を、確かに聞いたのだった。

まだ闇の深い朝。いつものように電車へ乗ると、誰も居ないと思っていたそこには咲乃が座っていた。ラケットカバーのピンク色が懐かしい。 「……なあ。降り零れるって言葉、知ってるか？」…

大学生の雛太は、親友である和巳に恋をしていた。気付かれたくて、気付かれたくなくて、裏腹に焦がれながら今日も二人で食事を囲む。 「花を待つ」「色移り」「スパンコール」「手強い」「…

にわか雨に遭った崇文は、古い家の軒先で雨宿りをした。 ※七変化：紫陽花の異名。

その村にはこどもがひとりしかいません。ひとりぼっちの女の子はいつもひとりで遊んでいました。

私の家は古風だ。 私の家に住む、私以外の者たちも。 そんな者たちに、今どきの中学生の私の気持ちなど分かるはずもない。 私の気持ちなど……

「梅雨が好きだと」彼は言う 「それは嘘だ」と皆は言う 少女と小さな彼の虹を渡る物語

20年目の不倫中の二人。ある日、彼と連絡が取れなくなった。

倫理観が欠如した人の話です。

少子高齢化や生物多様性などの考えを通して作られた、動物と人間を掛け合わせた生物「キメラ人」が生きる未来の日本。こんな世界を生きる「偽物ドラゴン」の物語。 ▢カクヨム甲子園2020…

最初から最期まで、ひとりであれば、孤独というものを、知らずに済んだのに。