このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(84文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(61文字)
名前というのは、それだけで人生を変えてしまうほど残酷なものだとこの話を読んで思った。本作の登場人物の一人、国語が苦手な太宰治は、自身の名前のせいで中学の多感な時期に同級生から様々なからかいを受ける。そんな彼が大学生となった時、追い求めていたある人物と出会う。太宰治が彼を求めるのは、もはや必然だったのかもしれない。最後のオチも見事。ぜひ、ご一読を。
太宰治を良く読んでいたのでタイトルに惹かれて思わずクリックしてしまいました。物語の展開が秀逸で、読み進めていくうちに「あれ?」となり、最後に待っているオチで「ふふ」っと笑ってしまう。今後の進展が気になるような、そんなお話です。硬い文章なのですがどこか脱力感があって読みやすく、短いのでサクッと読めて読み終わった後に満足感のある素敵な作品でした。
オチも発想もいいですね。応援しています。
少なくとも、美人の婚約者がいた金持ちの男と同じぐらいの苦悩が伝わってきます。私も本名はイケメンにのみ許された名前なので、辛かったこともありますの。
金策ばかりしてるイメージの作家第一位(当社調べ)と同姓同名の人の苦悩がコミカルに描かれています。 私の本当の苗字も江戸時代のある老中と同じため、「何か関係あるん?」と訊かれ、ウザかった記憶が蘇りました。
笑いが止まりませんでした。しかも最後のオチ……この続きはないのでしょうか?ここで完結してしまうのはある意味、もったいない。いや、もしかしたらここで終わっているからこそ作品の良さがあるのかもしれません。あるいは同じストーリーの流れで別の登場人物を書く。そんな話もぜひ拝見してみたいです。
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