大地　鷲

　強そうに見えて、実はそうでもない、主人公の月翔 散冴。いやまぁ、そこそこには強いんだけど(笑。しかし、宿す魂の強さは超一流。いやぁ、英雄(ヒーロー)だねぇ。 彼を取り巻くサブキャ…続きを読む

　ミステリの門外漢でも読み切れる作品です。 　何度転がされたんだか。そして、主人公が後半に入るまで、ずっと男と思い込まされてしまっていたことも、転がされている証拠でしょう(読解力は…続きを読む

　ネコが出てくる作品は数あれど、主人公には何処まで行ってもネコ。 　主人公にしか別の姿が見えない——のパターンは何度も読んだりしましたが、これは新鮮でした。……私がそのようなのを読…続きを読む

「地形はね、キワが面白いんですよ」——某ブラ○モリでよく聞く台詞ですが、これって物語でもそうだと思ってます。 　日常と非日常の境界線——それを如何に調理するかが物書きの腕なんでしょ…続きを読む

騙されたって分かるから(笑。

　誰だよ、ファンタジーとミステリの相性が悪いなんていった奴ぁ！
　コレ読んで、顔洗って出直してこい！

　最後の最後に「あっ！」を思わず声に出てしまう展開。
　微塵も感じさせなかったそれが出てきたとき、タイトルを思わず反芻してしまう——そんな作品です。

　どの程度の沈没かは本編を読んで頂くとして、こういった沈没の仕方もあるのかと刮目してしまった次第で(笑。 　もう一つ、気になる沈没が。 　別の意味で主人公が沈没するのかどうかは、今…続きを読む

　恋と生活——両天秤に掛けるには難しいものです。そもそも同じものとして量ることが出来るのか。 　子供は単純明快。大人は複雑怪奇。それを身に積まされるお話です。 　よく「恋が愛に変わ…続きを読む

　正直、悔しかったです。ここに結びつければ私にも書けたかもしれないのに！ 　間違いなく、この作品のモチーフとなっているキャラクターたちも420連敗くらいしているはずですので、もしか…続きを読む

小賢しく、小憎らしく、小市民で、小物――そんな悪役でした「室蘭大地」です。本当は更に「小心者」が加わります(笑。 見事なまでの勧善懲悪、日本人でよかったと思える話運びでスッキリで…続きを読む

　重いテーマにもかかわらず、サラッとカラッと読める一作です。その上、考えさせられる。相変わらずお見事です！

「せいや」の名前を汚すなど、戦乙女の聖闘士として恥ずかしくないのか！

　当方の自主企画「第１回　読ませて！　横暴編集長！」に参加して下さった作品です。 　本当に驚きました。 　元々は名作タイトルをバラバラにして繋げると、ここまで摩訶不思議なタイトル…続きを読む

　当方の自主企画「読ませて！　横暴編集長！」に参加下さった作品です。 　タイトルからそれに相応しい内容のものを書いて頂く——そんな企画です。 　ある意味、滅茶苦茶な単語の羅列ともな…続きを読む

　毎週出てくる御題を用いて連載する——言うは易いが行うは難い。 　それも三つ。更にそれにプラスされる付加要素。その全てを見事に熟し、まとまった一つのストーリに仕上げる。 　その上、…続きを読む

　他人の作品を厳しい目で見るも、それを批判では無くしっかりとした「批評」をするということは、大変難しいことです。 　いくら批評を受ける側が「厳しくお願いします！」、と罵詈雑言覚悟で…続きを読む

　非常に楽しい考察でした！　浦島太郎をSFに書いてみたくなっちゃいます。 　私のように妄想の疑似科学やトンデモ科学をメインに据えるのではなく、こういった思考の出来る方が本格SFを…続きを読む

「東京の下町って？」 　そんな質問をされると、地方の住民は十中八九「葛飾柴又」と答えてしまうでしょう。それは間違いなくあの国民的映画が脳裏に残した爪痕です。 　しかし、下町はそれだ…続きを読む

　記録を残すような名馬ではなく、かといって迷馬とも違う、作者の心に刻まれた「銘馬」たちの物語。 　スターダムにのし上がる実力馬の影で必死に闘っているたくさんの馬たち——輝かしい記録…続きを読む

　リライトの作品集のはずなのに、何故かここまで作者のカラーが出てくるのか。当然、原作者は色々な方々。話のジャンルはバラバラ。書き方もそれぞれ。 　にもかかわらず、それがリンクしてし…続きを読む

　ちゃんと原作を読み、しっかりと理解しないと、こんな風にアウトプットはできません。 　自分の言葉で、自分の構成で、自分の作品に仕上げているのは流石です。それでも、原作の雰囲気をまと…続きを読む

「わーたしの記憶が確かならば、これほどまでに文章を巧みに操る男がいたであろうか——」 　などと、某「料理の鉄人」の主宰のような始まりですが、正にこの言葉通りです。 　どんな原作が…続きを読む

　エルフに伝わる「西方の謎」——永遠の生命を持つと言われるエルフさえ知らぬ西方。その道程に、越えられない壁があるのか。 　その謎を解き明かすべく、挑んだ女エルフがいた。 　見えない…続きを読む

　とにもかくにも、お話の運び方が丁寧です。読んでいて好感が持てます。 　それ以上に、世界観がいい。ジャンルの括りはファンタジーなのかもしれませんが、私の中ではスチームパンクに近いで…続きを読む

何処までもストレート。何時までも曲がらない。紛う事なき本物。真の勇者。