七人の作家

作者 達見ゆう

73

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★★★ Excellent!!!

カクヨムとよく似た小説投稿サイトで行われる、書籍化がかかっているコンテスト。
ユーザー達が頑張って小説を書く中、良からぬことを考える一団が。複数のアカウントを作って自身の作品に☆をあげたり、数人で徒党を組んで評価し合い、ランキングの順位を上げようと画策する、そんなズルをする奴らが現れたのですよ。

そんな奴らがランキング上位に名を連ねている。真っ当に小説を書いている人達からすれば、たまったもんじゃありませんね。
しかし、運営側もただ指をくわえて見ているわけではありません。悪の軍団に対抗すべく、本当に面白い小説を書ける作家さんを招集して、戦いを挑むのです!

集まった作家さん達が、まるで作家版アベンジャーズみたいで格好良かったです。
カクヨムの利用者なら、不正をして評価を得ると言う卑怯な行為を腹立たしく思う方も多いでしょう。そんな悪の軍団を懲らしめる、読後感の良い勧善懲悪のストーリー。
カクヨムユーザーなら、きっとこの面白さが分かるはずです!

★★★ Excellent!!!

平成時代末期、とあるWeb小説サイト「カキヨミ」の運営たちは怯えていた。
「カキヨミ」で行われているコンテストが「Wild SAMURAI」なる集団の不正により荒らされ、選考が機能しなくなっていたのだ。
業を煮やした編集長下北沢はプロ作家を雇い、コンテストを正常化させようと試みる――

衝撃的な導入から始まる本作だが、
極めて真面目にネット隆盛の今の時代における文芸について問題を一投し向き合っている。

招集される七人のプロ作家もバラエティ豊かだ。
現代ファンタジー作家「ミタカ・ユーキ」
星新一の再来「立川千鶴」
恋愛小説作家「国分寺奏太」
ホラーの鬼才「長泉なめり」
ラブコメ作家「秋津あいり」
キャラ文芸作家「安積永盛」
そして弱冠17歳にして雷撃文庫新人賞受賞者の「菊名千夜」
短編の登場人物というのが信じられないくらいに設定が練られており、代表作も読んでみたくなる。
彼らは各々得意なジャンルに参戦し、「Wild SAMURAI」に正々堂々と立ち向かうのである。

七人の作家と「Wild SAMURAI」との手に汗握る攻防は剣戟。
連携や情報を武器とし、戦局の先読みが行われる様はまさに戦記物のようだ。

果たしてこの戦いの結末に何が待っているのか、是非ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

どもども、タカナワ・ゲートウェイ・ホノカでございまーす。
悪の総統、星爆のドン、運営を出し抜くことに全てを掛けるWild SAMURAIの首領をしております。
裏アカウント、相互の☆の付け相い、あの手この手でランキングの上位を独占しましたが、そこへ出てきた邪魔者がっ!
このっ、このっ、このっ……覚えてやがれっ!
今回は見事なほどにやられちゃいましたが、今度こそはの再起を期待して! 

次回予告
「これで、あなたも☆百個!」
「週間ランキング、1位を狙え!」
「裏アカウントの作り方」
の三本です。

なお、あなたの応援しだいで、作者さまがその気になるかもしれません。
さぁ、今すぐに読んで応援だ!!

★★★ Excellent!!!

まず最初に申し上げたいのは、これは完全にフィクションであるということです。フィクションですよ、フィクション。まさか本当にこんな姑息なことをしてる人なんてここには……ねぇ?

と、そんなこんなで某小説投稿サイトのコンテストのお話です。うーんなかなかにタイムリー。いや、でもこれフィクションですからね、うん。

しかし悪は滅びるのです。
あの手この手で不正をしているやつらの前に彼らが立ち上がるのです!

勧善懲悪なエンディングを、どうぞあなたの目で!!


★★★ Excellent!!!

カキヨミという架空の舞台でコンテストをめぐって繰り広げられるコメディ。

投稿サイトを題材にするってタブーっぽい雰囲気があったけど、書く人誰もの一番の関心事だし、内輪受けを超越する面白さを持った舞台だと思いました。

『異世界』や『あやかし』と同じように『カキヨミ』というジャンルが生まれればいいなと思いました。