概要
人生は冒険、なのかも知れない。
大地 鷲さんの自主企画『読ませて! 横暴編集長!』に参加させてもらった作品です。
約5000文字のお話を書くのにどれだけかかるか、を実験してみたものです。
約5000文字のお話を書くのにどれだけかかるか、を実験してみたものです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!第一回にふさわしい冒険が幕を開ける!
五月末でも七月並みの暑さになる今日この頃。クーラーの効いた涼しい部屋で過ごしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、家にいながら冒険の気分を味わえる本作がおすすめです。
渡船の交通手段がありながら、あえて自作の船で島を渡ろうとする高校生ワタル。準備万端、自信満々で挑んだ結果に何が待ち受けているのか。
……えっ? タイトルから既に怪しいって?
いやいや、明るいノリに聞こえるところがミソですよ。読み始めてからもニヤニヤが続くので安心してください。
ツッコミ満載のワタルの語りや、リフレインが心地良い。
単体だけでも楽しめますが、できれば続編を全て読まれることをおすすめします。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!クソカッコ悪くて最高に羨ましい
中学時代、友人と川にゴムボートを浮かべて遊んだ経験がある。私のボート体験といえばそのくらいだ。
主人公の無鉄砲さと楽観主義と愚かしさと、そして素晴らしい強運に挑戦欲。私は荒木飛呂彦先生の『スティール・ボール・ラン(集英社)』での名台詞を思い出した。
「(死者も出るであろう過酷な北米横断レースの主催者に、全員リタイアで失敗の可能性を指摘した記者に対して)失敗? なんのことだ? いいか良く聞け。真の『失敗』とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦することに無縁のところにいる者たちのこというのだ! このレースに失敗なんか存在しないッ! 存在するのは冒険者だけだッ!」
本作はまさに痛快冒険譚だっ…続きを読む