橘泰正

この世界に生きる人々は生来何かを欠損して生まれ落ち、それを補填するかのように倶に纏う存在･･･倶纏と呼ばれる固有の事象を抱えて生きる。 十代半ばの少年、詞御。 年若い、子供と言っ…続きを読む

残念だが、この作品は作者の真摯な姿勢故に読者を選んでしまうだろう。 読めないことが悪いのでは無く、多数が読めない物を出した作者が悪いのでも無い。 重厚で緻密な描写、作中に生きる人…続きを読む

「気分はどうですか勇者様」 目を醒ました先には見知らぬ騎士。 何故か見知った空間に自分は居らず、直前に何をしていたのかもハッキリしない。 可能性の一つとして誰も食べない不味くて苦…続きを読む

ある日、ほんの些細な偶然で発覚した耐え難い裏切りと、それに伴う決別。 華やかな都会から長閑すぎる田舎へと移り住んだ少年は、文字通りに近いはずなのに遠すぎる場所に棲む少女達と出会う。…続きを読む

『あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐え…続きを読む

少年は物覚えが悪い。 老婆は延々と同じ事を少年へと語り続ける。 が、覚えられない。 日常の所作や最低限度の仕事は覚えられるのに、興味の範疇から逸れたことは覚えない。 覚えようとし…続きを読む

つまらない日常、思い通りに行かない生活 永続型耐久試験のような日々をゴミが如き同類と過ごす耐え難い日々。 膿んだ心は唐突に崩壊し、ゴミと同格でしか無い筈の人間共以下へと属する位階が…続きを読む

（さして楽しくないかも知れない）いつもの通勤途中。 バスに潰された主人公は取って付けたように現れた自称『神』によるぞんざいな扱いの下、入り口から最下層まで楽しいデスパレードを味わえ…続きを読む

何らかの特異なチカラを固有能力として持つ集団、言うまでも無く危険で存在が脅威である。 それも人間とは違う多様な容姿、異なる文化性、獣よりも圧倒的に高く人間と同じかそれ以上の部分すら…続きを読む

クッキーがメッサ美味しかったです。 というか、要点押さえてある解説で素人さんにも作りやすいんじゃないかと思います。自分にはこうは書けない･･･と言ってもお菓子作りは修正がきかない…続きを読む

一話目以外走り読みですが、次々と発生する問題と戦闘で飽きること無く読める感じです。 話の数は多めに見えますが、ソレを気にさせないスピーディーな展開と格好良い獣人達。特にケモナーには…続きを読む