記憶を纏う少年

この世界に生きる人々は生来何かを欠損して生まれ落ち、それを補填するかのように倶に纏う存在・・・倶纏と呼ばれる固有の事象を抱えて生きる。

十代半ばの少年、詞御。
年若い、子供と言って差し支えのない少年は、裏稼業『浄化屋』として手にした倭刀を振り翳し上位の凶悪犯罪者までも検挙した経歴を持つ紛う事なき強者である、が。

少年が一人生きていくのに得た浄化屋のライセンスは、本人の意図やその行いには関係なく失われてしまう。
ライセンス所持には高等学校卒業と同格の資格を得ねばならなくなってしまったのだ。

武力を有するが、その代償のように己から欠損していた部分。
一人生きるにはソレを頼りにするしか無く、普通ならば意識することすら少ないソレを持たない少年にとって生死に関わる事態は突如として始まり、興味の無い高校生活が突如として始まった。


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フォローありがとうございました(o゚▽゚)
一章読了。地の文と会話のバランスが良く、設定も十分に活かされていると思います。
個人的には第二位の彼がどう散るのか?そこが楽しみでならないですが・・・w

他の作品とかもあったら是非読みたいです。

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