香鳴裕人

同題異話SR -Oct.- 『愁いを知らぬ鳥のうた』参加作品。 音楽業界を生きていた私は、陸橋で歌う一人の少女に出会う。 観客もいない中、彼女が唄う意味とはーー。

同題異話SR．October『愁いを知らない鳥のうた』参加作品

「同題異話SR -Oct.- 『愁いを知らぬ鳥のうた』」参加作品。

飛べない鳥に、価値はあるの？ 生れつき飛べなかったり、ケガをして飛べなくなってしまったり。そんな鳥達は、優雅に空を舞う仲間達を見ながら、嘆き悲しむ。 切ない話ではありませ…

昭和初期。 結城と私は学生と富豪という立場を存分に使い腐った青春を謳歌していた。 それは本当に、唯我のように美味で独尊のように極上の日々だった。 あの紅色以外は。 …

「月が肥えていく間、このテラスで会いませんか？」 白く細い月が浮かんでいた夜、私と彼は出逢った。満月になるまでの間の期間限定のお茶会はおだやかに続いていたが、もうすぐ満月の日が…

　企画用。 　今は華やかでルージュが似合う女性だが、かつての彼女はどちらかというと地味な存在だった。そんな彼女がなぜ今のように着飾るようになったのか。全てはレモン味の初恋にの中…

片想い歴は2年と少し。想いが通じ合って3週間。 ちょっといい雰囲気になったところで、はじめてのキスを交わすふたり。 だけど、彼女は少しだけ微笑みを返して、呟いた。 「……レモンね…

香鳴祐人さまの自主企画「同題異話SR -Sep.- 『夕紅(ゆうくれない)とレモン味』」に参加させて頂きました。 今月もありがとうございます。 短歌(らしきもの)を詠んでみまし…

　バイト仲間の山波さんがいつもくれる飴は、口の中がキューっとなるような、砂糖のサの字も感じられない、振りきった『レモン味』だった。 　彼女とは年もおなじでシフトがかさなることも…

3分で読める（1000～2000字程度）のショートショート集。明るい話はほぼない。 それぞれの内容は独立しているのでどこからでも読めます。 現代人の奇妙な生態、損なわれてしまっ…

渓谷沿いの谷間に昔走っていたローカル線。 何年も前に廃止になった線路の草を刈りに、今年も俺はやってきた ……。

プラネタリウムの解説員、星歌は大好きな星空を写真におさめようと、とある夜、 丘のてっぺんに登ります。 そこで彼女が出会ったのは……？ 同題異話SR『一夜のキリトリ線』参加作品…

（※直接描写はありませんが、自殺やイジメなどを思わせるワードが出てきます。苦手な方はご注意ください） SNSで広がる噂。 そんな場所あるわけがない。生死をわける『キリトリセン…

香鳴裕人様の自主企画　同題異話SR -Aug.-『一夜のキリトリセン』参加用です。 ある夜、奴の右頬に浮かんだキリトリセン、それをなぞってみたら……

一つの夜。その夜とは、どこからどこまでを切り取って夜というのか――？ そんなあったかもしれないお話。さくっと何も考えずにお読みください。 香鳴裕人様の企画「同題異話SR -Au…

同題異話SR「一夜のキリトリセン」に参加するために書いたお話です。 「人との繋がり」みたいなものを書いてみました。大切だと思っても、忘れちゃうんですよね、こういうの。 一話完結に…

企画参加で即興書き

香鳴裕斗様の自主企画「同題異話SR -Aug.-」参加作品です。 同題異話SRには何度か挑戦していたのですが、どれも企画開催期間内に書き上げられなかったので、むしゃくしゃして書き…

夜、妹ののりえが枕を抱えて僕の部屋に姿を見せた。 これから二人で生きていく勇気を持つために。

　きっと似たようなこと、やらかした人はいるんじゃないかな～ 　初めて自主企画に参加してみました。 　また、初めて下書きなしの直接投稿です。 　きっと「キリトリセン」をそのま…

私は弟との姉弟げんかの末、子供部屋に境界線を引いた。 境界線が引き起こす、一夜の不思議な出来事。 「じゃあ、私が線を引いてあげる」 ※同題異話SR -Aug.- 『一夜のキリ…

”一夜のキリトリセン”という香鳴様企画のテーマから着想を得て書かせていただきました。 とある特別な日の前の、特別な夜を迎えた男女の話です。かなり甘いです。注意してお読みください。…

仕事に疲れた隆二がふらりと立ち寄った甲子園。そこで彼が目にしたのは、16対0という絶望的な点差のついた試合だった。 甲子園２日目第３試合、甲子園常連の強豪校に挑むは、地方の無名…

薄暗い夜更けのオフィスに男女が二人。

　他惑星出身の少年「僕」は、父親が親友と花火大会を見に地球へ行くのに同行する。 　毎年同じように、父の親友の娘であるライちゃんが迎えに来ていたのだが、彼女は去年よりも大人っぽくな…

香鳴様の自主企画「同題異話SR -July- 『夏思いが咲く』」参加作 お寺に預けられた少年太郎丸に思いを寄せる百合の願いは叶うのか？ 時はまさに７月７日。決戦のとき。

あの夏、私は大切なことを経験した。 一つは『嘘はつくもんじゃない』ということ。 一つは『大好きな人と眠る』ということ。

600字縛り同題異話！今回は6話完結！ 夏が来ると思い出す、あんまりいい思い出じゃないけれど。 そうそう、ラジオ体操に第三があったんですね！？ビックリ、内容と関係ないけど！

大学院生、研究留学。 同題異話SR-Jury 参加作品です。 留学を終えた「彼女」がもう一度訪れた時の、少し世知辛いその後のお話も掲載。 ✳︎留学や大学制度、…

小さな小学校の夏休みの宿題は、個性豊かな思い出が咲いています！ 香鳴祐人さまの自主企画「同題異話SR -July- 『夏思いが咲く』」に参加作品です。

夏の暑い屋上で、彼は一人で音楽を聴いていて。私はそんな彼に近づいて聞いてみた。 「いったい何を聴いてるの？」

【「同題異話SR -July-『夏思いが咲く』」参加作品】 中学生の譲（ゆずる）は、夏休みの校内で美しい先輩に会う。 本音は言わず、ちょっかいばかり出す先輩を、譲は振り切れない…

こちら脱出民を乗せている。しかし、システムが起動しない…… 香鳴裕人さんの自主企画「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」への参加作品です。

またおもしろそうな企画をありがとうございます。 企画内容とあっているかは不詳ですが、とりあえず投稿させて いただきますね。ちょっと拍子抜けしてしまったら、申し訳ないです。

『九マイルは遠すぎる』のオマージュです。「梅雨のしらべを聞く前に 図書準備室に」という手紙とカッターの替刃の謎を探るちょっとしたミステリーです。 同名の主人公が大変な目に遭う、…

ネタをどこから出すか？　ここは彼には内緒…… 香鳴裕人さんの自主企画「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」への参加作品です。

香鳴裕人さんの自主企画「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」への参加作品です。 フィクションですよ！フィクション！ フィクションですからね！

香鳴裕人さまの自主企画「同題異話SR -June-『字句の海に沈む』」に参加させて頂きました。 今回はジャンル不問を意識したタイトルとのことで、初回の4月からエッセイを投下した捻…

水着にシュノーケルで遊んでいたときの恐怖体験を表現してみました。 ※スマホ推奨

香鳴様の自主企画「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」参加作 今回はエッセイで参戦

香鳴裕人さんの自主企画「同題異話SR -June- 『字句の海に沈む』」への参加作品です。 フィクションですよ！フィクション！ フィクションですからね！

香鳴裕人様主催「同題異話SR -May- 『きみに会うための440円』」 息抜きに今月も参加させて頂きました。 440円をどう料理するか、みんな違って面白い（みすず）。

ミタカミシロさんの自主企画「煙草と少女」のために書いたお話です。主人公がつらい現実に直面してしまった少女に拙いながらも誠実に向き合うお話です。最初はダークな感じにしようと思いまし…

同題異話SR「きみに会うための440円」に参加するために書いたお話です。片思いをしてしまった奥手な主人公が憧れの女性にほんの少し近づこうとするお話です。二人の距離感、雰囲気を楽し…

コンビニでアルバイトをしていた《高槻夕》は、同じ高校の《空町あかね》があるものを買う場面に遭遇する。 その一件以降は特に交流のない二人だったが、突然全校生徒の前で空色が高槻のこと…

　大学生の「私」が毎年春に、ひいおばあちゃんからもらった栞の桜の花びらにあるお願いをする。 　そこには、ひいおばあちゃんとの大切な思い出があった。 　香鳴裕人さまの自主企画｢同…

亀とお母さんが大好きな小さな男の子のお話。 亀の名前は亀次郎。 駅前の人工池にいます。 前出の作品 https://kakuyomu.jp/works/117735405…

亀とお母さんが大好きな男子のお話。 帰り道の会話の元になる「おもいで」も書いてみました。 「僕と亀次郎」を読んでからのほうがいいと思います。 https://kakuyom…