野々村鴉蚣

　短い作品なんですが、読み終わった後にすごく爽やかな気分になりました。夜勤明けの疲れた体で自転車に乗って、誰もいない街を駆け抜けるシーンの描写が本当に気持ち良くて、一緒に風を感じて…続きを読む

　一章まで読みました。 　この作品は、日常の息苦しさを丁寧に積み重ねることで読者の心を掴む、文学的な深みを持った作品だと感じました。 　息苦しい、痛々しい、生々しい。その中にあるリ…続きを読む

　この作品は、悪役令嬢もののジャンルに置いて、新鮮な設定だなと思いました！ 　最大の魅力は「3日間ループ」という独創的システムでしょう。 　魔力ゼロの侯爵令嬢カリナが、婚約破棄→…続きを読む

　この作品は、学園ミステリーに独創的なアプローチを持ち込んだ傑作です！ 　最大の魅力は「嘘の色が見える」という斬新な設定。 　影の制裁者・九条零司がポメラニアンのくーちゃんと出会…続きを読む

この作品は、現代退魔アクションの「王道チューン」として文句なしの出来栄えです！ 構成の巧さも特筆もの！出会い→学園編→街の暗部→教団殲滅→最終決戦と、章ごとに明快な目標設定で迷子…続きを読む

「ちょっとドキッ」とする場面がたまに差し込まれるんだけど、露骨さはなくて“香り”のように余韻で効いてくるタイプ。視線の動きや距離感、言葉の選び方で体温を上げ、物語の緊張を一段引き上…続きを読む

恋愛アシストAI「エミュラブ」に“模範解答”を委ねる主人公。 　この設定の強さがまず光ります。 　数値ログや推奨フローが表示される機械的な風景と、昼休み・文化祭・夕方の中庭といっ…続きを読む

短い文がつづいて、気もちがまっすぐ入ってきました。 はじめの「わたしの母は、のろうひと」で一気に世界に引きこまれます。 家庭環境の不穏さが静かに伝わりました。これからの話も読みたい…続きを読む

二話までの導入だが、設定の軸が早々に立ち、冬の街→店内のコントラストで物語に滑り込ませる力がある。文体は素直で読みやすく、会話の間合いも心地よい。 語り手の「あ、この人だ」に至る心…続きを読む

　ちょうど日本神話に関する作品を漁りたいと思っていた頃合に出会ったこの作品。ガッツリ神話じみているという訳では無いが、所々に散りばめられたキーワードや作品を彩る情報にワクワクさせら…続きを読む

　この短編は、徐々に成長していく違和感を上手く使っているなぁと感じます。 　特に蜘蛛の目に関する描写。小生は蜘蛛好きなのですが、明らかに「知っている蜘蛛とは異なるぞ」と思わされる描…続きを読む

　10の単語を必ず盛り込んで作品を作らなくてはならないテンタスク。お題の単語は一貫性のないてんでバラバラな言葉たち。にも関わらず、SF世界の日記として上手いこと昇華されている。 　…続きを読む

　テンタスクの条件にある難しいお題を、難なく自然に文章へ昇華させている。それでいて、キャラクターを立てつつストーリーを動かし、最後はクスッと笑えるように落としている。 　お題があっ…続きを読む

めっちゃゾッとしました。 そう来るだろうなっていう展開は読めていたにもかかわらず、書き方が自然で読みやすく、最後の展開は予想通りであったのにかなり恐怖を感じました。 少し前の描写で…続きを読む

　最近ラブコメ作品を書いているのですが、どうしても日常に潜む恋愛軸ある幸せを描くのが難しいと感じており、ラブコメ作品をなにか読みたいなと思い手に取ってみました。結果、気がつけば一気…続きを読む

小説投稿サイトを利用こそしているものの、読む際も書く際もレビューというものを一切気にせずに過ごしていました。 そういう意味では、小説投稿サイトそのものにあまり関心が無かったのかもし…続きを読む