「手術台の上で」 高1の時の作。シュール路線を狙ってみたもの。ある詩の一節に「手術台の上でミシンとこうもり傘の偶然の出会いのように美しい」というのがあって、シュールリアリスムの創世に多大な影響を与えたそうですが、そこからとったもの。
うまく話になっているかどうかは、読んでいただいて判断していただくとして、シュール路線を狙ったのは、これと、星新一ショートショート大賞受賞作の「ムラサキの鍵」だけです。
「不毛の惑星」 そうなんです。不毛なんです、惑星が。
「輸血の結果」 うーん。オチに納得していただけない方が、かなりいるでしょうねー。すみません。
「幽霊薬」 高1の時の作。第1回星新一ショートショート大賞で特選となった、「できすぎ」という作品と、ほぼまったく同じアイデア。つまりまあ、いいアイデアだけど、どこにでもあるということでしょうか。たぶんぼくのほうが、1,2年早いと思う。が、「できすぎ」の作者は賞品が、星新一先生と一緒に外国旅行。この差は大きい!
作品では書いてないけど、違いを言うと、ぼくのは塗る薬なので、靴底に塗らなければ、落ちないし、部分的に塗れば、使い方いろいろ。