「どこからかきた男」は、井上雅彦さん監修の書き下ろしアンソロジー「異形」シリーズのショートショート集「ひとにぎりの異形」(光文社文庫、2007/12刊)のために書いたもの。
久しぶりに納得のいくものが書けたぞ、という手ごたえを感じたのですが、井上さんにも気に入ってもらえたのか、巻頭を飾らせていただきました。二つ目が江坂遊さん。
実際のところはわかりませんが、なんとなく、優越感に浸たったりして。
「おいしい記憶」は、小説現代の星新一先生のショートショート投稿コーナーに送ったもの。
星先生とは、そこそこ親しくさせていただいていたので「お久しぶりです。」とか言葉を添えました。
ところが、すぐに星敬さんから、先生は病に伏せており、再起はまず無理、という話を伺ってびっくり。
結局、投稿コーナーの選は編集部でしばらく行うことになり、阿刀田高先生に引き継ぐ形になりましたが、ちょうど切り替わり時期に、小説現代のそのコーナーに掲載されました。
講談社の「ショートショートの広場 10」阿刀田高編(2000/1刊)に収録されています。