• SF

えっと、あとがきです。11

「電送機」 人間やら物体を別のところに移動させるって、昔からいろいろ書かれてますが、スタートレックとかでも。
 でも、ワープ装置でない限りは、物体をいったん何らかの情報に直して、電波か何か情報伝達手段で送って、移転先で、それを再構築するわけで。その「電波か何か情報伝達手段」って、この話にでてくる時差を考えてないとんでもないアホな助手がいるわけがないですが、同時受信しちゃったら、こうなりますよねぇ。
 そういう話って、見た覚えがないんですが、だれか気づかなかったんでしょうか。

「最後の願い」 魂って、このお話では「ある所から借りたもの」で、ちょっとすさんだ話になっていますが。
 まったく話はそれますが、魂って、実は1つだけで、死んだら時空を超えて虫だの恐竜だの、未来人だの、自分の親だの、祖先だの、自分の子だの、ケネディだの、シーラカンスだのに次々に転生していって、結局何兆もの過去未来一切の生命が一つに繋がっているんじゃないか、って思ってた時期があるんですが。そう思った方っていらっしゃいます?

「あちらとこちら」 光って、不思議ですよね。地球から200光年離れたところからみると、200年前の地球が「存在して見える」んですから。このお話は、その間に鏡があったら、というオチのお話ですが、なんだか存在というものを考えちゃいますよ。

「おせっかいな声」 当時はまだ、大学近くに日活ロマンポルノとかやってる映画館があったんですが、で、話の冒頭もそんなところから始まってたわけですが。
 古びない話にするってほどの気はないんですが、書き直しもいろいろめんどくさい。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する